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November 30, 2005

12/12**ポートサイド・ステーション]公開録音 & Salon Vol.4**Le cadeau de Noel ~クリスマス・コンサート~


横浜市民ラジオマガジン [ポートサイド・ステーション] 公開録音 & Salon Vol.4

Le cadeau de Noel
~クリスマス・コンサート~


満天に輝く星を、もう都会では満喫することが難しくなって久しい2005年の暮れ、繊細かつ豊穣なフルートとギターの調に身をゆだねて宇宙空間を旅してみませんか。
前回の公開録音でBankART 1929の音像空間としてのすばらしさに魅了されたフルーティスト・荒川洋さんとギタリスト・マーチン・フォーゲルさんが、今回さらに会場の音響特性を最大限に活かせる曲を選曲して再度公開録音に臨んでくださいます。歴史建造物BankART1929の空間に共鳴して醸し出されるアコースティックな音の空間は、きっとあなたをクリスマスにふさわしい精粋な世界へと導いてくれることでしょう。
これを機会にBankART 1929 Yokohamaがクラシック音楽空間としても魅力的な会場であることをあらためてご確認ください。
発見大好きなあなたにとって、今年の最後を飾るのにふさわしいクリスマス・コンサートとなるはずです。

____________________________________________
●日時:12/12(月)
19:00開場 19:30開演 21:30終演
●会場:BankART 1929 Yokohama (1F Hall)  (Map=ページ下部)
横浜みなとみらい線「馬車道駅」1b出口[野毛・桜木町口(アイランドタワー連絡口)]
〒231-8315 横浜市中区本町6-50-1 TEL : 045-663-2812 FAX : 045-663-2813
http://www.bankart1929.com/
●料金:当日券2500円 前売り券2000円
(BankART Life 24時間のホスピタリティー ~展覧会場 で泊まれるか?~の入場券が添付されます)

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●出演
荒川洋/フルート 
マーティン・フォー ゲル/ギター 
●プログラム
Bach:flute sonate E-miner
Schubert:アルペジオーネソナタ
荒川洋  Le cadeau de Noel
ほか

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●主催: 荒川洋音楽事務所+ポートサイド・ステーション株式会社 
●協力:Bank ART 1929
●お問合せ: ポートサイド・ステーション株式会社
〒231-0002 横浜市中区海岸通1-1 えきさい会大桟橋ビル401
Tel. 045-520-2855 Mail wada@portside-station.net
http://www.portside-station.net/

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●プロフィール
 荒川 洋(フルート)
宮城県出身。津田沼高校音楽科を経て1991年国立音楽大学に入学。1993年、同校第三学年在学中に故アラン・マリオン、イダ・リベラ女史の薦めにより、パリ国立高等音楽院に入学。第14回日本管打楽器コンクールにて入賞。1997年、同音楽院フルート科をプルミエ・プリ(第一位)で卒業。1998年帰国後、小澤征爾に認められ、同年6月から新日本フィルハーモニー交響楽団のフルート副首席奏者として就任。日本各地でのリサイタルや、フランス、イタリアなど海外での演奏活動も行う。
 マーティン・フォーゲル(ギター)
スウェーデン出身のギタリスト。スウェーデン、日本での活動はもとより、イギリスを中心としたヨーロッパ各地で演奏している。ゴッセンベルク音楽院、英国王立音楽院でギター、指揮を学び、スウェーデン王立音楽院奨学賞での優勝や、東京国際ギターコンクール4位など、国内外で数々の賞を受けている。また故郷ではリートシェピング文化賞を受賞。スウェーデン・ラジオでのライヴ出演や、ストックホルム・ギターフェスティバル等の音楽祭やロンドン、クウィーン・エリザベス・ホール、ウェアハウスの現代音楽シリーズにも出演している。現在、武満徹ギター作品の全曲録音プロジェクト(スウェーデン協会後援)を行っており、ギタリスト福田進一氏に師事している。またリートシェピング音楽祭(スウェーデン)を立ち上げ、現在、音楽監督を務めている。



November 29, 2005

AAN/Artist Profile vol.3■アーティスト・トーク:ナウィン・ラワンチャイクン

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 ■■■ ■■■ ■ ■  [Art Autonomy Network]
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■AAN/Artist Profile vol.3■
Navin Rawanchaikul's Talk :About My Projects

アーティスト・トーク:ナウィン・ラワンチャイクン

日時:12月4日(日)19:30-
場所:北仲WHITE 111号室
(accessはこちらから→http://www.kitanaka.jp/access.html
入場料:500円(1ドリンク付き)


AANでは、アーティスト・プロファイルとして、
タイのアーティスト(現、福岡在住)、ナウィン・ラワンチャイクンを紹介します。

ナウィン・ラワンチャイクンは、現在、横浜トリエンナーレでthe super(m)art @ yokohama projectというゲームをしながらアートの世界の物知りになるプロジェクトを展開中です。
これは50年後の横浜トリエンナーレが舞台という大変ユニークなプロジェクトとなっています。
http://www.yokohama2005.jp/jp/C.php#7

また、今年2月にチェンマイで開催された「別の世界に飛んで行こう」(www.www.flywithmeproject.org)という「アート+コミュニティ」プロジェクトのドキュメンタリー・ヴィデオ(45mim.英語字幕つき)も上映します。
母国、タイの現代美術の状況を自ら変革しようとするアーティストの活動を知る素晴らしい機会となるでしょう。
ぜひ、みなさまお誘い合わせの上、ご来場ください。


■主催:AAN:Art Autonomy Network
■協力:北仲BRICK&北仲WHITE
■お問い合わせ:080-5071-5703(AAN)、info@a-a-n.org


Take ART Eazy!! 横浜トリエンナーレ応援ネットラジオ**これまでに放送したアーティスト・インタビュー


Take ART Eazy!! LOGO By Akira Takahashiポートサイドステーションは、9月の横浜トリエンナーレ開幕からアーティストのインタビューを中心に、ポッドキャステング番組を放送中です。
ポッドキャステングとは、アップル社の音楽管理ソフト、iTunesを使って番組を楽しんだり、iPodなどのデジタル・ミュージック・プレーヤーに番組を転送する新しい仕組みのことで、新時代のラジオとも言えるものです。
iTunesをお持ちの方はここをクリックすると、iTunesでTake Art Eazy!の番組ページが開きますので、ぜひ登録して楽しんでください! 
もちろんiTunesをお持ちでない方も、こちらから通常のインターネットで番組を楽しむことができます。
閉幕まで1ヶ月をきった横浜トリエンナーレ2005ですが、今後も続々とアーティスト・インタビューを放送します。ルゥ・ジェさんやクレイグ・ウォルシュさん、タニシKさん、屋代敏博さんなどのインタビューを放送予定です。どうぞご期待ください!

 "Take ART Eazy!! Roll wiz'it!"
 出演:井上玲
 撮影・編集:菊池亮/和田昌樹(ポートサイドステーション)
 協力:FMヨコトリ(大榎淳+上屋番+みかんぐみ)


これまでに放送したアーティスト・インタビュー

●黒田晃宏さん
 1-2

ガゼルさん(イラン)×嶋田美子さん

●ナウィン・ラワンチャイクンさん(キュレーターマン)
 1-2

●土谷享さん(KOSUGE1-16)×塚本由晴さん(アトリエ・ワン)
 ×広瀬一郎(スポーツ総合研究所)×ヨココム
 1-2-3-4

インゴ・ギュンターさん

●桃谷恵理子さん
 1-2-3

篠原有司男さん

ルゥ・ジェさん(ロングマーチ・プロジェクト)

オン・ケンセンさん(フライング・サーカス・プロジェクト)

堀尾貞治さん+現場芸術集団「空気」

照屋勇賢さん

川俣正総合ディレクターによる作品レクチャー

●インタビューの他にもお知らせなどいろいろな番組もあります。
 番組タイトル一覧


November 28, 2005

秋山一二@ソイ・プロジェクト


はまことりのカメラマン、秋山一二さんの作品がトリエンナーレ会場で展示されています。

Soi Music Fes を撮影した写真がソイ・プロジェクトのブースの壁にたくさん展示されています。そのうち30枚ほどが秋山さんの写真。展示は11月25日から30日まで。


「横浜トリエンナーレ2005現代詩の夕べ」トーク&リーディング開催


★「横浜トリエンナーレ2005現代詩の夕べ」トーク&リーディング開催★

現代詩において第一線で活躍されている方々をお招きし、本展ディレクター川俣正との対談とポエトリー・リーディング(朗読)を開催します。「言」・「声」と「イメージ」「場」の掛け合いにご注目ください。

■白石かずこ

12月2日(金)

17:30開場18:00開演

ゲスト:井野信義(ベーシスト)


■荒川洋治

12月4日(日)

16:00開場16:30開演


■谷川俊太郎

12月6日(火)

16:00開場16:30開演


会場:

本展会場内、入場口付近サーカス会場(MAP1-4b)*雨天時:本展会場(MAP2-3A)



November 27, 2005

ぺぺ馬場キネマ劇場「スクラップ祭り~波止場へ」


12月2日(金)~5日(月)の期間、横浜トリエンナーレ会場周辺の近くで、路上展を開催します。ゴールでは映像の上映などを行っています。アーティストの寺上匠さん、念写写真の岩田幹夫さん、ペペ馬場キネマ劇場のスタッフが作ったオブジェや絵、映像作品、そして風景を楽しんでいただきたいイベントです。
知らぬ町を散策しながらの旅を。
新山下の町の中に小さな絵やオブジェを隠します。地図を使って探してください。

【開催内容】
期間:2005年12月 2日(金)~ 5日(月)
午前 10時から午後3時まで * 4日(日曜日)は午前8時から
所要時間:約1時間~1時間30分(予想)
参加費:無料(面白かったらカンパしてください)
* ゴールには、映像作品の上映、特設“冥土カフェ”を予定しています。

【場所】
山下公園:横浜トリエンナーレ会場の近く。 山下埠頭入口の筋向い。
順路を厳守する必要はありません。コース途中からでも参加できます。
* 必ず地図をご持参ください。11月25日ころ地図が下記サイトにアップされます。

 ◆ 小澤ともみちのサイト「ペペ馬場キネマ劇場」
 http://filmmaker.jp/
 ◆ 寺上匠のサイト「ようこそ!スクラップ街へ」
 http://www1.odn.ne.jp/scrap-town/ScrapTown.htm

【出品者】
寺上匠、神保真規子、上西慶子、高梨麻紀子、酒戸真理、上原智、船山智成、辻直之、中山恭介、小澤ともみち、岩田幹夫、居島知美、おぎわらまなぶ

【アクセス】
スタート地点:山下橋交差点掘川ぞいの植えこみ
みなとみらい線 元町中華街駅4番、5番出口 徒歩 5分
JR京浜東北線 石川町駅 元町口 徒歩15分
横浜市営バス2、8、20、26、47、58、89、109系統 山下埠頭入り口下車 徒歩2分

【注意事項】
* 特に申し込み等は必要ありません。後に掲載される地図を入手し、開催中に当該のエリアで自由に行動してください。
* 地図に掲載された「スクラップ」は主催者の意図しないところで紛失する可能性があり、必ず見つかるものではありません。
* 会場には公道も含まれています。大型トラックも通りますので、必ず歩道を歩き、交通ルールを守ってください。
* 雨天の場合、散策が困難です。御注意ください。
* 防寒着をご用意ください。
* 雨天決行ですが、途中に足場の悪いところもあります。履き慣れた靴でお越しください。



12/4★第3回サポーターズパーティー


第2回まではZAIM一階ラウンジで開かれてきた横浜トリエンナーレ2005サポーターズパーティーですが、やる度に参加者が倍増。やむなくZAIM2階のトリエンナーレ学校教室で開催することになりました。
教育の場でこんなことやっていいのか!

前回は川俣氏の希望で「おでん」が供出されましたが、今回は「芋煮」。厳選された豚肉を用意しました。
酒もついて前回と同様会費2百円! アートプロジェクト「スナック紫乃」も再起動!

サポーターのみなさん、そして、これからサポーターになりたい人もこぞって参加してください。

日時:12月4日(日)19:00開始~分からぬ!
会場:ZAIMビルトリエンナーレステーション2階
アクセス:中区日本大通34番地 旧関東財務局
みなとみらい線日本大通駅下車 又は JR・市営地下鉄関内駅
下車)横浜公園前。

大盛況だった第2回サポーターズパーティーの様子はこちら
http://www.ycan.jp/archives/2005/11/post_73.html


November 26, 2005

Hi!横浜編集局「新着! トリエンナーレ情報」動画配信

横浜市市民局提供の横浜PR番組「Hi!横濱編集局」の特集として放映(テレビ神奈川・11月5日放送)されたハマトリ紹介番組がインターネットで配信中です。

“参加型アート”がひしめく会場に優木まおみ記者が潜入リポート。
トリエンナーレの魅力が満載!!
http://www.city.yokohama.jp/me/shimin/geijyutsu/topics/triennale.html#DOGA
12月18日の会期終了まで掲載。


November 25, 2005

12/2-4★第4回デジコンフェスタ横浜開催


横浜のデジタルクリエーターのスーパースター、ヒラヤマユウジ率いる「デジコンフェスタ」がやってきた。

横浜のデジタルコンテンツ・クリエーター、IT関連企業に関わる人材育成を目的とするデジコンフェスタは、回を重ねるごとにパワーアップ。今年は、インターネットリアルタイム中継や、日本を代表するデジタルクリエイター集団「アジアグラフィック」の展覧会をはじめ、人気デジタルイラストレーター達の作品や「メディア芸術祭」の受賞作品も展示。こどもデジタルアート教室や企業向けのITセミナーの数々等イベントが盛り沢山。さまざまな人が楽しめる3日間だ。

第4回デジコンフェスタ横浜
http://www.idec.or.jp/digi/

[日程]12月2日(金)・3日(土)・4日(日)
[会場]横浜ワールドポーターズ6階 催事会場
(みなとみらい線「みなとみらい駅」「馬車道駅」徒歩5分)
〒231-0001 神奈川県横浜市中区新港2-2-1
[入場無料]

[主催]デジコンフェスタ横浜実行委員会
ジョイントワークス、横浜コンテンツネットワーク、武蔵工業大学、岩崎学園、神奈川情報文化専門学校、デジタルハリウッド横浜校、tvk(テレビ神奈川)、FMヨコハマ、神奈川新聞社、横浜市、(財)横浜産業振興公社 (順不同)


November 24, 2005

横浜トリエンナーレ2005キュレーター芹沢高志さんインタビュー

僕にとっての展覧会とは「場」と関わり、観客を「旅」へいざなうこと

■横浜トリエンナーレ以前のことについて
はまことり(以下H):過去、芹沢さんが開催された展覧会の中で、特に芹沢さんのキュレーションを特徴付ける展覧会と、そこで果たされた役割について教えてください。

芹沢さん(以下S):やはりデメーテルでしょうね。正式名称は、とかち国際現代アート展「デメーテル」。2002年に開催された展覧会です。「デメーテル」のときは、今、川俣さんが横浜トリエンナーレでやっているような総合ディレクターの役割を引き受けました。あとで横浜トリエンナーレのことを話すとき、どうしても触れると思うから先に言っちゃうと、ぼくは基本的に横浜トリエンナーレのように100人くらいの規模の大規模展というのはどうもしっくりこない。自分の体質にあってないと思っています。

ぼくは現代アートの一番の面白さって、つくっている人が自分たちと同じ時代を生きていることだと思っている。いくらすごくても、ゴッホとかルノアールとは、たとえば9.11のことを話せないじゃない。でもこの面白さ,まだ、みんなで共有するのが、なかなかうまくいかないですね。

H:なかなかうまくいかない理由をどのように考えておられますか?

S:この面白さを共有していくためには、みんながそれぞれ、自分の体験したことをあとからきちんと振り返ってみる必要があると思う。なんでもそうだけど、走っている最中に、今,起こっていることの意味を感じ取るのは難しいことですよ。現代アートもそう。まさに同じ時代を一緒に走っているわけだから,つくっている方も観る方も,よくわかってないことが多い。逆に言えば,わかっちゃって走っているなら、とくに面白くもないわけです。意味というのは,いつも「あとから」やってくるものですよ。振り返ってみて、ああ,そうだったのかと意味がわかる。その今,わかった意味も,またあとから振り返れば,違ったものに変っているかもしれない。

現代アートは,特にその側面が強いと思います。今はよくわからなくても,あとから,あー,と思うことがよくある。アーティストも,ぼくと同じ空気を吸っている、同じ時代を生きている人たちの表現活動なんです。しかも大部分のアーティストは、頼まれもしないのに、なんでこんな馬鹿なことを?というようなことを敢えてやっていくわけですね。一緒にやっていると、なぜそんな苦労をしてまで彼らはそんなことをやっていくんだろうと考えて、そこから自分でも気づかなかった共通の問題意識を発見することもある。また、アーティストは極端だから、普段の日常では気づかなかった問題を違う角度から気づかせてくれることもありますしね。

そういう観点からすると、自分と一緒に生きている生身の人間を相手にするわけだから、キュレーターとかディレクターといっても一人の人間だし、きちんとつきあえる限界がある。相手も今を生きる個人であり,キュレーターやディレクターも個人です。一度に100人もの人間といっしょにどっぷりやっていこうとしても無理があるわけですよ。

言い方によると批判的に聞こえるかもしれないけど、横浜トリエンナーレや越後妻有のトリエンナーレでも,ひとりの担当者が抱えるアーティストの数は多すぎると思う。

こういう考え方を持っているので、デメーテルのときは、ちょっと無謀だったけど、思い切って10作家にしてみたんです。

H:確かに、デメーテルのウェブサイトを拝見して、作家の方が少ないという印象を受けました。

S:展開する場所は今回の横浜トリエンナーレとは比較にならないほどの広さの20ヘクタール。帯広の競馬場を使ったのです。競馬場といっても、馬が走るレーストラックではなくて、バックヤードにある、馬を飼っておく厩舎エリア。そこが実に魅力的な場所で,昔の帯広の風景を保っている感じがしたから、そこを使ったのです。

競馬場厩舎地区は、今回の横浜トリエンナーレの山下埠頭倉庫と同じで、普段は社会から切り離されて、一般人が入れない場所なのね。それを現代アートの力によって「場所を開く」。デメーテルの場合は特にその意味が強かった。十勝にとって、馬は開拓を象徴しています。十勝の成立の仕方が、アメリカやカナダに似ている。アイヌという先住民との関係を考えても,開拓は複雑な歴史だ。そしてその開拓の歴史には馬がすごく関わってきたわけだし、実際にそこに残っている風景は、社会と隔離されていたがゆえに、昔の帯広が残っている。このランドスケープは、ある種,記憶の保管庫なんですよ。実に魅力的な場所だった。一般の人は現代アートの展覧会と言っても興味を示しにくいですよね。だから現代アートから入ってもらうのではなく、まず風景から入ってもらって、風景を再発見してもらう。服地の地と柄という言い方があるじゃない。風景が地。とってもいい地を持っているのだけど、普段あまりに見慣れていて,そのすごさに気づかない。なので、そこにすごく珍しい柄、現代アートの作品をぽつんぽつんと置くことで、地そのものを強調する。地と柄の関係というイメージで、デメーテルは設計しようと思いました。

最終的にどうしたかというと、広大な風景のなかに作品を点在させ、観客は地図をもって会場を回っていくようにしました。次から次へと現代アートを探して旅をして、また戻ってくる、そんな「非日常的な旅」。ありがたいことに、ちょうど同じ頃、「千と千尋の神隠し」が上映中だったのでよく例に使いました。千尋の世界の方が現実だけど、彼女はトンネルをくぐって別な世界に入ってしまい、不条理なことに次から次へと遭遇していく。それを現代アートになぞらえて、「普段はこんなことありえない」状況と、観客が次々遭遇していくように作品を配置していきました。

千尋は旅をしていくなかで、今まで自分がこうだろうと思っていたことが成立しなくなって、試練や苦痛を乗り越えていく。そして,人として成長していく。彼女は降りかかる不条理に対して「わからない」と逃げ出すのではなく,精一杯それと向かい合う。ユリシーズやオデッセイア、ロード・オブ・リングも、すべて旅の物語です。物理的な意味での旅であるとともに,精神の旅でもある。デメーテルの場合、次々とアートを探して帰ってくる、ひとつの「旅」にしたいと考えたんです。

H:いろいろ過去の展覧会などを拝見したり、今のお話をお聞きして、芹沢さんは、キュレーターというよりは、川俣さん的な「つくる」要素を持っていると感じたのですが、その辺についてはどう思われますか?

S:ありがとうございます。(笑)ぼくや山野さんの場合,どうもキュレーターという肩書きが居心地悪いんです。自分はキュレーターじゃないという自負もあるし、アートを専門的に学んできたわけでもないのにキュレーターと名乗っていいのか、申し訳ない、という恥ずかしさもある。

今振り返って自分の仕事が何に近いかっていうと、映画のプロデューサーに似てる部分があるなって思います。

キュレーターというと、あるものを選んでくるケースが多いですよね。しかしそうではなくて、最初にアーティストからプランが出てきたら、ここはちょっとこういう風にしたほうがいいんじゃないのかとか、予算のことも頭に入れながら、対話をしていきます。それでアーティストのほうも納得してくれたら、作品をつくっていく。ぼくのはそういうやり方なのね。

映画の場合、気に入った原作があって、これを誰に撮ってもらおうかというところから始まる場合もあれば,とにかくこの監督と一緒に仕事がしたいというところから始まる場合もあるだろうけど、要するに自分たちの映画をつくって欲しい監督候補と徹底的に話し合うところから始まるわけです。で、これなら、と、両者がピンときたら,そこからプロジェクトが始まる。アーティストには作品づくりに没頭してもらい,ぼくらはプロデュース側に立つことになる。だけど、一番始めのところは未分化な状態で対話を続けていく。まあ,その意味で,「選ぶ」というよりは「つくる」という感じなんでしょうね。

P3では、一人のアーティストと仕事をすることがほとんどなんですよ。キュレーター的な考え、今これこれのテーマが美術史の流れの中で重要だから、この作品とこの作品とこの作品を選びますというようなやり方はとらない。「こいつと何かしようぜ」というノリで選ぶわけです。だからね、今回のような大きな国際展は、ちょっと自分のスタイルではない気がするんです。

デメーテルのときは、総合ディレクターだったから、最初にあった枠組みを全部変えるところから始めようと思いました。構想では,ごく普通の展覧会だったんですよ。でも、敷かれたレールを変えるのは大変で、1年かかりましたね。それに比べたら、オープニング前夜に台風がきて大変なことになったことも、大した問題じゃなかった。(笑)

■今回の横浜トリエンナーレについて
H:今までお聞かせいただいたお話を踏まえ、今回の横浜トリエンナーレにおいて芹沢さんは個人的にはどうなったら成功と思われますか?

S:100人近いアーティストとはいつものようには深くは関わりあえないけれど、自分が担当していく作家とはなるべくいつものようなやり方で密にやっていきたいですね。

だけど、気をつけなければならないことは、横浜トリエンナーレというのはぼく個人が全体をディレクションするのではないということだけでなく、川俣さんも含め,自分たちのカラーだけで勝手に創り上げていけるようなクラスではないんです。もちろん,出来上がったものは自分たちのカラー以外の何ものでもないのだろうけど,それでもひとりでやっているのとは比べ物にならないほど,考慮しなければならないことが多い。一人芝居をしているステージではないんです。

そういう意味で、僕なりの成功の基準は、どこまで社会を巻き込んだかということかな。巻き込みがうまくいけば、僕にとっての横浜トリエンナーレ2005というのは意味があります。限られた現代アートの専門家に評価されるのではなく,だからといって社会に迎合するわけでもなく,その上で,これまで現代アートに疎遠だった人々にもよろこびや驚きを与えられるなら,それこそが満足のいく成功です。

H:横浜トリエンナーレにおいては、芹沢さんの個人的なカラーを押し通すのではなく、どれだけ社会を巻き込んでいくかを特に主眼とするということですね。

S:そうです。市民本位の国際展を動かしていくには、いろんなことをやっていかねばならないし、キュレーター業務を逸脱する、雑用といってしまえば雑用とも言えることも数多い。正直に言えば,自分として,あまりやりたくないこともたくさんあります。でも,今回は割り切った。

H:出展作家は誰がどのように選ぶんですか?

S:天野さんがアジア以外のすべて、山野さんがアジア、ぼくがその他のよくわからないところを担当します。(笑)。とはいっても、担当というのは最終的に決めることで,作家を選ぶ際は、川俣さんを含めた4人のキュレーターチームの合議で決めていくわけです。
今回の場合は、川俣さんがビジョンを出して、キュレーターはそのビジョンを実現させるのがミッションと割り切っているから、キュレーター間の関係は珍しいほどとげとげしなかったですね。川俣さんがやろうといったら実現させる。よっぽど首をかしげる場合は、やめてもらったけどね。(笑) 川俣さんがフィルターの役割を見事に果たしています。

■横浜トリエンナーレ以降について
H:今後芹沢さんご自身が横浜トリエンナーレ以降に開催していく展覧会の展望や、やってみたいことを教えてください。

S:今までぼくがP3でやってきたスタイルを、そのままやっていくんでしょうね。そして、やはり「旅」が重要なテーマになる。組織が巨大化して、動きが鈍化していくのもいろいろ見てきたから、一つ一つの仕事をプロジェクトと考えて、必要に応じてチームをつくり,身軽に旅ができる機動的な形態でやっていきたいと思っています。

話は元に戻るんですが、そこも映画づくりに似ているな、と思うんですね。フランソワ・トリュフォーが監督した「アメリカの夜」という映画があります。夜のシーンを撮らなければならないとき、昼のシーンを夜に変えてしまうやり方があって,それをアメリカ式夜というらしいけど、つまりこのタイトルは映画の世界のことですね。監督自身も監督役を演じてたけど、これは映画ができる過程を描いた映画でした。ロケが始まっても,まあ,いろんなすったもんだが起こり続ける。妊娠を隠していた女優のおなかが途中で大きくなってシナリオを書き換えることになったり,俳優同士ができちゃったり,まあ,とにかくいろいろあるわけですよ。でも、次々と起こる予期せぬ事態を乗り越えて,なんとか映画を撮り終わる。するとチームは解散し,ひとり,またひとりと現場を去っていく。P3が組織するプロジェクトチームもそんなもんで,この辺が映画づくりに似てるなあと思うんです。

H:芹沢さんは元々建築畑のご出身ということですが、建築家ご出身だったのが、かえってよかったようにお見受けしましたが。

S:良かったと思いますよ。でもね、ぼくは、元々数学やっていたんです。数学から建築に移り、都市・地域計画に従事しているなか,たまたま、ある建築計画に関連して、アートに関わることになった。ぼくの人生は事故の連続みたいなものですよ。今回の横浜トリエンナーレも、川俣さんに誘われて「ほんとかよー!!!」という感じだけど、(笑)「また面倒に巻き込まれて」と思うか、「どうせなら楽しんでやるか」と思うか,それは考え方次第でね。

H:最後に、ご家族は芹沢さんのお仕事に関してどういった感想をお持ちですか?

S:子供はいないのですが,母親は健在で,ときどきぼくの仕事を見に来てくれますが、まあ,息子がやっているという一点だけでほめてくれる。(笑)

H:奥様のほうは?

S:「あたしは奥さんじゃないから感想なし!」という返事でした(笑)。補足すると、奥さんじゃないというのは,横浜に行ったまま帰ってこない夫の現状と、同じP3の経理スタッフであるということから。でも、「うれしいに決まってるじゃないの」とも言ってくれましたが。

H:それは、なんとも素敵なコメントですね。(笑)今日は本当にお忙しいなか、お時間割いていただいて、ありがとうございました。

(はまことりの感想)
このインタビューをさせていただいた頃、芹沢さんは横浜トリエンナーレ開催期直前で疾風のように様々なところを飛び回っておられるご様子でした。こんな時期に申し訳ないなぁと恐縮する私たちはまことりに、芹沢さんは、ゆっくり言葉をかみ締めながら、暖かくいろんなことを答えてくださいました。先日ZAIMでお見かけした際、お元気そうな芹沢さんを見て、思わず「横浜トリエンナーレは私にとって旅でした!!!」駆け寄って熱く語ってしまいました。芹沢さんのおっしゃっていた「旅」という言葉が本当に胸に染み渡るような今回の横浜トリエンナーレ。このインタビューを読んで、足を運んでみてはいかがでしょう。今までとは少し風景が違って見えるかも。(はまことり/かねこきよこ)

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芹沢高志
1951年 東京生まれ。
1989年、P3 art and environmentを設立。以後、現代美術、環境計画を中心に、数多くのプロジェクトを国際的に展開している。帯広競馬場で開かれた国際現代アート展「デメーテル」の総合ディレクター(2002)。アサヒ・アート・フェスティバル実行委員(2002-06)。慶応大学理工学部非常勤講師(建築論)。著書に「この惑星を遊動する」(岩波書店)、「月面からの眺め」(毎日新聞社)、訳書にバックミンスター・フラー「宇宙船地球号操縦マニュアル」(ちくま学芸文庫)、ケネス・ブラウワー「宇宙船とカヌー」(ちくま文庫)など。


November 23, 2005

横トリ参加作家どうしの関係を可視する「POLYPHONET Artists Network」完成!


YCAN推進委員会は、NPO法人横浜コミュティデザイン・ラボと共に横浜トリエンナーレ に最先端のICT(情報技術)を使ったコミュニケーションツールの導入を模索してきました。それがようやく実現の運びとなりました。
横浜トリエンナーレ2005参加作家どうしの関係をWeb上で可視化する「POLYPHONET Artists Network」です。
これは国の研究機関である独立行政法人産業総合研究所が開発したシステムで、 横トリに参加している86アーティスト・71プロジェクトの中で、 同じ展示会に参加したことがある作家どうしの関係などをWeb上の情報から 抽出して視覚化したネットワーク図です。
あまり知られていない作家どうしのつながりが手に取るようにわかるし、 拡大・縮小も可能な自在に動かせるWebネットワーク図は、それを動かすだけでも 楽しいし、最先端のWebマイニング技術に簡単に触れられるのも感動ものです。
まずは、インターネットでアクセスして、見て触って感じてみてください。

↓POLYPHONET
http://www.tricosup.org/


投稿者 takahashi : 07:19 PM | コメント (0) | コメントする

□伝わるものvol.56 『SKY HEARTS CONCERT VOL.4』

skyhearts4.jpg











 若い世代の作曲家達に、作品発表の場を提供し、作曲家同士の交流の場を設けようという趣旨のもとに始まった「スカイハート コンサート」も、4回目をむかえることになりました。若い感性の音楽が、歴史のある開港記念会館に響きます。


 ★PROGRAM・・・・・・・・・・・・・

 小倉直人  「Twilight mirage Ⅱ」 Viola Piano
 東俊介    「Spike 2」Flute Violoncello Piano
 中本芽久美 「二人のギター奏者のための“MOVEMENTS”(仮)」
          2Guitars intermission 

 田中やよい 「タイトル未定」Piano solo
 神田真理子 「丸山薫の詩による三つの歌曲」歌 Piano
 伊東光介  「横浜ミクロライト第一章~舞降mtoM=HCC+LcdeSHwoSend~」
          日本舞踊 Pianointermission

 斉藤慶子  「SONATINE」 Violin Piano 
 伊藤健二  「Trio」 Violin Violoncello Piano
 川上統    「ユタラプトル」Timbales Violin 
                   Soprano-Saxophone Piano

  ・・・・・・・・・・・・・

日時: 2005年 12月22日(木)
     午後5:00開場  午後5:30開演
料金: 1,980円
     (18歳未満1,000 15歳以下・障害のある方と介助者は無料)
会場: 横浜市開港記念会館(国重要文化財)
     みなとみらい線日本大通駅1番出口正面
     JR関内駅南口徒歩7分

主催: NPO法人横浜アートプロジェクト
共催: 横浜市開港記念会館
協賛: 身体教育研究所 藤木企業(株)
協力: 横浜市手をつなぐ育成会 横浜エアジン
後援: 社会福祉法人横浜市社会福祉協議会障害者支援センター
     神奈川新聞社

お問い合わせ/予約: NPO法人横浜アートプロジェクト
                Tel/Fax 0467-24-1740
                mail-yap@yahoogroups.jp


投稿者 NPO横浜アートプロジェクト : 04:13 AM | トラックバック

November 20, 2005

「アロー横浜」手作り自転車試乗会@横浜トリエンナーレ2005


アローの手作り自転車の魅力はクリエイティブなライフスタイルにぴったりの、シンプルな美しさ。マニアのための「手作り」ではなく、生活にとけこんで創造的な感性を気持ちよく刺激するスタイルとディテールを持った、道具としてのアートだ。ママチャリ・実用車とマニアックな重装備車の中間、あるいは第3のカテゴリーの新しいコンセプトサイクルと言えるだろう。

希望に応じて塗装まで自分でできる「作る喜び」だけでなく、構造的なユニークさも提供している。トレーラー式タンデムライダー「CC ライダー」や、キックボードのような「AAツイスター」など遊び心もいっぱいだ。

前置きが長くなってしまったが、そんな「アートな自転車」の試乗会が、横浜トリエンナーレで行われる。9月23日横浜カーフリーデー/日本大通りで行われた試乗会では200名もの参加でにぎわい大人気のアロー横浜の自転車、横浜の風景によく似合う。

「アロー横浜」手作り自転車試乗会@横浜トリエンナーレ2005
●日 時;11月23日(水)・24日(木)・25日(金)10:00~日没まで
     (但し、雨天の場合は、中止となります)
●場 所;横浜トリエンナーレ2005会場入口海側広場
     (海沿いでとても気持ちの良い場所です)

アロー横浜;http://www.arrow.ecnet.jp/


横浜トリエンナーレ2005 11/25までのイベント


〈オススメハマトリレポートブログ〉

アートライターの白坂ゆりさんがご自分のブログでハマトリの情報&レポートを連載している。週に何回通っているのだろう? 必見です。今週のイベント情報はとても分かりやすくまとまっているので、ちょっとズルだけどリンクを張ってしまって、こちらをご覧くださいって案内してしまおう。


↓こちらをご覧ください
「アート遊覧」遊覧気分でアートを見に行こう
http://www.art-yuran.jp/2005/11/2005_1125_9d3d.html

・タニシKのガイドツアー
・10万人目の来場者を迎えセレモニー
・野村誠+野村幸弘トークイベント
・The SINE WAVE ORCHESTRA
・ナカニワ・ダンス・パフォーマンス
・キッズ・キュレーターズ・ツアー
・キム・ソラ ウィズ・チャンチキトルネエド
・アン・ハミルトン来たる!
・カナダ・アニメーション・パーティ


November 17, 2005

青空バックにトリエンナーレ

ビュレン旗影.jpg
やーっと行ってまいりました、横浜トリエンナーレ!!
開幕してから既に1ヶ月半近くも経っているというのに、この不始末…。
反省しつつも青空の下、うきうきしながら入場ゲートをくぐる。
本会場までは徒歩10分。
海風にはためくビュレンの旗を見上げながら歩いておりました。
そんな私の耳に、他のお客さんの声が。
『この旗スゴイよね~』
『うん、影も面白いよ』

即、下向き。
いまだかつて、ここまで大量の、かつ規則的に並んだ旗を見たことはありませんでした。
それらが落とす影の迫力もまたしかり。
ずっと旗を見ていると、何だか今にも飛び立ちそうな…鳥?
鳥の姿に見えてきてしまいました。
随分カラフルな鳥ですけどね。

横浜展望台外観.jpg
本会場横「ハトバ」にある【カステンハウス720・9 横浜展望台】。
中はこんなです。
横浜展望台ミニ.jpg
コンテナと黄色いケースから成っている展望台。
コンテナ入り口から螺旋階段を上がり、黄色い部屋に迷い込みます。
ケースの隙間からはランドマークタワーや停留する船、横浜風景を覗くことができます。
隙間からこぼれる光と、海風の匂い。
バーンと広がる風景でなく、こっそり楽しむ風景。
…ちょっと神秘的でした。

迷路のような会場をうろうろしているうちにこんな人に出会いました。
考えるヒト.jpg
わかりますか?
これはロダンの【考える人】と同じ形です。
素材はなんとトイレットペーパー!
一目見ただけでは分かりませんが、観察していくうちにロールにも『ロダン』と印字されていることに気づく、その凝り様!!
(そのトイレットペーパーは特設ショップでも販売されていました)
一体何を考えていらっしゃるのか…?
彼の周りをぐるりと回って、後にしました。

平日のお昼時だったので会場内はそれほど混雑していませんでしたが、作品をただ通り過ぎる人はほとんどおらず、皆熱中している様子!(私も!)
お母さんに連れられた小さな子どもから、杖をつきつき階段を上り下りするお年寄りの姿も見られました。
想像以上に年齢層が広かったです。
アートに年齢制限はないんですものね。
人が場と積極的に関わる。
立ち止まらずに、どんどん踏み込んでいく。
それが許される素晴らしい会場です。
幼い時分の『探検ごっこ』を思い出しました。


向井山朋子インタビュー "Can you hear me?How do you hear of that sound?"


10月の終わり、山下ふ頭のトリエンナーレの会場から離れたみなとみらいのホールでたった一人のためのピアノコンサート"for you"が行われた。そのことを貴方はご存知だろうか。演奏者であるピアニストの向井山朋子さんにお話を伺った。(はまことり /Bonne)

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「今までにも“for you”シリーズは何度か行ってきたんですが、一日に平均で10組くらい、つまり1人のために15分間の演奏を10回する、という形のものが多かったで す。今回、横浜トリエンナーレに出品した"for you"は本当にたった一人のため、という形になっていますが、そこにはあまり違いを感じていません。むしろどんな大きないわゆる「普通の」お客さんがたくさん入っているコンサートで弾くときでも私はなんとなく一人の目を付けた人を見て演奏してしまうんですよ。その方がつながりやすい気がするんです。 1対1のほうが。その時の観客との距離感ですか?それは一言では言えないですね。その関係性はもしかしたら近くなっているかもしれないし、低くなっているいかもしれないし、回っているのかもしれない。それはその二人の関係としか言えない何かです。」


<誰もいない森の中で一本の木が倒れた。誰もその木が倒れたことを知らない。その音は鳴っているといえるのか、それともいえないのか>

 このフレーズは昔読んだ小説の中に出たもので、今ではその小説が何という本だったのか全く思い出せないのだけれど、小説の中では登場人物の男女がこのことについて話し合っていたような気がする。実はある風変わりな哲学者が提出した命題だそうなのだが、小説の中でそれに彼らがどう答えていたのかも忘れてしまった。でもこのフレーズだけは覚えていて、今回お話を聞いたとき、このフレーズがフラッシュバックした。

 たった一人の観客のために、ピアニストが2000席のホールでコンサートを開く。

 それが、今回の横浜トリエンナーレの出品作家、向井山朋子の“for you”だ(った)。そしてこのコンサートを聞くたった一人の権利は、オークションによって10月19日に100万円で落札された。15分間、彼女を独占する権利。

 アムステルダム在住の彼女は、このコンサートが行われる3日前に横浜入りし、3日後には帰国したそうだ。アムステルダムから日本までの時間は15時間。彼女は15分間のピアノ演奏をたった一人に聞かせるためにやって来て、そして帰って行った。


「最初、今回のトリエンナーレへのオファーをもらったときは、観客を不特定にできないかと考えていたんです。ある場所に住居スペースとピアノを一緒にしてしまった空間を作り出して、私は24時間そこにいて、疲れて休んだりしながらもずっとピアノを弾くというもの。でもこれは体力的な問題と住居を整えるという環境的な問題から取り下げになり、今回の形になりました。コンサート・チケットをオークションにかけることについては、今回のトリエンナーレの作品の一部がオークションにかけられることを聞いて、そういう風にしたいと言われたのですが、最初はとても抵抗がありました。でも、ある日ふっとふっきれて、OKしました。オークションによってコンサートを聞く権利を買う、という如実なお金のシステムに自ら飲み込まれてみることによって、人々にどんな反応が生まれるかに興味があったんです。そしてこのチケットを買った人や、それ以外の人々もまた、今度何かのコンサートを買う時にチケットの交換として取り引きしたお金の価値について、「これは何の対価なんだ?」と考えざるを得ない機会になると思います。」


 インタビューに答えてくれる彼女は、すらりとした長身の美しい女性で、鈴のような声で話す。彼女の演奏をほんの少しだけ以前に聞いたことがあるのだけれど、とても力強くて、びりびりするような刺激的な音でそしてとても女性的だと思った。でもその演奏を私は聞くことが出来ない。その音を聞く権利は誰かが買ってしまったのだ。

 10月26日、コンサート当日のホールの様子の本番前に取材した。みなとみらい大ホール。クローク付きの石造りのロビーを2階へあがると、大ホールへの扉がある。窓の外は雨。開演は19時。クローク、エントランスロビー、ホワイエにも20名のレセプションスタッフが配される。これはオーケストラの公演などでも対応できる人数だそうだ。そしてホールの中。重厚なパイプオルガンの前のピアノにピアニストがたった一人で座り、2020席の3階まである観客の椅子には、たった一人が座る。座ったらしい。私はその現場を見ていない。誰が、どう訪れ、何を飲み、聞き、帰ったかを知らない。そして何が演奏されたかも。

今回のトリエンナーレは「場に関わる」がテーマ。そしてこの作品はお金というシステムによって多くの人にとって「場に関われない」作品になるのではないのだろうか。


「いいえ。その「場」というのは、直接的な意味ですよね?私にとって「場」の解釈とは、そうではないのです。どんな形でも「場」に関わることはできます。何が行われているのか見ようとする人、オークションというシステムを使う人、HPでオークションの模様を見る人、単に思うだけでもいいのです。すべてが「場」に関わっています。そして私が“for you”を弾く時、それは複数のyouではなく、どんなときでも単数のyouに向けて弾いています。」




 森の中で木の倒れる音とホールに響き渡ったたった一人の誰かのために弾かれたピアノの音。私には聞こえないのか、聞こえるのか。イマジネーションという美しい奇跡が音として形を変えて届くのかもしれない。あなたには?その音はどんな音色で響きますか?


「私はきっと見に行くと思う。どんな木が倒れたか。どんな形だったか。どうやって倒れたかのか。探しに行くわ。きっと。」誰もいない森の中の倒れた木の挿話について、もしかしたらこういう答えを物語の中で女性はそう答えたのかもしれない、とぼんやりとした記憶を引き出しながらそう思った。


<作品データ>

横浜トリエンナーレ2005 "for you"


■日時:2005年10月26日(水)20:00演奏開始。19:30

■場所:横浜みなとみらいホール 大ホール(2020席)

 〒220-0012 横浜市西区みなとみらい2-3-6 

 TEL:045-682-2020 FAX:045-682-2023

 みなとみらい駅(東急東横線直通みなとみらい線)下車、

 「クイーンズスクエア横浜連絡口」より徒歩3分

 http://www.city.yokohama.jp/me/mmhall/

■ 演奏:向井山朋子(Pf)

■ 観客動員数:1名

■演奏時間:およそ15分

■ 【プログラム】(ピアニストによる15分の特別プログラムが以下の作品から選曲された)

 モーツァルト[幻想曲 ハ短調kv 475]

 テン・ホルト[悪魔のダンス2番]

 シューマン[アラベスク]

 佐藤聡明[インカーネーション]

 ジェフスキー[ピアノ曲4番]

 ザグニー[N2]



<横浜トリエンナーレ2005 "for you">

ピアニストの向井山朋子が2003年から開始したプロジェクトで、ただ一人の観客を対象としたピアノ・コンサート。一枚のコンサート・チケットはオークションにかけられ、最終落札者がただ一人の観客、「あなた」となる。オークション開始は2005年9月27日10:00時。2005年10月19日20:00に100万円で落札。このオークションを含む実演までの一連のプロセスが、横浜トリエンナーレ2005における向井山朋子作品、"for you" となった。

proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp.jpg
向井山朋子 “for you” リハーサルの様子 Photo by bob

■向井山朋子HP:http://www.mukaiyamatomoko.com/


「顔の見える現代アート@横浜トリエンナーレ」-桃色ゲリラ、横トリを行く!?

やってまいりました。港、横浜。会期半ば開催45日目を迎え、現在9万人もの入場者を記録した、横浜トリエンナーレ会場へ。30カ国、86名ものアーティストが参加する日本最大級の現代アートの祭典ってどんなものなんでしょう?妊娠8ヶ月目に突入した日本一巨腹な突撃レポーター、我らが桃色ゲリラ@増山麗奈が、気になった作品を数点紹介しながら、報告をさせていただきます!いざ現代アートの旅へ!

1)ソイプロジェクト(タイ)

まず会場で気になったのは、タイの作家達によるアートプロジェクト。3年前までバンコクにあった、何人ものアーティストを世に産み出したと言う伝説のバー「キグ・グロッサリー」を会場に再現! このバーではアジアンテイストの布団が敷かれたゆるーい雰囲気の中、お客さんがくつろいでいました。タイ人アーティスト、ピーさんが店員として働いてました。ピーさんは笑顔の明るいナイスガイ!

写真=神出鬼没に横浜某所で起動する謎のアートウイルスソフトウエア「妄想酒場・スナック紫乃」*1の“ママ”、コジマシノちゃんと、生業イラストレーターの“ホステス”Erotic Dragonさんと。こんな自由な空間から、アートが産まれるってことなのかな?

「スナック紫乃」は近日中に遠征先のバンコクにて密やかに起動するらしいとの裏情報もGET。ここ、横浜から、新たな国際アート交流が育まれてるらしーです。
















2)ヘディ・ハリアント(インドネシア)

カラフルな牛を発見! これはインドネシアのヘディ・ハリアントさんの作品。良く見ると、この牛、粉ミルクなどの缶のかけらでできています。



牛の後ろには、赤ん坊の顔が転がってます! ちょっとサイコだけど・・・。

粉ミルク→牛→頭だけの子供・・・これは命を消費する経済社会に対する告発なのでしょーか。缶の接着などの細部の仕事が丁寧で好感が持てます。やっぱり製品としてしっかり作ってあるもの見ると安心します。どうも現代アートってコンセプチャルだけど、結局仕事が未完成な物が多いので。







3)堀尾貞治+現場芸術集団(日本)「空気-絵画100円均一!」

「100円、100円だよ! 」おっちゃんのいきのいい声が。どうやら見世物小屋のような怪しげな雰囲気の建物で、絵が売られているようです!

壁にある穴に




100円を入れると・・・




中から絵が!

私は「これでも絵画」を選んでみました。でてきたのは、檸檬の絵(なんと匂い付きでした)。このマシーン、中はどうなっているかと覗いてみたら・・・アーティストの堀尾貞治さん自らその場で絵を描いているではありませんか! 多い日には一日200人もの人が絵画を購入していくそう。集まった100円玉で、最後に「バランス彫刻」というオブジェをつくるらしいです。これは、権威主義なアート界に対する、堀尾さんの宣戦布告なのか? 堀尾さんは毎日会場に常駐しているそう。ご苦労様です!アートとは正に、肉体労働ですね。

















帰りにZAIMという怪しげなビルで、トリエンナーレのサポーターズパーティーに参加してきました。100名近いボランティアスタッフの方達が集まっていました。現代アートって言うと、難解で、無機質で、かっこつけた感じがありましたが、こうやっていろんな人に支えられているんだなあと思うと、とても温かい気持ちになりました。

最後の最後、総合キュレーターの川俣正さん(美術家)にお会いして、お話を聞く事が出来ました。インテリジェンスのある、素敵な方でした。

「参加型のアーティストを集めた。アーティストとお客さんの距離を縮めたかった」と川俣さんは言います。






パーティーに集まる人たちの怪しげで楽しげな顔を見ても、川俣さんの狙いは成功したと言えます。ただ、お客さんとして展覧会を見に来る立場としては、ただ人が居るだけのお祭りではなく、そこでしか見れない作家の技を見せてほしい、という欲求があります。感動させてほしい、驚かしてほしい、見た事の無い物を見せてほしい。現代社会はお金のかけられたコマーシャルで満ちあふれていますし、私達はそれらに日々遭遇しています。クリスマスのイルミネーション、ブランドショップのキャンペーングッツ、ハリウッド映画、びっくりするような開発費をかけた最新技術に、日常的に出会うことができます。それに比べ、トリエンナーレはあまりに手作りで、チープだなあ、という印象は拭いきれません。

では、商業的社会において、現代アートの存在意義ってなんなのでしょうか。
アートにしか出来ない事が、何かあるのでしょうか。
「トリエンナーレの終わらせ方を考えなくてはいけない。」
川俣さんは言います。そして、今回集まった人たちの力を分散させずに3年後の第3回トリエンナーレに繋げていく為に、何かまた横浜で仕掛けるつもりのようです。

顔の見えないシステムに支配される現代において、アートが人々の救いになるとしたら、「人と人が繋がってそこから何かが生まれる」今回のトリエンナーレのような動きが正しいアートのあり方なのかもしれません。
ますます現代アートがわからなくなってきました。でも、わからなくてもいいや。とにかくここから何かが始まっている事は確かなようです。ますます目が離せないぞ、横浜!

(記事:画家・アートライター 増山麗奈/写真:(c)志葉玲)

増山麗奈HP
http://www.renaart.com/


日刊タナトリ11月17日号

という訳でタナベです。
今日も今日とて横浜トリエンナーレ会場です。
山谷新聞出張版日刊タナトリをお送りいたします。


今日は横浜市中区地方、晴れ、時々曇り、という感じです。気持ちのよい天気になっていますんがー、強風です。もうビュラン・プロムナードなど、旗がハタハタじゃなくてバタバタとすごい勢いでたなびいています。


でもこういう日こそ、ゆっくり展示を見るには最適。寒いから自然に手なんかつないじゃって、ふたりの親密度もアップ!きゃー(恥)

朝から妄想大暴走ですが、でも、今日は夕陽がきれいだと思うなあ。横浜市民でさえなかなか見たことのない、山下埠頭からの夕景。あったかい格好をして、是非、いらしてくださいね!



(記事/写真:AQIRA TANAVE)


November 16, 2005

聾ろうロウ・デフアートフェスティバル2005


以前、手話の本をデザインしたときに「ろう文化」を初めて知った。ろう者は健常者が持っている能力の一部を欠いた「不幸な人」ではなく、ろう独特の豊かな文化を持った人たちだ。言葉による概念の象徴化は文化の形成に重要な役割を持っている。ろう者は独自に発展した日本手話を使うが、その文法は私たちが使っている日本語と大きく違う。表情や身体の動きも文法要素として使うダイナミックな言語だ。写真モデルをお願いした人たちが表情豊かで演技力があるので、みんな役者かと思ったくらい。きっと、溢れるくらいの生命力、人生に対して積極的な精神力が、手話という独特の言語で培われるのだろう。
かつて、日本語の文法に則して作られた日本語対応手話をろう者は押し付けられていた。それは、ろう者を一段低いものと見なす差別構造だ。日本手話が排斥される暗黒の時代がついこの間まであった。日本手話とろう文化の啓発に長年努めてきたのが、今回、日本ではじめてのデフアートフェスティバルを主催する「聾ろうロウ」代表の米内山明宏さんだ。「最初から『これがろう芸術だ』と決めつけるのではなく、私たちと参加者のみんなで模索し考える機会をつくりたいのです」と控えめに語っているが、胸のうちはろう文化を紹介できる喜びでいっぱいだろう。

聾ろうロウ・デフアートフェスティバル2005
〔ろう総合芸術祭〕
2005年11月23日-27日
横浜ラポール・他

詳細・問合せ・申込み
http://www.rrr2005.com/

11/23
オープニングセレモニー(横浜福祉総合センター)
交流パーティ(ワークピア横浜)
11/24
絵画・写真の展示会(以下横浜ラポール)
日本ろう者劇団公演「ろう絵師の生涯」
11/25
絵画・写真の展示会
一般公募作品舞台部門公演
龍の子学園・舞台文化村公演「デフ・オムニバス」
チャック・ベアード氏講演会「デフア-トとは?」
11/26
絵画・写真の展示会
ジェイン・ノーマン博士講演会「デフシネマとは?」
一般公募作品映像メディア部門上映
絵画ワークショップ「聾を描いてみよう!」
龍の子学園ワークショップ「知ろう・作ろう・さわろう」
特別上映会・バナード・ブラック氏作品「2つの世界」
      デフムービーエンターテイメントプロディア作品「迂路」
11/27
絵画・写真の展示会
特別上映会・ギャローデッド大学卒業生作品「変なあいつ」
ワークショップ「聾映画について(仮題)」
フィナーレ


KATHY+graf初共演「炎のメリーゴーランド」


「炎のメリーゴーランド」

演出・振付・出演:KATHY
空間構成・美術:graf(豊嶋秀樹)

VJ:水野健一郎
DJ:11月17日 阿部広野 (Noahlewis' Mahlon Taits)
  11月18日 山崎真央 (graf media gm: YOKOHAMA)
  11月19日 松田 "chabe" 岳二 (cubismo grafico)
  11月20日 青野賢一 (BEAMS RECORDS)
(本公演は2部構成で、第1部がパフォーマンス、第2部がDJ・VJライブとなっております

期間:2005年11月17日(木)~11月20日(日)
時間:11月17日(木)20:00開演
    11月18日(金)20:00開演
    11月19日(土)20:00開演
    11月20日(日)18:00開演
    ※受付・開場は開演の45分前
会場:BankART Studio NYK1F NYKホール
     (横浜市中区海岸通3-9  TEL:045-663-4677 )
料金:当日 4,300円 前売 3,800円 小学生未満は無料
※オールスタンディング ウェルカムドリンクあり
BankART Life展[10/28-12/18 期間中有効]の前売入場料600円を含む未就学児童、車イスのお客さまもご入場いただけますが、演出の都合上、事前に問い 合わせ先までご連絡をお願いいたします。
チケット取扱:
・KATHY WEBSITE
・チケットぴあ ※10/14 発売
 0570-02-9988(オペレータ対応、0570-02-9999(Pコード:364-973)
・イープラス(パソコン&携帯)10/8発売
・graf(店舗のみ)
お問合せ: honoo@zzkathyzz.comまたは、こちらから
       graf(06-6459-2082/担当:工藤)

KATHY
http://www.zzkathyzz.com/event/index.html
graf
http://www.graf-d3.com/


November 15, 2005

[レポート]横浜トリエンナーレ2005 & X-COLOR/グラフィティ in Japan 連動シンポジウム「ストリートにおける表現の可能性」










水戸芸術館で今、「X-COLOR/グラフィティ in Japan」という画期的な展覧会が開催されている。「ミトゲイ」はいつもまっ先に新しいことをやってくれるので大好きだ。ミトゲイで打ち出された新しいコンセプトが、しばらくすると東京の美術館やギャラリーで2T(ニーティー=二番煎じ)されるのことがままある。今回は「グラフィティ」落書きだ。日本中の落書き小僧40人を選りすぐって、美術館の中だけでなく、水戸の街中にライブペインティングさせるという日本初の大規模な展覧会だ。

 ●X-COLOR/グラフィティ in Japan
 2005年10月1日(土)→ 12月4日(日)
 水戸芸術館現代美術ギャラリー+中心市街地
 http://www.arttowermito.or.jp/

「落書き小僧」というのは失礼な言い方だったが、グラフィティはアートか?という問いかけがシンポジウムでまずあり、すぐさま、アートだという定義がなされたので、今後は「グラフィティ・アーティスト」と呼ぶことにしよう。キース・ヘリングを持ち出すまでもなく、アメリカでは前世紀からグラフィティはアートだと決まっているのに、何故日本ではそうじゃないのか?ということがこのシンポジウムの隠れたテーマだと感じた。

そして、何故このシンポジウムが横浜で行われるのか?というのを聞きそびれてしまった。いろいろな思惑が重なっての事だろうが、横浜トリエンナーレ2005が引き寄せつつあるもろもろのパワー、情念、魑魅魍魎・・・のひとつなのだろう。本来横浜でやるべき企画を水戸に先を越されてしまった、というのが僕の感想。見せびらかしに来たんだろうと思った。桜木町のガード下はグラフィティ・アーティストにとって「聖地」だと、パネリストとして参加したKRESSさんから聞いた時僕はそう思った。「X-COLOR」に出品しているアーティストの多くが桜木町のガード下に「ボンビング(=爆弾を投げ付ける)」していたという。

「ハマトリ」と「X-COLOR」の通底するテーマとして「ストリートにおける表現」が標題となっている。「X-COLOR」ではふだんアートと見なされないストリートの表現を美術館に展示する、「ハマトリ」ではアート作品と認定済みの作品を美術館でないどちらかというとストリートに近い場所(倉庫)に展示するという、一見逆なことを行っているが、実は、アートマーケットで流通しないものを扱っているという点では同じなんですよ、と川俣正さんが導入役になったが、いきなり話は本題に突入していった。

グラフィティが「作品」として成立するもっとも重要な要素は「バンダリズム(権威に対する破壊行為)」だと、「X-COLOR」の企画を担当した能勢伊勢雄さんは言い切る。グラフィティ・アーティストのまとめ役となったKRESSさんに、どういう基準でアーティストを選んだんだと聞いたら、「熱いものがあるやつ」と一言。作品が熱いか、人が熱いか、動きが熱いか。動きというのは「アタック」だ。社会に対してアタックしているか。あまりの勢いにミトゲイ学芸員である窪田研二さんは、作品の美術としての評価もちゃんとして協同で行うことによって価値のある体系づくりができたとフォロー。川俣さんも、最近はやたら物わかりがいいアートプロジェクトが多くなって弊害もある、となだめる側に回っていたが、二人ともまんざらでもない様子だ。

根源的に犯罪行為であるグラフィティと市民社会を両立させる方法はあるのか? 牙を抜くという形で行われている「聖地」横浜での動き(※公募形式としていっさいを行政が管理する)はどう思うかというKRESSさんへの質問に、ほとんどノーコメントと同じ程度のメモにもとれないくらいあいまいな返事しかもらえなかったが、その表情から答は読み取れる。

「X-COLOR」では、水戸の市街地に展開するにあたって小さなトラブルがいくつかあったらしいが、概ね市民の理解と評価を得ることができたのは、水戸芸術館が従前から野外の展示等、市民に開かれた企画を数多く行ってきた実績があったからだという。「ああ、ミトゲイさんね」と市民に親しまれている感じが実際に水戸へ行ってみるとなんとなく分かる気がする。

ニューヨークでリアルタイムにグラフィティ文化を体験した川俣正さんのエピソードにもヒントがある。金のないグラフィティ・アーティストが高価なスプレー缶をよくたくさん買えるなと不思議に思っていたら、ジャラジャラと大量の合鍵の束を見せてくれたという。ニューヨーク中の金物屋の合鍵の束だ。彼らは夜中に金物屋に忍び込んでスプレー缶だけを盗んでくる。金物屋もそれを承知していてスプレー缶には保険をかけている。メーカーも知っている。そうやって誰も損せずに「街全体が美術館」となってニューヨークっ子の目を楽しませるシステムが成り立っている。

「芸術文化創造都市・横浜」構想に必要なのは机上の経済効果プランではなく、創造への欲求に対する具体的な肌理の細かいビジョンだ。噛み砕いていうと、ものを作りたくてしょうがない、腹のそこから湧いてくる欲求っていうのがどんなものなのかを理解して、彼らが何をしたいのか、どうしたら続けていくことができるるのかを考えることだ。「芸術」を考える時「経済」を近視眼的に見てはいけない。たかだか100年歴史レベルの「経済学」では「芸術」を量れない。順序があべこべだ。40万年前、自分の頭の中の概念を外部へシンボルとして表現したことによって、コミュニケーションが飛躍的に発展し経済社会が形成された。文化芸術が経済を作っていったのだ。アートを単なる「商品」と見ているかぎり、本質を捉えられないばかりか、文化の衰退を招き経済の活性化は望めない。「創造」のメカニズムは正のフィードバックを生じ、ネットワークが形成され社会の方向が決められていく。サスティナブルな社会とするための根源は「創造」にあり、それを支える社会システムを作るということを考えなければならない。

____________________________________________________________________
●横浜トリエンナーレ2005 & X-COLOR/グラフィティ in Japan 連動シンポジウム
「ストリートにおける表現の可能性」
10月29日(土) ZAIM/トリエンナーレ・ステーション
・パネリスト
窪田研二(X-COLOR/グラフィティ in Japanキュレーター・水戸芸術館学芸員)
KRESS(X-COLOR/グラフィティ in Japan出品アーティスト)
能勢伊勢雄(X-COLOR/グラフィティ in Japan企画協力)
川俣 正(横浜トリエンナーレ2005総合ディレクター)
芹沢高志(横浜トリエンナーレ2005キュレーター)


November 13, 2005

「Takumi Kodama exhibition」開催

AQIRA@はまことり、です。
すでにこちらでレポートがありますが、


http://www.ycan.jp/archives/2005/11/_solo_exhibitio.html


児玉拓海さんの展覧会「Takumi kodama exhibition」の会場の様子を撮影しましたのでお伝えしたいと思います。



児玉さんは1981年の横浜生まれ、大学卒業後、ヨーロッパを放浪、その頃から絵を描き始めたそうです。今回の展覧会は11月23日まで横浜市中区、みなとみらい線日本大通り駅至近、中区役所隣りの“ZAIM”で開催されています。



児玉さんねえ、すごく柔らかい絵をお描きになるの。いいんだあ、これが。



ZAIMでの個展は23日で終了してしまいますが、横浜駅西口の“Cafe STYLE"のトイレにて、「Takumi Kodama Exhibition in Cae STYLE's toilet」が開催されていますので、今回ご覧になれなかった方はこちらでどうぞ!



児玉拓海さんのWebページ
「Takumi+Junko=works」



http://www.geocities.jp/jun_cafe_con_leche/


第2回横トリ・サポーターズパーティ開催

AQIRA@はまことり、です。
今日も今日とてZAIM内トリエンナーレステーションよりお送りしています。

さて、本日、第2回目を迎えました『横浜トリエンナーレ2005・サポーターズパーティ』が開催されました。(というかただ今も絶賛開催中。会場内からアクセス中でございます)


今日は、総合ディレクタ−の川俣さん、出展作家の堀尾貞治さんと現場芸術集団「空気」のみなさん、黒田晃弘さん、屋代敏博さん、そして今日も現場で動き回ってきたサポーターのみなさん、総勢100名を越えるみなさんがお集まりになり、“寒くなってきたらコレ!”のおでんを囲んで、大にぎわいのパーティとなっています。


えっと、そうですな。暖房がいらないくらいの勢いで盛り上がってますな。笑。


また、画家であり批評家の増山麗奈さん&桃色ゲリラのみなさん、画家の佐戸川美穂さんもゲストでおいでになっています。


いやあ、熱い!
折り返し地点を過ぎた『横浜トリエンナーレ2005』ではありますが、まだまだみんなで盛り上がっていきますよ!


サポーターズパーティは12月にも開催予定。今日、こちらをご覧になったサポーターのみなさま、是非、次回はご一緒に!

そして“ポストトリエンナーレ”には、ヨコハマ・シティ・アート・ネットワーク(YCAN)がそれぞれみなさんの熱い気持ちをバックアップして参ります!
よろしくお願いいたします!



伝説のホイト芸を引っさげて黒田オサムが登場! サウンドデリバリー at Bar Rectum


黒田オサムがハマトリにやってくる!  これは今週のハマトリ最大級のニュースかもしれない。

74歳の現役「路上パフォーマー」黒田オサムをはじめて見たのは、横浜トリエンナーレ応援企画「Yokohama Complex ART LABO 2005」(BankART studio NYK)だったから、僕にとっては初めからハマトリ因縁。ハマトリの中でも最高のロケーション「ハトバ」に黒田が踊るということは、「場に関わり」、「変容する展覧会」というハマトリのコンセプトのひとつの結実だと言うことができるだろう。

黒田オサムを紹介するに、欧州をはじめとする世界各地での公演の華々しい履歴をあげてもしょうがない。目の前の存在感が黒田オサムそのものだ。人間60年も芸術やってるともはや人間芸術、即身芸のような存在になるのだということを黒田はやさしく、グサッと教えてくれる。「ホイト(=乞食)芸」についての民俗学的な考察は他にゆずるとして、芸術っちゅうのは腹の奥から沸き上がってくるエネルギーが表に現れる瞬間のフラグメントだということを身をもって見せてくれるのだからありがたや。


●11月20日午後3時頃
●サウンドデリバリー仮設ステージ(バー・レクタム横)









(写真上:BankART studio NYKにて 
 下:吉田町アートフェスティバルにて)


こちらに詳しく紹介されています。
↓都築響一「珍日本紳士録」ウルトラサイゾー
http://www.ultracyzo.com/chinshinshi/02/


November 12, 2005

カラダをつかって理科を学ぼう

これはおもしろそう!
デジタル技術が発達した昨今、「身体で覚える」という基本的なことが忘れられてヤバイ状況にあると思っていたので非常に興味があります。
「カラダをつかって絵を描こう」なんて講座もあったら、もっと分かりやすい「アート」が増えるのにね。

EU・日本創造都市交流2005 アーティスト・ワークショップ
ワークショップ&ディスカッション「Science ~ Physical」
~カラダをつかって理科を学ぼう。~

イギリスの初等教育で、理科の授業をダンサーが行う事例があります。
子どもたちは机に向かうのではなく、体を動かして理科を学ぶのです。
また、授業のためのCD-ROM教材も開発されました。いったいそれはどのように授業が行われ、どのような教材なのでしょうか。
アートを活用した教育活動の、新たな可能性について考えます。
_____________________________________________________
開催: 2005年11月17日(木)
時間:ワークショップ 4:00 pm~6:00 pm
   講演/ディスカッション 6:30 pm~9:00 pm
会場:横浜美術館 円形フォーラム
   http://www.yma.city.yokohama.jp/about/pdf/map.pdf
料金:無料 ※要予約
(ワークショップは定員15名、講演・ディスカッションは定員 60名)
出演:ジリアン・アチャム(ダンス・エデューケーション・コンサルタント)
   松尾 子水樹(STスポット横浜アート教育事業部主任学芸員)
主催:ブリティッシュ・カウンシル、イタリア文化会館、アイルランド大使館、
   東京・横浜・日仏学院、フィンランドセンター、東京ドイツ文化センター、
   横浜市・(財)横浜市芸術文化振興財団
共催:国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
助成:欧州委員会
協賛:松下電器産業株式会社
後援:神奈川県、神奈川県教育委員会(予定)
企画・制作:NPO法人STスポット横浜
制作協力:アートNPOリンク
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イギリスのダンスに関する人材育成、創造、公演、調査研究等を行う機関、The Placeは、初等教育(7歳から11歳まで)の理科の授業で、生徒自身が身体を動かすことで学習を促す体験型授業を発案し、授業にダンサーを派遣して理科の授業を行っています。さらに授業の教材として、アニメーション・音楽・映像が含まれたCD-ROMを開発しました。
今回のワークショップ&ディスカッション「Physical ~ Science」は、この教材開発に中心的に関わったジリアン・アチャム氏を招き、実際の授業をモデルにしたワークショップを行います。
また、氏が長年取り組んできたアーティストと学校教育との対話について神奈川県でアートを活用した教育活動を展開しているSTスポット横浜の松尾子水樹が話を伺います。日本とイギリスの「アートを活用した新しい教育活動」について、みなさんと一緒に考えます。
The Place http://www.theplace.org.uk/
Science ~ Physical http://www.codeblue.uk.com/theplace/index.htm

参加のお申し込み・問い合わせは、下記の事項を記入の上、E-mailまたはFAXにてお申し込み下さい。
なお、定員に達し次第、申込を締め切ります。

NPO法人STスポット横浜 事務局(担当:大澤)
E-mail:st-art@sirius.ocn.ne.jp(または torao2003@mac.com)
FAX:045 (313) 0157
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ふりがな |
氏  名 |
所  属 |
電話番号 |
E-mail  |
同伴者氏名|
参加時間帯(以下□のいずれかを選択して下さい)|
□ ワークショップ(4:00 pm~6:00 pm)
□ 講演・ディスカッション(6:30 pm~9:00 pm)
□ ワークショップ~講演・ディスカッション(4:00 pm~9:00 pm)
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※ワークショップと講演・ディスカッションを通して参加される方には軽食をご用意いたします。


ハマトリノフウケイ(2)日々変容する展覧会


週末のハトバでは、Liberty-commのメンバーによる完成度の高いフリージャズが演奏されている。

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神出鬼没、堀尾貞治+現場芸術集団「空気」のパフォーマンスは毎日どこかに出現。現場の空気を引き締めている。

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会場のセンタン、倉庫からはみだした奈良美智+grafの展示室は落書きOK。

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壁や床は落書きでいっぱいだが、廃材で作られているからか汚されたという感じがなく妙にしっくり。

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堀尾貞治のサムホールで埋められたホワイトキューブ。これも増殖している。

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大榎淳+上屋番+みかんぐみのブースから、自由FM放送を毎日ONAIR。

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KOSUGE 1-16+アトリエワン+ヨココムの巨大サッカーゲームへの参加は汗をかくほど重労働なので、これが何を意味しているなどと考えている余裕はない。

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阿部泰輔と森の仲間たちのコーナーはいつもかわいいお友達でにぎわっている。

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静寂が訪れた時に現れる「天使」を探知して灯りがともる装置。ジャコブ・ゴーテル&ジャゾン・カラインドロスの「天使探知機」の灯りを見た人はまだあまりいない。

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アルマ・キントの「柔らかい彫刻」は、アートと社会とジェンダーに関する実践的な活動だという、事前情報がなくても共感を呼ぶ魅力的なパワーがある。

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形の変化と音の変化を楽しむワン・テユの作品に、彼女の思惑を超えた参加をする人も・・・。

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子どもたちが現代アートを案内する「キッズ・キュレーター・ツアー」の予行演習。「集合してくださ~い」引率の仕方も大事なポイント。

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大人気の黒田晃弘似顔絵コーナー。札幌から南下して横浜へ到着するまでにも各地で似顔絵を描き続けてきたという。

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変容する展覧会の目玉は、堀尾貞治+現場芸術集団「空気」による巨大壁塗りの日課的作業。健全なアートは規則正しい生活から。

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すでにハマトリの風景の一部になったLiberty-commの即興演奏ステージ。堀尾さんが「空気」なら、こちらは「塩の道」。

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金曜の夜はアヴァンギャルド。年季が入ったクールなパフォーマンス。

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ナカニワに開店するフォルクスワーゲンのコーヒーショップ。無農薬有機栽培コーヒーがおすすめ。

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会場のあちこちに置かれた三脚と立体画像ビュアーは毎日密かに増殖中だ。屋代敏博の「回転回」の証拠映像のようなリアルさが微笑を誘う。

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8月から横浜入りをしている黒田晃弘は様々なイベントに参加してコミュニケーションを拡げている。9.23横浜カーフリーデーでのスケッチ。

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会場の外へも変容する展覧会ぶりが進出。ファッションの街モトマチで褌姿のパフォーマンスを敢行する身体表現サークル。

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GAPの前で回転平手打ち。このギャップ。でもさすがモトマチ、外国人客を含め3名がこの日パフォーマンスに参加した。

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日々変容する展覧会はこのほかにもいっぱい。とても追いきれない。



美描室エンカウンター 〜描かれるべき部屋

本との新しい出会いを提案していくユニットbook pick orchestraが
トリエンナーレ出展作家・黒田晃弘さんとコラボレートします。
入居している北仲ホワイトの[encouter.]の落ち着いた雰囲気で似顔絵を描いてもらえる特別な3日間。
待ち時間に、エンカウンターを楽しんでいただけます。

「絵には描かれるべき場所、飾られるべき場所がある。その息吹を[encounter.]には感じる」
=====================================
[美描室エンカウンター]
日時:11/15(火)、11/17(木)、11/24(木)
    各日 19:00-21:00 一日3名まで
入場料:800円
*要予約、先着順になります。ご予約はこちらまで。「美描室エンカウンター希望」と書き添えてください。

book pick orchestra: http://www.super-jp.com/bookpick/


November 11, 2005

「デルタ1913-15」―市民参加による実験的表現の試み―

横浜トリエンナーレ応援企画(Yokohama City Art Network 参加事業)

Reading/Visual/Live/Dance
「デルタ1913-15」
―市民参加による実験的表現の試み―

「デルタ1913-15」舞踏会への招待状。実像・虚構を織り交ぜた大胆なテキストに、
朗読・映像・音楽・ダンスが真っ向から挑む。表現者と傍観者、どちらが主であり、
どちらが従であるのか?すべての真実は、その舞踏会にある。


● 11月29日(火)15:00~17:00 朗読ワークショップ(講師;山本艶 テキスト代; 999円)

● 横浜開港記念会館二階七号室(みなとみらい線 日本大通り駅出口1から徒歩1分)

● 11月29日(火) 朗読公開リハーサル;18:45~20:30 (入場 無料)

● 11月30日(水) 本公演;開場18:30・開演18:45~20:30終演予定(入場 無料)

● 横浜港大さん橋ホール( http://www.osanbashi.com/ みなとみらい線 日本大通り駅下車徒歩7分)

STUFF; <朗読・脚本>川崎毅<映像>中野圭<音楽>入間川正美<ダンス構成>万城目純
CAST;<朗読>川崎毅 山本艶 堀ゆかり 吉濱直樹 塚平一成 石川靖子 松岡奈緒美山本艶 土屋叔子 柏木映 細馬ゑつ 岡田桂子(映像出演) <映像>中野圭<演奏>入間川正美<ダンス>武藤容子 水けいこ 万城目 純

主催;よこはましの会090-7403-0074 mailto:k-b_yokohama-si-nokai_kawasaki@docomo.ne.jp
共催;横浜芸術文化振興財団

横浜トリエンナーレ応援企画(Yokohama City Art Network 参加事業)


日刊タナトリ11月11日号

という訳でタナベです。

山谷新聞出張版日刊タナトリ11月11日号をお送りします。


って、会場におります。

今日は21時まで(入場は20時まで)の延長日。

朝からわたくし、何をやっているのかといえば、会場運営サポーターをやっております。

4Bでうろうろしていると思われます。なんだかねえ。笑。

今日の横浜市中区地方、風も少なく、曇っていてとても寒いです。みなさまもあったかい格好でおでかけください。

会場でもコクサイヤタイムラにストーブが立ってますし。


November 10, 2005

みなと横浜に桃色ゲリラ襲来!

この地球上をイラク戦争開戦の不安が覆っていた2003年初頭、日本でも多くの良民たちが立ち上がり、「NO WAR!」「殺すな!」の声を響かせていたものだが、わずか3年の内に退潮(と見えるのも商業マスコミの情報操作のおかげでもあるのだが)。代わって右傾化の波が押し寄せ、いまや憲法九条までが風前の灯といった状況であるが、この時代に生きる私たちが最早戦前どころか「戦中世代」と後世の人々に呼ばれることになるかもしれない、なんてことは同時代の日本に生きる多くの人々にとってはどうでもいいことなんでしょうね。
ということで、最近のアーティストたちは日常をどのように過ごしておるのだろうか、時代に真摯に向き合っているのだろうか、それとも背を向けているのだろうかと思案していた平日の昼下がり、03年以来反戦運動を継続してきた2つの対照的なアートグループがタイミングよくこの美しい横浜に集結、という情報をキャッチしたので、早速ycan.jpのレポーターとして足を運んでみました。


新旧美術家集団のタイマン勝負


二つのグループとは、創造都市・横浜で生まれた「ノーウォー美術家の集い」と猥雑都市・東京新宿で生まれた若い美女たちの反戦集団「桃色ゲリラ」。
「対照的な」と表現したのは、世代や容姿の違いばかりでなく、前者が戦争体験者を中心とした高齢の美術家たちと彼らを支持する下の世代(といっても50代以上が多数派を占める)で構成され、事務局は労働運動経験者ありのベテランのガチガチイデオロギー保菌者たちによって運営される集団。後者はイデオロギーは希薄だが、「おかしいことをおかしいと言ってどこが悪い」という行動原理を貫き実践してきたアーティスト増山麗奈が率いてきたお肌も曲がり角直前のピチピチチャプチャプギャル集団。
こんな対極的な両者があいまみえるというのだから、立ち会わなければ損、とばかりに駆けつけたわけであるが・・・・。


ノーウォー美術家の集い横浜展関連企画
「戦後60年記念シンポジウム ・・・・・戦争と美術 今を取り巻く状況・・・・・」

場所:大桟橋入り口「波止場会館」
テーマ/戦争と美術。司会/稲木秀臣(美術家、横浜美術協会会員)
パネリスト/赤津侃(美術評論家)、金澤毅(美術評論家)、池田龍雄(美術家)、
上條陽子(美術家)、増山麗奈(美術家)

と、美術界にも厳然とした地位を築いた諸先生方と増山麗奈が横に並ぶ光景は一瞬民主的に見えたのだが、はてさてどうなることやら。

まずは司会の稲木氏により平和憲法が生まれた戦後の風景と米原子力空母の母港化が画策される横須賀という日本の現在が語られ、赤津、池田、金沢、上條、増山という順でそれぞれの反戦の意志が語られたのだが、一人に与えられた時間が7,8分とはコリャ短すぎる。案の定しょっぱなの赤津氏は20分を超える弁舌。戦中の戦争画が70年代になってやっと公開されるという歴史的経緯から始まって70年代に旅した東欧における現地のアーティストたちによる表現の自由を希求した戦いなど盛りだくさんの内容を語れば、こりゃ致し方ないわな。続く池田氏が自らの特攻隊経験と今世紀の戦争がテロを上回る報復による凄惨な光景を生み出している現状を分析。そんな時代に沈黙を決め込む美術家への懸念を表明すれば、満州生まれの金沢氏は今年開催されたアンチ戦争の展覧会の評価、上條陽子氏は99年から交流を重ねるパレスチナの現状などそれぞれ濃い内容。共通して訴えたのは表現の自由の死守といったところか。しかし、ここまでで既に1時間20分経過。その後予定された質疑応答を考えたら制限時間の瀬戸際に追い詰められたも同然の最後の発言者・増山麗奈はどう対応するか心配するところであったが、マキの合図が執拗に示される中、慌てず騒がず、2年半の桃色ゲリラの活動と「今」という時代をリアルに、また女として母として「性」にまつわる事柄も高齢者の前ではいささか刺激的な言葉を交えて自らの言葉で語りきったのはお見事!


怒号飛び交う会場

しかし、最後に彼女が今回の展覧会のポスターの古めかしさを指摘すると会場から作者の名と選定した事務局の人物の名を上げ「先生たちに対して失礼千万!」と怒りの言葉が浴びせられる。これは日本美術業界カースト制度最下層に対する恫喝以外の何ものでもない。その際壇上の先生方は呆然とした表情で沈黙していたが、彼らが訴えていた表現の自由はどこへ吹っ飛んでしまったのか?
取材者でもあるにもかかわらず、思わず「言論統制はやめろ!」と叫んでしまった私。
ああ恥ずかし、こんな人たち相手にしちゃって。
ここに露呈されたのは明治近代以来、日本の美術界を支配してきた権威主義的構造に拠りかかった卑しい姿でしかない。結局は日本の美術界においては右も左も同質なんですね。と絶望しかかったが、残った短い質疑応答の中で女性参加者から増山麗奈への共感の言葉が寄せられ安堵。このような女性たちにこの会を任せれば将来に一筋の光が見えてくるのだが、さてどうなるか。
 閉会後、ある老人が温和な笑みを浮かべ増山麗奈に会釈。聞けばポスターの絵を描いたご本人ではないか。
「私もあの絵は気に入ってなかったんですよ。よく言ってくれました」。


結び

次回は自分たちの都合ばかりを優先し、一般の人たちを排除したかのような平日の昼間じゃなくて、週末に開催してほしいですね。外部へ向けて広く発信していかなければ運動とは呼べないのはずだが。しかし、そんな発想はないか、この組織の運営責任者たちには。
残念だが、世の中右傾化が進むのはこの人たちにも責任の一旦はあるだろうね。
賛同人たちも表現者の筈なのに何故声上げないのかね。まか不思議。
一方、増山麗奈に率いられ桃色ゲリラデビューを飾った地元横浜の怖いもの知らずの女の子たちの中には「横浜トリエンナーレ2005」のサポーターもいたと風の噂。
だとしたら、「横浜トリエンナーレ2005」も捨てたもんじゃないぞ。立ち上がって発言し、単なるお飾りにはさせられなかったもんね。おまけに打ち上げまで立派にアート。
ジジイたちの集まった打ち上げでは増山麗奈が先生たちを冒涜したと騒ぐ輩がおったそうだが、いつでも相手するぞ、と桃色ゲリラ横浜支部隊員。
ただし真のアーティストに限定ということなのだが、
いるかそんなの?















●増山麗奈が関わるイラクの美術家「ハニ・デラ・アリ展」及び「LAN TO IRAQ展」
http://www.npopeaceon.org/lantoiraq/

●「ノーウォー美術家の集い横浜展」
11月8日(火)~13日(日)神奈川県民ホールギャラリー
http://www5c.biglobe.ne.jp/~kanazuch/tsudoi_index.htm

・「桃色ゲリラ主催 増山麗奈のHP」
http://www.renaart.com/

(記事/根岸屋メリ Photo/AQIRA TANAVE)


ZA-IMでの展覧会イベント開催団体募集

__________________________From ZA-IM__________________________
横浜トリエンナーレもあと1か月余となりました。ZA-IMトリエンナーレスタジオの活動も落ち着きましたので、ZA-IM(日本大通り側)の1階スペースについては、トリエンナーレ応援企画を中心に、次のように展覧会・イベント会場として貸し出します。

1 場 所 :ZA-IM 1階 スペース(2カ所)
2 期 間 :2005年11月下旬から12月17日(土)まで
3 条 件 :
 1) 文化芸術の分野であること(トリエンナーレ応援企画を優先します)
 2) 展覧会は11:00~18:00を原則とする。また、会期は原則として、1団体2週間を限度とする
 3) イベントは1団体2日までとする。なお、大音量を伴うイベントはできません。
 4) 管理運営については、各団体が責任を持って行う。
 5) 使用料:無料
4 申込方法:企画書(A4版1~2枚程度)をメールで提出。
       希望日程及び使用場所についても記載のこと。
       なお、会場については見学できますので、管理担当の児玉又は重松に連絡ください。
       電話045-662-2845
5 申込期限:11月19日まで
6 決定方法:ZA-IMアートプロジェクト実行委員会で審査の上決定する
7 申込先 :ZA-IMアートプロジェクト実行委員会
電子メール アドレス ::zaim@yokohama2005.jp

問い合わせ:ZA-IMアートプロジェクト実行委員会事務局  栢原・仲原 045-671-6504


日刊タナトリ11月10日号

という訳でタナベです。

今日も今日とて横浜トリエンナーレ会場、バーレクタムにおります。

またも日付が開いてしまいましたが、日刊タナトリ、順調にレポートさせていただきます。

今日も横浜市中区地方、晴れて風も微風、あったかい日が続いています。

今日はNHK BSの『デジタルスタジアム』の取材!大好きなアメリカザリガニさんがいらしてますよ~ううう、写真撮りたい。。。。5月の終わりの京都精華大学での公開録画、行きましたよ~


明日から雨?いやーん。

明日からサポーターで手伝おうと思っているのに~


ってなところで会場からお送りしました!


November 08, 2005

交流カフェ「NPO/市民活動と情報発信」


13日(日)15:00~ NPO/市民活動と情報発信をテーマに「交流カフェ」を開催します。コーディネーターは、和田昌樹氏(桜美林大学助教授、ポートサイドステーション代表、はまことりオブザーバー)です。最新のネットワーク理論を使ってコミュニティや情報伝達について体験的に学べる場になりそうです。しかも、ワインやビールとつまみも付いて500円は格安です。

まだ、会場に空きがありますのでぜひおいでください。
参加できる方は、下記にある連絡先にメールか電話で予約の上おいでください。

・・・・・・・(転送歓迎)・・・・・・
■NPO/市民活動にとって大切なのはコミュニケーションだと言われています。
人と人の出会いとネットワークを広げるコミュニケーションにとって なにが必要なのか。そのヒントを最新のネットワーク理論を駆使して、 見つけたいと思います。ナビゲーターには和田昌樹氏(桜美林大学助教授)をお願いしました。『ネットワーキングGAME』も体験していただきます。
そして、ワインやビールを飲みながらの参加者どうしの交流タイムも たっぷりとっっての2時間半になります。
会場は馬車道駅近くの期間限定でアーティストや建築家の活動の場所 となっている北仲WHITE4階「アーバンサロン」をお借りしています。

●日時:11/15(日)15:00~17:30
●会場:北仲WHITE4階「アーバンサロン」
(みなとみらい線馬車道駅徒歩3分)
http://www.bank.tochi.mlit.go.jp/data/html/1493/index.html
●参加費:500円 (軽食と飲み物付き)
●コーディネーター:和田昌樹(わだまさき)氏
【和田昌樹プロフィール】
横浜市在住。学習院大学法学部政治学科卒業。1975年ダイヤモンド社入社。 月刊BOX誌編集長,Ecologist Japan誌編集長,ダイヤモンド社国際経営研究所 調査研究部長(出向),第一雑誌編集局局次長兼マルチメディア&ビジネス編集長, 広告局長、データベース事業局長を経て、現在、桜美林大学総合文化学群助教授。
(財)日本データベース協会副理事長、ワントゥー ワン・マーケティング協議会 運営事務局代表、学習院大学非常勤講師(表現論)を兼任。
著作に「地球カメラ ローデンクレーター・プロジェクト」(ダイヤモンド社)、 「いつも相手の立場になって考えなさい」(ダイヤモンド社)、共著に 「水を語る」(遊タイム出版)、 「知りながら害をなすな 優良企業はCSRで生き残る」 (ダイヤモンド社)などがある。

●参加申込み:先着50名)
●主催:横浜市市民活動支援センター
http://www.npo-c.city.yokohama.jp/
●共催:横浜シティアートネットワーク推進委員会
●申込み受け付け:横浜市市民活動支援センター・事務局
TEL:045-223-2666 FAX:045-223-2888 
Eメール:y-sien-c@npo-c.city.yokohama.jp


トリエンナーレ子ども放送局の「キッズキュレーターツアー」開催!

10月6日(日)、トリエンナーレ子ども放送局による「キッズキュレータツアー」に参加しました。子どもたちは、横浜山手中華学校の小学生。おそろいの黄色のTシャツ・バンダナを身に付け、それぞれ順番に作品を紹介してくれました。
パッと見ただけでは分かりづらい現代美術の作品でも、自分たちなりの解釈を交え説明してくれるので、トリエンナーレをより楽しく鑑賞できます。
今回、現代美術の作品をほとんど見たことのない母(主婦、50代)と参加し、ツアー後、感想を聞いたところ、「一生懸命、素人にも分かるような説明をしてくれたので参加して良かった。これからも、もっと自信をもって正々堂々、大きな声で説明したら良いのでは。」とのこと。

「キッズキュレータツアー」は今後も開催予定ですので、会場で子どもたちを見かけた方は是非、参加してみてください。
●開催日:11/6日(日)、11/20日(日)、11/23日(水)、12/11日(日)
●時間:13:00-、15:00-
●集合場所:インフォメーション・カウンター

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November 07, 2005

児玉拓海 Solo Exhibition @ ZAIM


児玉拓海 Solo Exhibition @ ZAIM
11/8-11/23 12:00-19:00
(Opening Party 11/8 at Night)
http://www.geocities.jp/jun_cafe_con_leche/

ZAIM(ザイム)、「旧関東財務局」からネーミングされた歴史的建造物が最近騒がしい。日本大通りに面した一角には、トリエンナーレに出展している「graf」によるカフェテリア「graf media gm YOKOHAMA」があることはすでに多くの人が知っているだろう。トリエンナーレのスタッフはもとより観光客やジモティにも定着した溜まり場になっている。その裏には「トリエンナーレ・ステーション」が開設され、サポーターやボランティア、スタッフの基地として機能し、定期的に「トリエンナーレ学校」が開講されている。アーカイブルームが1階にあり横浜トリエンナーレに関する資料を閲覧できる。2階には来日して長期滞在しているアーティストのゲストルームもある。
ZAIM全体で毎日さまざまな交流が行われているわけだが、その交流の中から新しい動きが生まれてきているようだ。サポーターズ・パーティは公認の催しだが、ゲリラ的に開店する「スナック」や予告なしのミニコンサート等が開かれているらしい。
今回ZAIMで個展を開催する児玉拓海さんは僕もよく知らないのだが、サイトをのぞくとナチュラルテイストの気持ちのいい絵を描いている。11月10日には、トリエンナーレ会場4Bでパフォーマンスも行うらしい。トリエンナーレ出展作家ではない彼が本展に出品するのはどういういきさつかは分からないが、なかなかおもしろい。すでに様々なアーティストが会場を舞台として本展とコラボレーションしている。「横浜トリエンナーレ2005」は、もともとそういう雰囲気を持った展覧会だ。12月18日まで何が起こるか、ますます目がはなせない。


トリエンナーレ会場で無線LANサービス開始



トリエンナーレ会場に無線LANが設置されました。
関係者には期間中使える無料IDを、来場者には1日無料で使えるIDが発行されます。

申込み・詳細はこちら!
http://www.tripletgate.com/yokohama/service/index.html

サポーターズブログや市民レポートに投稿される方は、PCや携帯で、会場から直接ブログへ投稿ができます。
また、はまことりでは、インターネットビデオ会議システム「アクセス・グリッド」を使ったサービスやイベントを、この無線LAN設置を機に開始します。入口ゲートや案内窓口、サポーターステーションなど数カ所をつないで、イベント情報などのインフォメーションが円滑に流通するしくみをつくったり、インターネット配信のイベントを計画しています。

設置された場所

* 横浜トリエンナーレ2005メイン会場(利用可能)
* トリエンナーレ・ステーション(利用可能)
* 北仲WHITE(利用可能)
* BankART 1929 Yokohama(今後開通予定)
* BankART NKY(今後開通予定)

ご利用申込み

●トリエンナーレ参加者の方
トリエンナーレ関連施設で横浜トリエンナーレ2005期間中ご利用いただけるIDを無料で 発行いたします。ご希望の方は、必要事項を記載し、下記までメールにてお申し込みください。

メールアドレス:info@wi-gate.net
Subject:トリエンナーレID申し込み
必要事項:所属組織、氏名

●トリエンナーレ来場者の方
トリエンナーレ関連施設で1日ご利用いただけるIDを無料で発行いたします。 申込携帯サイトにアクセスし、簡単なアンケートに答えるだけで、すぐにIDが入手できます!

申込携帯サイトURL: http://www.tripletgate.com/trien/
(右サイドメニューから簡単にアクセスできます)


November 05, 2005

おすすめは16時以降。トリエンナーレの歩き方。

 このサイトを見てる人の何人が横トリに行ったのでしょう?いつ?どうやって?何回行った?なれなれしくもそういうことが気になります。トラベルナビゲーター横トリ版のはまことりBonne(自称)としては。
 ナビ的には横トリにはパスポートを買って何度も行って欲しいですが、もしナビをするなら、時間的には午後から夕方にかけてが一番ではないでしょうか。
 清少納言女史は「秋は夕暮れ」と申しておりますが、まったくもってなかなかどうして、秋のハマの夕日も美しくふ頭にはえますねえ。夕暮れが倉庫の中から見えたり。
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なので今回は外との接点の多い作品。まずは、最新のFP6号でもおなじみ、奈良美智+grafの「A to Z 」。の外景。中はあなたの目でみてもらうとして。

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まだ行ったことない人にちょっとだけ中身をお教えすると、一回どうやっても外に出る構造になってて、そこがいいです。夕暮れがはえます。カモメが鳴く声が聞こえたり、夕暮れの時間だと、その向こうにあるらしい(姿は見えず)野村さんの吹く鍵盤ハーモニカの音色がぴー。なごみます。


そのズーラシアの動物たちとコラボレートした音楽家の野村誠さんとその模様を映像作家の野村幸弘さんが映像作品にしたW野村さん作品の『ズーラシアの音楽』はナカニワ大スクリーンにて16:00-18:00の時間帯に上映。11月13日以降は新作の 『アートサーカスの音楽』 を上映するそう。見てない人は急がなくっちゃ!
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屋台村のあげたこ焼きとビールをみながらデッキチェアに丸まって鑑賞。

少しビールで酔っぱらっちゃって、夕日もすっかり落ちてほの寒い。ほかのところを見ていたりすると、閉場時間の18時。ああ、もったいない。

でも最後の隠れたお楽しみ、ご紹介するのは、ショップの向こうにあるバス乗り場。入り口の右手にあるのは知っていたけど、いつもビュランの旗が見たくて歩いて行くのだけど、帰りはバスを待ってみた。そしたらとてもよい。おかしなバスです。中の不思議な映像は誰が作ってるのだろう。調べてみます。バス自体も不思議だけど、ふ頭の中を通り過ぎて行く夕暮れのバスというのはとても空港に似ていると思いました。夜のトランジットするための、飛行場に連結してないたいてい弱小な飛行機会社が遠くで着陸して、飛行場までバスで乗客を連れて行くあれ。ライトやひかりのかんじがとてもきれい。夕暮れのなせるマジックです。
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横トリは通常は17時まで、金曜日のみ20時まで入場可能。フリーパスで仕事帰りや花金のひとときを横トリ会場で過ごすのはいかがでしょうか?
そろそろ夕暮れの時間も早くなってくるころです。日の入り時間をチェックして、会場へGO!というのも乙なものかもしれません。(はまことり/Bonne)
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横浜トリエンナーレ2005
/ 会期 /
2005年(平成17年)9月28日 水曜日〜12月18日 日曜日
会期中無休*
開場時間:午前10時〜午後6時 (金曜日は午後9時まで。入場は閉場の1時間前まで)


November 03, 2005

あざみ野で写真展にハマる~目から鱗!トークショーで変わった写真展のみかた~

こんにちは。はまことりのかねこです。文化の日の今日、私は青葉区に新しくオープンした横浜市民ギャラリーあざみ野に、横浜市民ギャラリーあざみ野 開館記念展vol.1「たからもの-写真と言の葉」、アーティストトークに行って目から鱗体験をしてきました!今回はその模様をお送りします。

普段私はあまり好んで写真展を観にいくわけじゃない。なんとなく「写真って目の前にあるものを、ただ機械で撮ってるだけじゃん」という風に感じていたのだ。だけど、今回はるばる千葉の自宅からあざみ野までノコノコ出かけた理由は、今回のヴェネチア・ビエンナーレに、日本館代表として選ばれた石内都さんの写真ってどんな写真なのかしら?という好奇心と、いつもお世話になっている横浜市文化芸術振興財団の専務理事の加藤種男さんがコーディネーターを務められるトークショーって一体どんなトークショーになるのかしら?という半ば野次馬根性。

まず最初に横浜市民ギャラリーあざみ野に着いて、30分ほど時間があったので、ギャラリーを覗いてみた。

今回の写真展は、石内都さん、島尾伸三さん、長島有里枝さん、尾仲浩二さん、蜷川実花さんという5人の日本を代表する写真家が「大切なもの、ひと」=「たからもの」という共通のテーマで作品を展示するグループ展。

さーっと会場内を巡って、当たり前だけど同じテーマでも、5人5様、随分作風が違うなぁと驚いた。今日トークショーを聞いてまた戻ってこようと一旦トークショー会場に戻る。

2時になり、いよいよトークショーが始まった。

登場された石内都さんは、とても美しい方、島尾伸三さんはシンデレラに出てくる森の小人のようなユーモラスな表情。長島有里枝さんは、黒い目が印象的で、声がこっくり素敵。尾仲浩二さんは気の良いお兄さんといった風貌。蜷川実花さんはご都合が悪くてご欠席。

まず、コーディネーターを務められる横浜市芸術文化振興財団専務理事の加藤種男さんが、「アーティストとしての写真家で食えるのか」と単刀直入に質問されると、ほとんどの作家さんが食えないと返事。会場内には、写真家を目指す学生さんもいて、苦笑が漏れる。

慌てて、加藤さんが「それでは楽しいことは?」と質問すると、4人4様全く違う答えが返ってきた。

島尾さんは、友人でカメラオタクの人がいて、カメラ自慢を聞くのが楽しい、それから、4,000円くらい持って、2、3日フラフラ徘徊するのが楽しいと答えれば、尾仲さんは、こんなものとるのオレだけだよなーと思いながら写真を撮りつつも、あの人に見せたら喜ぶだろうなーと想像しながら撮るときが楽しい、といった具合。

それから石内さんは、楽しさとは違うかもしれないけれど、巨大なプリント作業を暗室で肉体労働みたいにして焼いているときが一種トリップしていて楽しいと答えるなど。本当に作家さんによって全然違う。

トークショーを聞いていて、特に面白いなぁと思ったところは、それぞれの作家さんの「たからもの」の捉えかた。石内都さんは、生前の母親と、確執があり、コミュニケーションをとることが出来なかった。これからコミュニケーションをとろうとした矢先、母な亡くなってしまった。残された下着、使いかけの口紅、靴など遺品ともいえない品々を写真に収めることによってしか前に進めないと感じた。発表するつもりはなく撮り始めたものが、今結果としてたからものになってしまった、とおっしゃる。その横で、島尾さんが、フラフラと生きていて、潮田さんという素敵な人と暮らし始めて、可愛い子供が生まれて30年ずっと毎日うれしいです。妻と子供の写真をたからものとして今回出展した。と言えば、長島さんは、私は昔から普通すぎるくらい普通に生きてきて、なんの特別なところもなかった。その凡庸な私が撮る写真の中に普遍性がやどることもあるかもしれない、とおっしゃる。ちなみに今回長島さんが出展されている「たからもの」は長島さんの夫を撮った作品。尾仲さんは、今まで30年近く、誰に注文されるわけでなく、写真を撮ってきた。その写真が僕のたからものです、と、ほんとうにまちまちだ。

「母との関係性」というのは、私にとってもとても重要なテーマなので、石内さんのお話を聞いていると胸がぎゅっと切なくなる。その真横で対照的な島尾さんのコメントを聞くと、今度はその独特なおかしい雰囲気で、思わずぷっと笑ってしまう。また、普段、エネルギッシュにしゃべっている印象の加藤種男さんも、作家さんたちからお話を引き出そうとして、苦心されている様子がおかしかったりして、なんだかとっても不思議なトークショーだった。

他にもいろんな面白いやり取りがあって、のんびりとしたトークショーが終わったあと、もう一度ギャラリーを巡ってみた。

目から鱗!!作家さんのお話を聞いて、その後で写真を観ると、最初に観たときよりも全然面白さが違う。さっき、こういうことをうったえたいとおっしゃっていたのは、なるほど!こういうことだったのか、とか、さっきは全然感じなかったいろんな発見があって、写真展をこれほど面白く感じたのは初めてだった。

なにを表現しているかという話を聴いて先入観を持って観る観方ってあんまり正統な観方じゃないのかもしれないけど、いいや。こんなに楽しく写真展を観れたのだから。これから写真展が好きになりそう。なんとなく得した気分でウキウキと会場を後にした。

この写真展は、11月20日(日)まで開催されています。同時に、市民の方からの公募作品による市民協働プロジェクト「わたしのたからもの展」も開催されています。なかなか面白い作品展なので、ご都合があえば、ぜひいってみてください。(かねこきよこ)
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展示室1:「5人展-石内都 島尾伸三 長島有里枝 尾仲浩二 蜷川実花」
展示室2:市民協働プロジェクト「わたしのたからもの展」

<詳細>
展示室1:「5人展-石内都 島尾伸三 長島有里枝 尾仲浩二 蜷川実花」
現代日本を代表する作家の作品で構成する。大切なもの=たからものに対する作家のスタンスをキーワードにカテゴライズし、現在までに撮られた写真作品の中から選出し、紹介します。
たからもの―ファミリー 母の遺品 石内都(いしうちみやこ)
 妻と娘  島尾伸三(しまおしんぞう)
 夫     長島有里枝(ながしまゆりえ)
たからもの―旅でみつけたもの
 尾仲浩二(おなかこうじ)
たからもの―とどめておきたいもの
 蜷川実花(にながわみか)

アーティストトーク  11月3日(木・祝)14:00開演(終了しました)
 出演:石内都 島尾伸三 長島有里枝 尾仲浩二
 コーディネーター:加藤種男(財団法人横浜市芸術文化振興財団専務理事)

展示室2:市民協働プロジェクト「わたしのたからもの展」
写真家の卵が撮った「わたしと‘たからもの’」
 地元、港北区日吉にある東京綜合写真専門学校の生徒が「市民のたか
 らもの」(50点公募)を撮り、応募した市民自身と市民の‘たからもの’を
 一緒に写した作品が展示されます。
公募作品「わたしが撮った‘たからもの’」
 市民自ら写した写真が、ダイレクトに展示されます。
ワークショップ作品「子どもたちの森の‘たからもの’」
 子どもたちが森の中でみつけた、たからものをデジタルカメラで写しても
 らい、プリント作品にして展示します。

●日時 平成17年10月29日(土)~平成17年11月20日(日)
●開館時間 10:00~19:00(土曜日のみ20:00まで、最終日17:00まで)
●料金 無料
●会場 展示室1・2
●主催/協力 主催: 横浜市民ギャラリーあざみ野(財団法人横浜市芸術文化振興財団)
●協力: 横浜美術館 横浜市交通局
●問い合わせ先 横浜市民ギャラリーあざみ野 
 TEL 045-910-5656
URLはこちらです。 http://www.yaf.city.yokohama.jp/facilities/azamino/


奈良美智と「日本国憲法」


奈良美智の描く少女はやぶにらみの無気味なキャラクターだ。これが何故共感を呼ぶのかというと、時代の雰囲気をぴしゃり現しているからだ。子どもは敏感で賢い。今の子どもが今の世の中をどう感じているか、繊細な感覚を持っている絵描きなら、物に囲まれた豊かさの中でハッピーな子どもの姿を描きはしない。

村上隆と並べて紹介されることが多かったので、単純にオタク文化のコマーシャリズムの文脈で語られていた。村上隆のキャラクターは不安を通り越して「暴走」を表現している。これもまた時代の雰囲気だ。だが、「暴走」はスピードダウンすると簡単に時代に追いつかれ消費されてしまう。

時代を反映すれば即現代アートかといえばそうではない。作品と観客のあいだにフィードバックのサイクルが生まれて、次の時代を創るエネルギーの源になる、そういう資質を持ったものが現代アートだ。そういう意味で奈良をはじめ横浜トリエンナーレ2005の作品群は、現代アートの良質なチョイスだということができる。

不安なまなざしで、しかし、奈良の女の子は力強く生きてやるぞという元気さもある。地に足を踏ん張って、けしてふわふわしていない。奈良さんとじかに会ってから僕は奈良キャラクターのファンになった。ファン心理とはすごいものでどんなに小さい絵でも奈良キャラを見つけだす。ネットの片隅で見つけたのは「映画 日本国憲法」のポスターだ。この映画のポスターに奈良を採用したディレクターはとてもセンスが良いと思う。


「映画 日本国憲法」
憲法とは誰のためのものか、戦争の放棄を誓った前文や第9条をどう考えるのか。本作品は、憲法制定の経緯や平和憲法の意義について、世界的な知の巨人たちが語った貴重なインタビュー集。
監督は、 画家の丸木位里・俊夫妻を取材した『劫火-ヒロシマからの旅-』(1988)(米国アカデミー賞記録映画部門ノミネート)や、9.11のテロ後にノーム・チョムスキーにインタヴューした『チョムスキー9.11』(2002)を監督した、ジャン・ユンカーマン。

「映画 日本国憲法」上映会
日時:11 月12 日(土)午後2:00 ~
会場:スペースオルタ(新横浜)
入場券:500 円
主催:「映画 日本国憲法」上映実行委員会
お問い合わせ、お申し込み
yoffice@net-yokohama.gr.jp

「映画 日本国憲法」についての詳細
http://cine.co.jp/kenpo/index.html


November 02, 2005

第四回横濱学生映画祭  『日中映像交流シンポジウム2005プレスリリース』

                                            2005年10月31日

日中映像交流シンポジウム2005 プレスリリース

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 開催日時: 2005年11月11日(金) 午後3:00~
 開催場所: 横浜市開港記念会館(国重要文化財) 2階6号室
 料   金: 入場無料

開催主旨:
 映像は、情報伝達の質と量および総合性に関して文字情報に比べで格段の特長があり、ひとつ知識の伝達に止まらず、思想、感情の領域までわたり広くコミュニケーションを可能にする潜在的な可能性が豊かです。一方で、民族、歴史、文化の違いをお互いに理解し合うために強力なメディアとして、IT技術の革新によりますます意義を増しつつあります。

 このシンポジウムでは、現在の映像情報技術を積極的に活用して、日中両国の知的、文化的な相互理解を図るための具体的方法の検討と、それに携わる両国人材の輩出をはかる方法を両国で共創するため、その実現に向けた具体的な意見交換と施策を討議したいと思います。

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パネリスト:                                (敬称略・順不同)
安藤紘平(日本)  早稲田大学大学院教授、日本映画監督協会理事、VIPO理事
黒澤 清(日本)  映画監督、東京藝術大学大学院教授
佐藤忠男(日本)  神奈川映像学園理事長 日本映画学校校長、
            映画評論家
武藤起一(日本)  ニューシネマワークショップ主宰、
            映画プロデューサー
路 海波(中国)  中央戯劇学院教授、テレビ芸術学部主任
陸 紅実(中国)  中国芸術研究院の映画・テレビ部研究室主任
劉 巨徳(中国)  北京市美術家協会理事、清華大学美術学院副院長
楊 遠嬰(中国)  北京電影学院の映画研究所教授、
            北京電影学院の映画研究所副所長
李  迅(中国)   中国映画資料館委員
鐘 大豊(中国)  北京電影学院教授、
            博士課程指導教官・同学院国際交流学院院長


オブザーバー&技術アドバイザー
朴 起鏞(韓国)  韓国フィルムアカデミー院長、
            アジアフィルムアカデミー教授
川上一郎(日本)  「Dシネマ標準化技術開発(東工大大学院情報理工学)」
            専任研究員

司会:
古澤敏文      映画プロデューサー 北京電影学院客員教授



主 催: 特定非営利活動法人横浜アートプロジェクト/北京電影学院
      第4回横濱学生映画祭実行委員会
共 催: 横浜市
後 援: 外務省/中華人民共和国大使館/社団法人日本映画テレビ技術協会
      神奈川新聞社/社会福祉法人横浜市社会福祉協議会障害者支援センター、
協 賛: アサヒビール株式会社、伊勢佐木町1.2丁目地区商店街振興組合、
      身体教育研究所、まほろば書房
協 力: 横浜華僑総会、株式会社星影通 、金沢文庫芸術祭
認 定: 社団法人企業メセナ協議会
助 成: 文化庁国内映画祭支援、 国際交流基金、 神奈川県

* 第4回横濱学生映画祭~横浜国際映像芸術祭2005関連事業




【第4回横濱学生映画祭~横浜国際映像芸術祭2005 公式ホームページ】
 http://www.ysff.jp/
【第3回横濱学生映画祭~横浜国際映像文化祭2004 フォト&リポート】
 http://ww2.et.tiki.ne.jp/~r-eno/yap/ysff2004/report/index.html

【お問い合せ】
 NPO法人横浜アートプロジェクト  榎田竜路
 Tel/Fax0467-24-1740  ryu_eno@ybb.ne.jp
 http://www.yokohama-artproject.com/


投稿者 NPO横浜アートプロジェクト : 10:55 AM | トラックバック

November 01, 2005

黄昏のハトバにフリージャズ浮流する トリエンナーレ・サウンドデリバリー





トリエンナーレ会場は順路もなく自由に行き来できるから、興味深い作品を何度も訪れたり、参加できる作品も多いので、ただでさえ広い会場を行ったり来たり、けっこう疲れます。足の重さを感じてふと気がつくと、港が黄昏につつまれて薄青のいい色合いになっている。眩いはずのみなとみらいの灯りはここからは遠くやさしく見えて、今の心境にぴったりだ。
疲れた目と足を癒してくれるリズムを耳がみつけます。黄昏のハトバに流れるフリージャズは横浜らしいクールな音色。いつの間にか並べられたデッキチェアに身を沈めて、ほどよく醒めた酔い心地のように、アートと港とジャズが胸の中に静かに畳まれていく。


トリエンナーレで疲れたあなたをHotにやさしく癒す、サウンド・デリバリーは、金曜日と日曜日にハトバに現れる。アトリエ・ヴァン・リースホウトの「バー・レクタム」横、晴れていれば夕日がきれいな岸壁の白いデッキチェアが目印です。

10月31日(日)の出演は、ガンジー(テナーサックス)と、「ソウルーヴァ」というアフリカの太鼓を中心とするトーキングドラムのアンサンブル・グループ「アニチェ」の面々。ソウルーヴァだけのアンサンブルは日本では非常に珍しいようです。

今後の予定。
●11月4日(金)17:00〜21:00
中央線沿線で活動している2人組「フクビキ」ユニット、フクムラサトシ(ソプラノサックス)、河野文彦(ギター)、それに金子泰子(トロンボーン)、ガンジー(バリトンサックス)。スタンダード中心です。
●11月6日(日)15:00〜17:00
ガンジー+アニチェの再演です。
●11月11日(金)17:00〜21:00
ガンジー+春田祐介(ドラム)+明日可(マイム)
他は未定
●その後も金曜日は夜、日曜日は15:00から、継続的に行われる。
基本的に日曜日はにぎやかに、そして、夜はマニアックにということらしい。

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(上写真3点:秋山一二)


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