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February 22, 2005

横浜トリエンナーレ 第4回作戦会議の報告

2005年2月19日、BankART1929 YOKOHAMAにて横浜トリエンナーレ 第4回作戦会議が開催されました。前回までのグループごとに机を囲んで話し合う形式と違って、今回は大勢の参加者が座る正面で横浜トリエンナーレ2005の総合ディレクターの川俣正さんが、まずトリエンナーレの概要と地域との関係を説明し、その後、参加者と意見交換するというものでした。

■横浜トリエンナーレ2005の紹介
まず、横浜市の文化芸術都市創造事業本部トリエンナーレ担当部長の石原敏明さんより挨拶がありました。石原さんは横浜トリエンナーレを続けていくことを深く思っています。以前訪れたベェネツィア・ビエンナーレのように横浜トリエンナーレが「市民のもの」となるよう祈っているとのことでした。
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次に、総合ディレクターの川俣正さんが横浜トリエンナーレ2005の概要を説明しました。川俣さんは、時間が無いことを逆手にとって、すべての企画が「見切り発車」にならざるをえないとしても、そのことでむしろ展覧会に躍動感が出てくるので面白いものになる、と肯定的にとらえようと提案を行いました。そして、限られた時間の中で、いかに今まで見た事ないような楽しく面白い展覧会を作るかを考えていると発言しました。また、横浜トリエンナーレ2005自体は既に始まっていて、会期である9月28日~12月18日も通過点にすぎないとも述べました。会場からは、「今回の展覧会のスタイルは川俣さんが作家として作品を作る時のワーク・イン・プログレスのスタイルのようだが、展覧会を個人の作品として意識している部分もあるのか?」と質問がありました。それに対して川俣さんは「私のいつものやり方を特に意識して持ち込むというのではないが、限られた時間と条件の中ではこのやり方しかないし、それがいちばんうまく行くと思う。あくまで皆で展覧会を作っていきたい」、と答えました。

■川俣さんを支える人たち
現在、既に多くの人が川俣さんをサポートしています。
まず、3名のキュレーターが紹介されました。そのうち、山野真悟さん(ミュージアム・シティ・プロジェクト運営委員長)は現在タイから中国へかけて作家探しに出掛けているため欠席でした。天野太郎さん(横浜美術館学芸員係長)からはメイン会場である山下埠頭の倉庫について、「外なんだか内なんだかわからないような空間。だからこそ、面白いことができそう」と述べ、芹沢高志さん(P3 Art and Environment ディレクター)は「川俣さんを中心に、とにかくやっていこうと思う。例えば、会場内にラジオ局を作ることや、休憩所を設けるために事前に市民から椅子を提供して頂くとか考えている」とのコメントがありました。芹沢さんはコラボレイティブ・ワーク担当で、市民との関わりをいろいろ検討されています。私たち「はまことり」の活動にも熱心に耳を傾け、今後のはまことり会議にも参加の意向を示されました。
写真家の安斎重男さんも、川俣さんのサポーターのひとりです。先日、はまことりが発行するフリーペーパーの創刊準備号にも、安斎さんが撮影した若き日の川俣さんの作品を掲載させていただきました。安斎さんは、30年あまり現代美術の記録を撮り続けてきた経験からトリエンナーレの記録を担当するとともに、川俣さんへのアドバイザーをつとめます。安斎さんは「(横浜トリエンナーレ2005が)終わった時、あー、やって良かったな、と思えるようにしたい。」とのことでした。
その他、前回の横浜トリエンナーレで作家として関わった人たちもアドバイザーを務めることになっているそうです。
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(画像左が天野太郎さん、右が芹沢高志さん)

■ボランティアについて
次に横浜トリエンナーレ2005においての地域や市民との関わりについて説明がありました。
まず、ボランティアについて話されましたが、現在、川俣さんが考えている在り方は大きく次の1~3の3つです。

1、横浜トリエンナーレでの実質的なボランティア活動
・トリエンナーレ開催に向けての実質的な補助
・トリエンナーレを支える実動部隊としてのボランティア
・対象はどこのどのような立場の人でもかまわない(横浜市民であろうが他の地域の人であろうが、男女を問わない)
・それぞれの部会で定期的にミーティングを重ねる

2、関連イベントとの関わり(何らかトリエンナーレと関係を持つもの)
・自主企画でトリエンナーレを盛り上げるにしても、トリエンナーレとなんらかの関係を強く持つもの。
・日時、場所以外、なんらかの関係性をトリエンナーレと持っているもの(企画コンセプト、連動イベント、その他)
・トリエンナーレ参加作家の関連イベントのサポート
・トリエンナーレ関連イベントのサポート

3、全く何も関係を持たないもの(同時期に何かを行うということ、あるいは横浜市民ということのみにおいての関わり方)
・自主企画で自主的に何か行う
・同時期に横浜市内で展覧会を行う
・トリエンナーレと関係を持たない 
・その他

特に1、において、現在考えている活動メニューは次の通りです。
1)参加アーティストの作品制作補助
2)各イベントの企画と実施活動
3)作家アテンド
4)編集、ドキュメント制作
5)会場運営
6)展示監視、管理、解説
7)その他

また、上記の各ボランティア活動グループに対して、それぞれ事務局・会合場所として旧関東財務局内の建物の部屋を確保されるそうです。そして、各部会の活動はトリエンナーレ事務局と連帯をとりながら、それぞれの部会の自主性に任せるとの事でした。ボランティアとしてに参加するには「ただ漠然と」でなく、各自が主体となって、さまざまな人とコミュニケーションをとったり、勉強や体験を積極的に積み重ねていくことが必要となるでしょう。
また、そのこと自体が大きな意味で作品体験することにもなる言えるようです。

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ボランティアの在り方について、安斎さんもご自身の経験を踏まえた上、意見を述べました。
「展覧会自体に対する興味の持ち方もさまざまあるように、ボランティアの受け止め方も色々あって良いのでは。要は、ボランティアに興味のある人たちが、どの部分で関わりたいかという個人的な関わり方の欲求と、参加可能な条件をリサーチし、整理して方向づけることが必要。」とボランティアをする側、される側、両者にとって充実したものとなるようアドバイスしました。


■本展ボランティアチーム竹原さんより
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本展ボランティアチームの竹原さんは「川俣さんの話を聞いてわくわくしている!」と嬉しそうに語った後、現在のボランティアチームの「思い」を紹介しました。
まず、横浜トリエンナーレ2001において残念だったことがあげられまいした。その内容は、せっかくボランティアをやりたいと思った人でも審査でふるいにかけられて参加できなかったり、監視ボランティアについてボランティアが業者に使われたことなどです。今回はそうならないよう、ボランティアをやりたいと思った人たちが主体となって「気分は遊び、気持ちは本気」を胸に、ボランティアマインドを共有しながら参加したいとのことでした。

■本展出品作家として参加!?
また、横浜トリエンナーレ2005の本展を面白くするような企画があれば提案して欲しい、との呼びかけもありました。条件としては、展覧会全体のテーマに沿って、かつキュラトリアルメンバーの構想する企画に合致するものであれば、とのことです。これについては、詳細が分かり次第、またお伝えします。

■これから始まる!いや、既に始まっている横浜トリエンナーレ2005
最後に参加者と川俣さんの意見交換の中で、既に横浜でアート活動をしている人たちから「周辺企画はどういう基準で本展と区別するのか?」など、本展と自分たちの活動の距離についての質問がありました。すると、川俣さんより「現在、活動している人、これから活動したい人、とにかくやりたい人たちで作っていきましょう!」との言葉がありました。
そして、これから頻繁に旧関東財務局に集まり、何度も話し合いを重ねて納得のいくものを作ろうとの提案もありました。

ちなみに、その旧関東財務局ですが、現在、下記のような使用を考えているそうです。
・横浜トリエンナーレアーカイブとして一般の人が自由に入れて、資料、カタログなどの閲覧が出来る。
・トリエンナーレ関係の各部会事務局。
・ボランティアミーティングルーム。
・セミナールーム(トリエンナーレ学校)
・自主カフェ
・学生ボランティア事務局・川俣ゼミ(勝手にトリエンナーレ)
・アーティストスタジオ(ホームスティ)


zenntai.jpg今回の作戦会議の参加者は、なんだか皆、既に横浜トリエンナーレ2005の渦の中に巻き込まれているようでした。勿論、はまことりもその中に含まれます。
現在、はまことり自身、多くの方に助けられ、少しずつ成長し、活動の幅も広がっています。
これからも「市民の視点」ということを忘れず、今以上、皆さんにとって分かりやすく、楽しめる情報を提供したいと思います。同時に、一方通行の広報にならないよう、是非皆さんと情報・意見交換もさせて頂きたいです。(ドイ)


投稿者 doikeico : February 22, 2005 11:53 PM

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結構盛り上がっているみたいです

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comments(2)

トリエンナーレ事務局様
こんにちは、はじめてお便りします。ある大学教授より、よこはまトリエンナーレ2005で「工業デザイン科の学生の作品を展示することが可能か!」と聞かれました。また「費用がどのくらいか!」とも聞かれましたが、わからず。教えていただければ幸いです。

加藤さん
初めまして。こちらはトリエンナーレ事務局ではなく、市民ボランティア広報チームになります。ですので、トリエンナーレ事務局へのお問い合わせは下記までよろしくお願いします。
http://www.jpf.go.jp/yt2005/j/inquiry/index.html

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