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December 02, 2005

アン・ハミルトンさんの来日記念トーク 

横浜トリエンナーレ2005
■ アン・ハミルトンの来日記念トーク  + 特別パフォーマンス ■

2005年11月24日(木)15:31~  
トリエンナーレのメイン会場3号上屋Bの天井でパフォーマンス。
カリ・ハンセンさんのコーナーにあるソファを片付け、折りたたみ椅子を並べて、トーク会場ができました。

■初めて自作を見て感動を語る
3Bにはいつもより多くの人が集まって、天井を見上げていました。
天井では、クライマーが赤い紐で鉄骨を縫うように50mの輪を描いていきます。1周したところで、待ち構えていたもうひとりのクライマーが赤い紐を解いていきます。この間、約30分。ときどき動作をとめて、片手を離したり、両手を離したりして体を伸ばすなど、お正月のはしご乗りのような動きをしました。
これをいちばん興味深く真剣に見ていたのは、アン・ハミルトンさんでした。ハミルトンさんの作品ではありますが、開幕から1か月以上たったこの日初めて自分の作品を目にしたのです。

■ハミルトンさんと川俣ディレクターとの出会い
川俣さんは15年前、ハミルトンさんと同じ展覧会に出品しました。ハミルトンさんはアメリカを代表する作家でたいへんお忙しく、やっと7月になって、川俣ディレクターは展覧会準備のために熊本にお越しのハミルトンさんに会い、作品を依頼しました。
ハミルトンさんは会場に来ることができず、スタッフとEメールで連絡を取り合い、指示書にしたがうパフォーマンスをつくりあげたのです。
 
■クライマーに体験を聞きました
ハミルトンさんは、クライマーに会って体験を聞くのをとても楽しみにしていたご様子でした。
4人のクライマーが応えました。「初めは1周の50mがつらかったが、スムーズにできるようになった。アートとクライミングがつながって面白いと思った。クライミングをおおぜいの人に見てもらうのはうれしい」
「クライミングには自己満足がある。今回は違う形でクライミングをアピールできた喜びがあります」
「円を描くので規則的に動くことができずに落ちるかもしれないと思ったこともありました」

■ハミルトンさんが会場からの質問に応えて
鳥の声がするものをクライマーの体につけて、暗いなかでも動きがわかるようにしました。
ロープの色は、暗くてもよく見えるように赤にしました。色に象徴的な意味はありません。
日没を指定したのは、夜でもない、あいまいな時間にパフォーマンスを行いたかったから。

■ハミルトンさんが大切にしていること
作品づくりは、アトリエにこもるのではなく、生活のなかに溶け混んで行います。サイトスペシフィックな作品では、偏見をもたずに現地に行き、天気、湿度、建造物、その場で感じるインスピレーションを大切にしています。
言葉が大事に思われがちですが、体験することが大切なのです。体に蓄積された経験によって体が自然に動くことや、同じ行動を繰り返すことがよくあります。皮膚感覚にも興味があります。


★横浜トリエンナーレ2005HPより★

■「参加アーティスト」 アン・ハミルトン http://www.yokohama2005.jp/jp/H.php#1
■「ディレクターズ・ダイアリー」7月29日(火) 熊本 写真あり
アン・ハミルトンに会いに熊本市現代美術館へ。我々と話しているその場で彼女はプランを決めてくれた。話の中でどんどん自分の考えをまとめてしまう彼女の柔軟な感性は凄い。  http://www.yokohama2005.jp/jp/diary.php?20050717#2005-07-17

●日本クライミング協会で紹介「現代アートにクライマーが協力」  http://homepage2.nifty.com/jfa/index.htm 

●アン・ハミルトンさんにお目にかかって
2001年に横須賀市田浦のアキライケダ・ギャラリーで15万本の炭でつくるインスタレーションに参加し、ハミルトンさんにお目にかかりました。今回もめったにない機会なので、このイベントにでかけました。
トークも興味深く、あいさつをして握手してもらいました。今朝、田浦に寄ってきたそうです。田浦には1か月滞在したので、思い出深い地になったのでしょう。私にとっても田浦は素敵な体験でした。 http://www.akiraikedagallery.net/ArtistData/hamilton/hamilton_project.htm
                                                 レポート sorbet


投稿者 sorbet : December 2, 2005 02:31 AM

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