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October 14, 2005

横濱散歩②(横トリ編)

はまことりbonneです。
日があきましたが、懲りずに散歩日記第二弾。
前回のレポートはこちら
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というわけで、トリエンナーレ会場見えて参りました。

銀色の建物に人が並んでいるのでそのまま後ろに続いてしばらくしているとなんか前にも後ろにも女子しかいません。「これってトイレで並んでます?」「はい」あらら。トイレでした。エントランスかと思った。出て来たおばちゃんの「もう、なんか使いにくくてわかりにくいわねえ」という声を尻目に(てかなにが使いにくいのか気になる!けど尿意がない&急いでるから並んでられない。次回だな。)もうちょっと右手のエントランスを見つける。というかコンテナが並びに並んでいる。
見えないかもしれないけど会場前でで人が並んで麺を食っています。どんな美術展だ。(いい意味で)
051009_1353eatingpeople.jpg


コンテナを抜けるとそこは横トリだった。

スタッフの方が昨日からの雨でかなり歩きにくい状況になってます。無料バスをご利用ください。というアテンドしているけれど、私は長靴なので平気。
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でもわりと地面がぬれてて所々に水たまり。


開場まで700メートルあるから、結構あるよ、と言われていた道はダニエル・ビュランの赤白のフラッグがずっとはためいていて、左手にはすぐ海。向こう側にはみなとみらいが見える。普通に使われている倉庫もあって、人が働いている。そんな風に見るものがたくさんあるので別に遠く感じず楽しく歩ける。ビュランのフラッグは風にはためいて、おいでおいでしているみたいに見える。ウェルカムトゥヨコトリ、と言われてるみたいに。やってきましたよ、とわくわくしながら、この距離感がいいなあと思う。


051009_1412entrance.jpg

ああ、本当に倉庫なのだ、と思ったのはいよいよビュランフラッグが切れて、目の前に本当のエントランス、というか入り口が見えた時。開場はじには自動販売機があったりして。あれってもともとあったものなのかなあ、と思いながら中に入る。


 おお、雑然としている。人もいろんな方向で歩いている。広い広い会場にぼーん、ぼーんと作品が並んでいてどれを見るか自分で選ぶかんじ。
 気の向くままに歩いて、まずはタニシKさんの展示を見たりしながら、奥に進むと、高松次郎さんの作品にぶちあたる。これってこのトリエンナーレのトリにするためにもって来た、と何かで読んだけど最初に当たっちゃったなあ、まあいっか。やさしいかげたち。存命じゃないアーティストってこのかただけではないのでしょうか。もしかして。

 ジャズプロの休憩に来ていてあんまり時間がないので、まずはさーっと歩きながら気になるものを見て行く。マップをいただいたけれど、見ることがなかったので旅に来て、歩いてみてその場所の感覚を染み込ませるという角田光代さん的歩き方で。今日はこの場所と親しくなる日。

 最初のコンテナ(今地図で確認すると3A)を出ると中庭。環状に並んだ電話ボックスが見えた。岩井成昭さんの<ミリオン・ママ>だ。やった。これ見たかった。というか聞きたかった。

051009_1429million.jpg

電話をとると、だれかのおかあさんからのメッセージ。何度か聞いてると笑えてくる。そしてちょっとだけ泣けて来た。私も母親に電話しないとだなあと曇り空の下、だれかのために発せられた言葉を聞いてしまいながら私は自分の母への言葉をぼんやり考える。

051009_1426~sowhat.jpg

 岩井さんの電話ボックスの前にはMaria Wirkkalaさんというフィンランドの作家の<So What: zebra goes to art festival>という作品。コンテナとコンテナを線で結んでその上にちっこい動物がつなわたりするようにある。かわいい。見上げる形。お客さんが動物たちと同じように平行に並んで携帯で写真撮っているのが笑えました。いいのかと思いつつも、これってもう風景だもんなあ、仕方ないような気もする。

 またコンテナの中に戻る。いろんな所に休憩スペースとか座る所があるなあと、気がつく。いろんなところにソファや椅子があって、暗がりの所にあったソファでは人が寝ていたりして面白い。これはどうやら<ソファ・プロジェクト>というものらしく、横浜市民の方を中心にいらなくなったソファを集めて来てグレーのカバーをかけた、というものらしいです。どこかの家で使われてたソファたちで休憩する人々。いいかんじです。休日のデパート感漂って。(会場でお会いしたキュレーターの芹沢さんからの情報でした。)
051009_1538~sofa.jpg

あと気になったのはキュレーターマンのザ!アジアな檻の横にある卓球台。人々が卓球に興じている。これは6人からなるアーティスト集団COUMAの作品だそう。卓球好きアーティストたち集まったのがきっかけで結成され、集まっては卓球し、それが何らかの作品に純化されたものらしいです。映像になったりとかしてます。そういう余剰ななにかから生まれる表現行為、というのはある意味ものづくりの原点になりうむるなにかを含んでいるのではないだろうか、と考えつつも、参加者は完全に卓球を楽しみ、横ではおかしなゲームが行われている。会場内で最もシュールな空間だと思いました。
051009_1458~kouma.jpg


あと、黒田晃弘さんの似顔絵を書く現場に行ったり、FM横トリのサポーターの方に取材させていただきつつ(これも近日公開します)
時間内の関係で今日はこれでお開き。今度はビュランフラッグにさよならされる。
051009_1544~01.jpg


うーん、全然全部見れたかんじがないよう。これは普通にいちげんさんでは無理だなあ。観客の是非足しげく通って欲しいものです。そして観客から参加者になると楽しめるのでしょう。きっと。これはまきこまれてなんぼの展覧会(果たしてこれが「展覧」するだけのものなのか、という問題も内包しつつ)
とりあえず初回の雑感をレポートしてみました。それでは。また次回のなにかでお会いいたしましょう。


投稿者 Bonne : October 14, 2005 08:37 AM

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