トリエンナーレに行って来ました
昨29日、開幕2日目の横浜トリエンナーレに行ってきました。
30ヶ国・地域から86の作家(グループ)が参加しているので、広い会場を見て歩くには4時間でも足りなかったくらい。
→ 横浜トリエンナーレ2005 公式サイト
駆け足で見て回った中でも印象に残ったものは、発想がユニークで、信じがたいほどのこだわりのパワーがありますね。
例えば、川俣氏が市民ラジオ「ポートサイドステーション」の公開録音(7/23)のときにも言及していた、ブラジル生まれのトニーコ・レモス・アウアッド。カーペットの毛玉をかき集めて小動物のオブジェをつくってしまい、それも完成形というよりは、あたかも溶け出したりちぎれたりしてしまいつつあるかのように(あるいは逆にいまだ生成途中のように)思えるような一瞬が形になってそこに無造作に置かれています。不思議な作品。
あるいは、照屋勇賢「警告の森」は、デパートやファストフード店などの紙製のショッピングバッグを箱形に広げて横に倒し、側面の2ヶ所を切り取って糊で貼り合わせて箱の中に木を出現させる、という小品ながらユニークな作品。

逆に中国の「ロングマーチ・プロジェクト」は作品そのもののスケールも参照している歴史のスケールも巨大で、一見しただけでは意味をとらえられず思考停止に陥ってしまうほど。
シンガポールの演出家でこれまでたびたび日本でも舞台作品の演出を手がけているオン・ケンセン(Bunkamuraで上演されたアジア多国籍版「リア」が有名)の「フライング・サーカス・プロジェクト」は、これまでプロジェクトの名前を聞くことはしばしばあったのですが、それがどのようなものかを想像することが出来ませんでした。
今回の展示では、カンボジア、ミャンマー、ベトナム、インドネシアなど東南アジア各地の現在または過去の生活を記録する映像であったり、インタビュー記録であったり、民俗資料の研究、収集であったり、さまざまな要素の集合体がこのプロジェクトを構成しているようです。
この他にも印象に残った作品はたくさんあるのですが、それらについては後日また出かけたときにでも追々ふれるようにしようと思います。
昨日は、開幕したばかりの平日の午後だったので、会場内はまだゆったりとしていました。美術を学んでいる学生さん風の若い人たちが多かったように見受けましたが、それとともに年配の方々も多かったように思います。
巨大サッカーゲームなど観客が実際に楽しめる作品もあるし、会場内でずっと卓球をやっているグループもあります(couma)。それだけで遊園地気分にもなれるし、並ばなくてよいのが快適です。
おまけに、先着500人限定なので見られないかと思っていた「ビュラン・サーカス・エトカン」を思いがけず見ることも出来、見応え十分の一日でした。皆さんもぜひ、早めにお出かけになって見ては。
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photo by shino kojima (a.k.a "k-tai de triennale")
投稿者 sota : September 30, 2005 04:50 PM
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comments(2)
爆竹、獅子舞、亜細亜、ストリートりえんなーれ
昨日は展示を見に行って、中庭の岩井成昭さんのミリオン・ママに感動!海が見える埠頭で夕暮れ時、電話ボックスに入り受話器を取ると、どこかのママの声が、「段ボールをかたずけなくちゃ」とやさしく語りかけるのです。不気味さと暖かさと不思議さが入り交じって素敵です。インドネシアのメラ・ジャラスマさんのシェルター・ミーはそれを背負うと歩く小さな移動礼拝堂みたいでキッチュでどこかアジア的な深いものを感じます。会場全体がまだ工事中の時、制作ワークショップに参加したフィリピンのアルマ・キントさんのソフトスカルプチャー、とっても愛おしい。展覧会中ずっと制作に参加できます。色々あったけど、一廻りしてゆっくり見ようと思ったオンケンセンのフライングサーカスプロジェクトの映像にはまって時間を忘れちゃいました。映像ではオーストラリアのショーングラットウェルは、公共の場所でのパフォーマンスが体感できちゃう面白さ。映像としても秀逸です。中庭の大画面映像も良かったけどあまりみれませんでした。金曜だけらしいのでまた来ます。タニシKさんの電気自動車に乗れるのは日曜だけらしいのでまた来ます。まだ見たいものたくさん・・・。
今日トリエンナーレのサーカス見に行こうとしたけど、なんだかんだで時間に間に合いそうになくて、気晴らしに中華街を抜けて行こうとしたら、なんと獅子舞が!空耳かと思ったら別の方でもやっている。合計4組ぐらいの獅子舞と楽隊がいました。それも店の中まで入っていったり、店の2階から吊る下げた大入り袋を獅子が2本足になって口にくわえる演出あり。小さな中学生くらいの子たちの獅子舞もいました。あの音楽と幻惑的な光景、しばらく忘れられそうにありません。ヴィラ會芳亭のあたりでは、トリエンナーレの展示を見た後の人もいたにちがいありません。トリエンナーレに来たら、中華街の展示も忘れず見てね。
あの通りには安くておいしい店、掘り出し物ありのアンティークショップあります。やっぱり自分の足で探さなくちゃね!
おおお!写真配置の仕方、今度教わらないと!!
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