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February 07, 2005

花咲町アートプロジェクトpart1 続報

花咲町アートプロジェクトの続報。今回は2組の参加アーティストに作品の構想を聞きました。

■ヒトの気配を対照的な手法で表現
~牧田広海さん、見留徹さん
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「初めてこの家に足を踏み入れたときの印象は一言でいえば“不気味”。ヒトの気配は確かに感じる。だけど誰が住んでいたのかわからない、顔が見えない。この廃屋から受けた、そんな感覚を作品に投影しようと思いました」
『ヒトの気配』をテーマに、1階・2階に分けられた展示スペースで対照的なインスタレーションを表現しようとしているのが、牧田さん、見留さんの学生チーム。MoNoの長嶌さんが講師を務める学校で建築を学んでいるのが縁で今回の企画に参加。当初は別々に構想を練り始めましたが、ディスカッションを重ねるにつれ、抱いている印象が同じことに気づき、共に作品を作り上げることになりました。
1階スペースを担当するのが牧田さん。マネキンと天井からぶら下げられたフィルターを重ねて見ることにより、かつてこの部屋で営まれていた生活を客観的に“見ている”ような感覚を呼び起こします。逆に見留さんが担当する2階では、薄暗い部屋で、取り囲む蚊帳に映し出される映像等から外側の気配を感じることにより“見られている”感覚を鑑賞者に与えます。共通するモチーフ『ヒト』に、「見る」「見られる」ふたつのアプローチで迫ります。
「今回の展示は、普通の民家で行われる珍しい形のものでもあるし、普段アートに触れていない人も含めてとにかくたくさんの方に見てもらいたいですね」 050207_11.jpg




■空間は、想いつづける
~さとうかずゆきさん、Takeさん、山本ゆきこさん
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次にインタビューさせていただいたアーティストは、さとうかずゆきさん、Takeさん、山本ゆきこさんの3人。もともと丸岡さんの下で空間デザインを学んだ3人は、2003年に東京のペッパーズギャラリーで開催された展覧会など、お互いの時間をみつけては一緒に活動をしていらっしゃいます。こちらのグループは、前述の牧田さんと見留さんが「人間からの視点」に焦点をあてているのに対し、「建物からの視点」がテーマ。8色のロープを、のべ10数km分部屋に張り巡らせたり、無造作に柱を立てて、現在は住居として使われなくなった建物の、成長への想いを形にします。

平日日中は、それぞれデザインや設計などの仕事をしている3人。このプロジェクトに関わってみての感想や、意気込みを聞きました。
さとうさん「仕事の場ではクライアントの意図を汲み取ることが、いちばんの優先事項となるので、このプロジェクトにおける創作活動は、仕事の場ではあまりないことなので、面白いです。 」
Takeさん「ひとりでも多くの方にこの場にきていただいて、作品の前にたたずんで、作品を感じて欲しいです。」
山本さん「仕事では、常に新しいものを創り出すことが要求されます。あらかじめ存在するものを活かすこのプロジェクトは、仕事ではあまりないアプローチで新鮮です。」
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概観は周囲の建物と遜色なく「ここが廃屋?」と頭に?マークが浮かびましたが、一歩中に入って納得。歪んだ畳、ひびの入った壁…、時間を逆戻りした感覚に陥り、つい私もここに住んでいた家族を想像してしまいました。会場には靴を脱いでスリッパに履き替えて入ります。まるで他人のお宅にお邪魔しているみたい。そんな感じがとってもイイです。(イケダハナエ)

取材がてら、はじめて花咲町の辺りを歩いてみました。隣接するみなとみらいの雰囲気とは一変、ネコが気持ちよさそうに日向ぼっこをする姿が印象的な、昔ながらの住宅街といった感じがします。会期中は、ワークショップを随時開催!とのことで、アートを身近に、というプロデューサーの長嶌さん、丸岡さん、ならびに参加アーティストのあつい想いを感じました。桜木町へお越しの際には、ぜひ「花咲町」へ訪れてみてください。(澤田mito)


投稿者 澤田mito : February 7, 2005 12:20 AM

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