« June 2006 |
メイン
| August 2006 »
July 29, 2006
映像ユビキタス時代のパラダイムシフト ~どう変わる?産業、文化、社会~
7月28日に開催された「ヨコハマEIZONE」のシンポジウムは、期待した以上の展開になりました。
>>映像ユビキタス時代のパラダイムシフト ~どう変わる?産業、文化、社会~
シンポジウムの中盤には、市民メディア全国交流集会@よこはま06実行委員長でもある和田昌樹さんの映像がスクリーンいっぱいに映り出されました。横浜における市民メディアの活動事例として街の音を集める番組を
作っている人たちとして紹介されました。
それを受けて、パネリストの水越伸さん(東京大学助教授)は、「こうした市民メディアの活動は日本の全国各地で起こっていて、ちょうど、今年の秋にここ横浜で市民メディアの全国的な集まりもある」と市民メディア全国交流集会の紹介もしていただけました。
その後は、各パネリストから市民メディアへの期待が語られ、またメディアリテラシーやいくつかの課題についても議論されました。
碓氷広義さん(テレビマンユニオン・プロデューサー)は、シンポジウムの冒頭から、映像機材の発達により、プロではない市民だれもが映像作品をつくれるようになったことを前向きに評価され、千歳科学技術大学の教授として地域ポタルサイトづくりに関わっていることやプロによる市民メディアへの講習についての意義も語られていました。
水越さんは、碓氷さんの発言を受けて、プロによる市民メディア支援の意義を認めつつも、プロも固定概念を捨てて、市民メディアの手法を共に考える姿勢が必要であることを強調されていました。そして、「ワイルドに行こう」とのコメントとともにメディアリテラシーは、けしてお勉強ごとではなく、悪ガキの実践にこそ必要なものである」と主張されていました。
メディアが情報を発信する先を「コミュニティ」と表現していたのもとても意味深く印象的でした。
箭内道彦さん(クリエイティブディレクター)は、「素人のケーキにはかなわない」というケーキ屋さんの証言を元に、原価を考えずにプロ以上に時間や労力をかけて凝って制作するアマチュアの作品の出現に期待を示し、一方で、人類史上はじめての映像の時代の自由さと制約がないことによる弛緩と不毛にならないことへの警鐘を鳴らしていました。
宮台真司さん(首都大学東京准教授)は、今回、悲観的な意見を提示する役割と自らを任じて、いくつもの疑問を提示されていました。
誰もが映像作品が作れる時代の到来が、実験的でオルタナティブな作品をつくることに逆説的に働かないか?これまでのプロがお金をかけて作成してきたコンテンツがアーカイブされるとそれであらゆる映像はほとんど担保され、素人作品は、到底、太刀打ちできないのではないか?スマート化(ICT)により、誰もがゾーニングされてしまうと新たな発見や意外な作品との出会いの機会が失われるのではないか?だからこそ、Googleなどの自動化された検索システムに頼るのではなく、キュレター(司書)による人間による作品の紹介や説明が大切になってくるのではないかと発言されていました。
2時間に及んだこのシンポジウムでは、「市民メディア」以外にも、「クリエイティブコモンズ」、「ロングテール現象」、「WEB2.0」、「U-チューブ」などの解説映像が要所要所に挿入され、それぞれについての各パネリストの発言もとても興味深いものでした。
私にとっては、9月の「市民メディア全国交流集会@よこはま06」の開催に向けての予習として、とてもよいシンポジウムでした。
>>市民メディア全国交流集会@よこはま06
このシンポジウムの内容は、10月21日(土)17:00~17:54にNHK衛星第2テレビで放映される予定だそうです。
(レポート=原 聡一郎)
July 27, 2006
山岡佐紀子 欧州アートレポート vol.2

アート・アクション2006
欧州アートレポートvol.2です。私山岡が今年(2006年)5月に、アートイベント参加のために出かけたヨーロッパで、見聞き、体験してきたことをご報告しています。前回は、アムステルダムと、ヘルシンキ。今回は、イタリアのモンツァと、ミラノを少し。
パフォーマンスアートのご報告が、メインになりますが、このパフォーマンスという言葉、人によって印象が違うみたいで、いつも説明が難しい。ここでの場合は、コスチュームパフォーマンスでも、ダンスパフォーマンスでも、シアターでもなく、アクション系のパフォーマンスね。80年代のアメリカ発のブームが起きる前は、ヨーロッパでは、「アクション」とか「デモンストレーション」などと呼んでいました。今回の報告では、イタリアのイベントを紹介しますが、そちらは70年代からやっているので、「アート・アクション」というタイトル。こっちの方が、クリアでいいと思いません?
1.モンツァとアート・アクション
イタリアはミラノへ。ミラノの空港で、イスラエル人の親友アディーナ・バロンと待ち合わせ。彼女についてはあとで詳しく書きますね。今回は、その彼女に会うのが目的で連絡をとったのがきっかけで、モンツァ市でのアート・イベントに立ち寄ることになりました。イベントもとても、良かった。肩肘はらず、ミニマルに進行する。真夜中毎に、イタリア食をたんまり食べさせられたのは、正直苦しかったですが。......とにかく、伝統の余裕を感じました。

モンツァ市は、ミラノから電車でたった20分のところで、古代ローマ時代から数々の王の住んできた町。オーストリア朝ハプスブルグ家の別荘(ヴィラ)がその中心にあります。そのヴィラ・レアーレの広大な庭園(ヨーロッパでは最大)の一角には世界最古(1922年)のサーキットがあります。
私は、ニコラに会うのは初めてです。ニコラは、アート・アクションのオーガナイザー。ほとんどひとりでやっているようです。テクニカルスタッフや、若干の若い人の手伝いは見かけました。とても、面白い人なのですが、それに気づくのに、4時間くらいを要する、シャイなおいちゃんでもあります。話し方に特徴。彼はサウンドポエトリー系のパフォーマーで、普段からなんだか韻を踏んでいるような、歌うような話し方をします。声は小声でも響く。英語が苦手なので、それをイタリア語のように発音するのが、また不思議。主語は、いつも「ニコラ」。「ニコラ、パパン、ママン、プア、ニコラ、スコラ、ノン、ノン、イングリッシュ、ピッコラ、ピッコラ。(ニコラのパパとママは貧乏だったので、ニコラは学校に行っていない、だから、英語は少しだけ。)」それを、せかせかとまくしたてる。苦虫をかんでいるような顔をさらに崩して、にこ〜っとスイートな笑顔を作る。今回はオーガナイザーに徹していて、パフォーマンスは見ることができなかったけど、日常的に、充分楽しませてもらいました。
その「アート・アクション」という名のフェスティバルは今回で5年目ですが、モンツァでの活動と企画の経験は長く、地元のアーティスト仲間とともに、なんと1973年から毎年、サウンドポエトリー、ビデオアート、ボディアート、パフォーマンスアートの何らかのイベントをやってきたらしい。すごい。もちろん、モンツァ市のサポートを受けていますし、市民に大口の寄付者がいるようです。
アート・アクションは、ヴィラ附属のテアトロで行われました。といっても、華麗なるロココ調のテアトロでではなく、そのテアトロの講義室のような場所、わりと普通の部屋で行われました。外国からは11名、国内アーティストは6名。3日間。入場料はただで、観客は4〜50人くらいの老若男女、貴族級の金持ちから貧乏な学生まで。
さて、記憶に残ったパフォーマンス(アクション)のいくつかを紹介します。

彼女は、とてもとてもユニークなアーティスト。アメリカ生まれのユダヤ人。今はテルアビブに住んで、アートスクールで教えています。誕生日が私といっしょで(10才彼女が上)、彼女曰く「あたしたち、性格がそっくり」。だが、たぶん、正反対の性格。彼女は声を使う表現ですが、いわゆるサウンドポエトリーの人たちとはまるで違っていて、歌うような声と悲鳴とうめきを表現にしています。私が初めて見たパフォーマンスは、ポーランドのユダヤ図書館で行われました。その時は、こういう表現もあるのかとびっくりしました。
さてモンツァでは、まず、会場の椅子をすべて撤去して、真ん中を広くあけました。彼女はある若い女性の横に入り、しばらくして、彼女の手を取ってスペースの真ん中に連れて行き、抱きかかえるようにしてゆっくり倒す。いっしょに寝転がる。そして、彼女の声が始まりました。たぶん、即興。ユダヤの古い民謡のような音階に聞こえる。身体も動かす。声を高くあげるときは、手を顔のまわりにすべらすようにする。うずくまると、声が下がる。やがて、うなり声に。やがてそれは、おなかの底の何か、苦しみを絞り出すようになる。彼女のパフォーマンスは感情的に見えるので演劇っぽいとか、あるいは声がきつすぎて耳障りだとか言って嫌う人もいますが、評価も高い。ユニ−クすぎるのです。だから賛否両論。息苦しさが残ることは確か。私は彼女の勇気にいつも感心する。
彼女は、誰か別のパーソナリティを演じているのではなく、今現在の彼女の精神状態を声にしています。様々なことに感じやすい彼女ですが、今は、生活に実際に大きな出来事があって、それが現れている。ずっと前に離婚した夫が癌になり、彼には面倒を見る人がいないので、彼女が見ることになって1年。彼は、強靭な身体を持つ人でしたが、軍隊にいる時に浴びてしまった放射能が原因で癌にかかり、ほぼ寝たきり。だけど………だからというべきか、彼女は、このたび、彼ともう一度結婚することに決めたのです。でも、彼女は、天使ぶらない。ひどい夫のために、人生がめちゃくちゃになった、と泣きながら言う(これはオフレコ)。でも、やはり、愛が止まらない、らしい。恋多き女、アディーナの大きな決断。パフォーマンスで、他者を道ずれに、床に倒れこんだのはそういう背景がありました。
初日のパフォーマンスの声に不満が残り、最後の日にもう一回。今度は、観客とのからみはなくて、声だけ。でも、幼児みたいな異様な声とか、うなり声も前より激しくて直接的に届きました……観客の中には泣き出して、会場を出て行ってしまった人もいました。


イギリス人。頭の回転が速くて、陽気なスコットランド人。まだ30歳そこそこだと思うけど、経験は長い。オーガナイザーもしているし、評論も書くし、アートカレッジで教えてもいる才人。これまで見てきた彼のパフォーマンスは、彼の190cmくらいは軽くある背丈と強靭な身体を生かした力技ものが多かったように思うけど、今回は、うって変わって、細かい作業。モンツァのシンボル、ヴィラ・レアーレを真上から撮った航空写真をテーブルに置き、真上からビデオで撮って、正面の壁に映写。そして、カッターナイフで、几帳面にヴィラの写真をなますに切って行く。その写真の下にもう一枚、ヴィラの写真ある。「ソソラレ=ささやき、の意味のイタリア語」という言葉を繰り返し、ささやきながら。切り離した細長い部分写真を上下反対に、置いたりして、はじめの写真がわからなくなるところまで、続けました。たくさんの王家がこの町を、塗り替えてきた歴史を示しているのかもしれない。特に意味のないナンセンスなのかもしれない。こっそり城に忍び込む感覚なのかもしれない。城の名、レアーレは英語だと、「真実」とか「現実」の意味であることにかけて、その姿を切り刻むことで、幻覚を見せているのかもしれない。いろいろ妄想させてもらいました。彼の「真実」は、わからないけど、アーティストというより、スポーツマンみたいな体格のロディのそのささやかなデスクワークは、彼の新たな方向性を見せてくれて、充分、楽しめました。
スペインはバレンシアの大学の教授。ベテラン中のベテラン。サウンドポエトリー系だけど、アクションのパフォーマンスもします。私が最初に彼を見たのは1993年で、その時は、ひよこを洗濯していました。ビジュアル・ポエトリーののりかもしれないと思います。2000年に見た時は、ラジオをキャンプ用のコンロで熱し、プラスティックの溶ける変なにおいの中、ラジオのニュース番組もとろけて、れろれろになるのを聞きました。
モンツァでは、余裕たっぷりの声の表現を堪能させていただきました。彼の場合は、楽譜があり、それを見ながら声を出します。感情や、アクションもなく、様々な声色を楽器のように扱う。どちらかというとクラシカルな表現だから、観客受けはどこでも、とてもよいです。後半は、インストラクション(指示)の作品で、観客が、彼に与えられた、ばかばかしい指示に従って、いろいろなことをやるというパフォーマンス。となりの人をくすぐってください、とか、そういうこと。これは、前に見たことがあるが、学生や若い人が多い方が、沸くみたいです。彼がスペイン語で言い、イタリア語に誰かが訳していたので、残念ながら、私には内容がわかりませんでした。

誇り高いメキシコ女性。ネイティブアメリカンの血が濃い。数年前まではドイツのドレスデンの男性アーティストと暮らしながら、その彼とともに、とても緊張感のあるデゥオ・パフォーマンスをしていました。今は、北イギリスのベルファーストにいるらしい。彼女のエキゾチックな横顔がヨーロッパ人のあこがれであることを、彼女自身が熟知しているのだ、と今回はしみじみ感じました。もちろん、アイデンティティでもありましょう。
彼女のパフォーマンスの基本は、時間と行為による抽象的な立体絵画を描いているようでありますが、基本はナンセンスだと思う。まず、安定の悪いテーブルの上に横向きに立ち、微妙なバランスでかがんで頭を垂れ、長い髪の毛で顔を覆い尽くす。その髪の毛の間に、あごのところから指をまっすぐにした片手をゆっくり入れていき、髪の毛の外に出す。鶏のポーズみたいな感じ。その後で、髪の毛で覆われて見えなかった横顔の輪郭を、後ろの壁に描き写す。このシーンはここで終わり。それから、紙袋からサクランボを出して、食べては種を飛ばす、食べては種を飛ばす。間合いの取り方がいい感じ。それから、ミシン糸を、長い竹竿の先にひっかけて、天井の左右からつるし、その垂れ下がった部分に、 テアトロの中庭に落ちていた、木の実をいくつか、吊るしました。彼女は、危ういバランスをとっている状態に関心があるみたいです。
2000年にハノーバーで会った時、彼女はとってもとんがっていて、「パフォーマンスアートの世界は、男社会だから、戦おう!」とわたしをけしかけていたけど、いつの間にか、あたりの柔らかい人になっていました(隠すのが上手になったのか)。女性であることも含めて、ヨーロッパの人間でない者が、完全に彼らと対等にやっていくのは、とても大変だと思います。彼女はそれに挑戦しています。えらいです。



ポーランドはクラクフの人。彼はオーガナイザーでもあります。かなりアクティブに活動しています。
そして、今回の彼のパフォーマンスに、私は釘付けでした。ほぼ同じ内容のものを、2年くらい前にポーランドで見たことがあり、その時もよかったけど、当時のは、ちょっと技巧に走りすぎていたかも。彼にそう言うと、自分でもそう思うと。でも、今回はお見事。
長テーブルと椅子数脚がモチ−フ。衣装は黒ずくめ。まず、ビデオで前日に同じ場所で、いくつかのアクションをしておく。コツコツと音をたてて歩く音も、テーブルを引きずる音、床の置く音、椅子を動かす音、それそれにエコーがかかって響くようになっていて、なぜだか一大事がせまっているように感じられてしまいます。また、行為の順番が逆になるようにも作ってあるところもある。ようするに、落ちかけた椅子が、また戻る、など。加えて、リアル空間での、彼のアクションが重なり、さらにリアルな影も入るので、黒い人影が多いときで3つになります。これはアイデアとして、思いつくことはたやすいかもしれない。でも、間合いのはかり方、無駄なく進行させる意識、音の効果、センスと経験が必要でしょう。不在/実在の様々なゲームのパターン。まるで何も起きなかったかのように、最後には何も私たちの前からなくなります。最初のシーンで表示された言葉、Many have eyes, But cannot see. 私たちは、何を見たのでしょうか?
彼のパフォーマンスを見ると、パフォーマンスアートの進化への希望を感じます。彼はたぶん、50歳くらい。1998年頃に見た時は、コンセプトレベルは高いにしろ、いかにも旧共産圏の泥臭いパフォーマンスだと感じたけれど、今や着実に洗練されてきていると思います。いいステージを経験してきたのだと思います。うらやましい! ちょっと、ユルゲン・クラウケっぽくはあったし、もしかしたら、エンターテイメントだという批判もあるかもしれません。でも私は、その彼はその領域に関心はないと思う。次回、会うのが楽しみです。
-----------------------------------------------------------
1996年から10年、私は毎年、海外のパフォーマンスアートを見てきました。私の興味は、それぞれのアーティストたちの変化、進化。もちろん、自分も含めて。アートシーンのそれぞれの状況。皆、大変な努力をして、自分たちの場所を作っているのだと思います。時代とともに、経験とともに、様々試みていると感じるアーティストには、尊敬を感じるし、学ぶところも多い。その人の持つ本質的な意識は、そう変わりはしないのでしょう。でも、ただ、本人のおかれている社会的立場や意識が、これほど、現れる表現はないと思います。イメージがイメージのためではなく、無骨なくらい(ああ、でも洗練もいいもんだ)、リアルに向かおうとしている。それはパフォーマンスアートをする人たちの共通する感性のように思います。
2.ミラノのダ・ビンチとミケランジェロ


モンツァの滞在の後1日だけ、旅行の最後の日をミラノで過ごしました。観光地ですから、その町自体の話題は今更めずらしいこともないと思いますが、彼の地はレオナルド・ダ・ヴィンチのしばらく住んでいた都市。「最後の晩餐」のある教会もあり、今まさにダ・ヴィンチが大ブーム(小説・映画『ダ・ヴィンチ・コード』の影響)。市街地一帯に、堅牢なパネルが何枚も立ち、ダ・ヴィンチの作品の解説がされていました。パトロンだった権力者の
王宮スフォルツェスコ城博物館でも、ダ・ビンチのノートの特別展。ノートの脇には、かなり専門的な解説の文が英語とイタリア語でぎっしり。それをたくさんのお客さんが、食い入るように時間をかけて読んでいました。
サスペンス!!そう、芸術っていうのは、サスペンスと同じだ!と私はそこで手を打ちました。作るのも、鑑賞するのも。興味となぞ、じっくり想像を働かす。読み手がそれぞれ解釈して、頭をひねる。その背景あるものをどう読むかで、考えている側の意識が現れる。答えがないからスポーツや推理小説のようには、いかないでしょう。でも、想像力は、鍛えれば鍛えるほど、そのポケットや引き出し、シナプスが増えて、直観が鍛えられる。それを楽しむのが、芸術好きというものだと思います。その想像力には、値段はないし、想像したその人自身の宝になるはず。
スフォルツェスコ城博物館の出口の近くで、ミケランジェロの未完の絶作「ロンダニー二のピエタ」に遭遇。 本当に驚いた。こんなところにあるとは知りませんでした。ミケランジェロは89歳だったのですね。彫刻に当てられた光も良くて(自然光を使っていたような記憶)、わたしはは、本当にキリストを出会ってしまったような気持ちになり、打たれたようにしばし、たたずんでいました。ああ........でも、本当はキリストではなく、死の最後の最後まで、制作の手をとめなかった、ミケランジェロへの尊敬と憧憬の思いで、動けなかったんだと思います。(でも複製だって話もある.......)
July 24, 2006
ヨコハマEIZONEステーションでストリーミング生放送



「ヨコハマEIZONE」が7月22日から始まっています。このイベントは横浜都心臨海部にある歴史的建造物や倉庫をコンバージョンした6つの建物をメイン会場に、映像やデジタルアート作品の展示・上映を行う都市回遊型映像イベント。期間中その様子は、ストリーミング生放送を実施する「ヨコハマEIZONE ステーション」で見聞きすることができます。
放送内容は、番組パーソナリティーによるイベントの見所紹介や、参加するクリエイターたちをスタジオに招いてのトークなど。放送後の番組はアーカイブとしてサイトに残されます。ストリーミング生放送の時間はイベント期間中の13時~18時までの毎日5時間。運営するのは「ポートサイドステーション」。下記サイトをクリックして是非、生放送、アーカイブをお楽しみください。
>>>ヨコハマEIZONE ステーション
>>>ヨコハマEIZONE
>>>ヨコハマEIZONE ブログ
July 22, 2006
ヨコハマEIZONE////スペシャルイベント////

7/22(Sat)~30(Sun) 映像文化都市フェスティバル
『ヨコハマEIZONE』 開催!
http://www.y-eizone.jp
-----------------------------------------------
【スペシャルイベント】:
盛りだくさんの企画のうち、一部をご紹介します。
詳しくはWEBで: http://www.y-eizone.jp/event/spacial.html
◎7月22日(土)
14:00~18:00
「Naのトーク~サンプラザ中野×中谷日出」
アート展示とスペシャルトーク
16:00~17:00
「Spicy Mac Film」
短編コメディ作品上映
◎7月23日
15:00-18:45
「日本のポップパワー」横浜会議
ナビゲイター:中村伊知哉
パネラー:猪子寿之/高山 晃/小野打 恵
19:30~21:30
「YOKOHAMA WONDER ROOM LIVE PAINTING」
遠山敦&ララスー
20:00~23:30
ヨコハマCreative Night
DJ・マミヤマミオ、ライブペイント・フジイミツグ
クラビングパーティ
◎7月26日19:00~
NHK「みんなのうた」ライブ
奥華子
◎7月28日(金)
シンポジウム:18:00~20:30
パネラー/水越伸、宮台眞司、碓井広義、箭内道彦
コーディネイター/中谷日出(NHK解説委員)
「映像ユビキタス時代のパラダイムシフト」
◎7月29日(土)
14:00~15:00
「Pマン」
15:00~16:00
画ニメ 「ざくろ屋敷」
17:00-18:00
「明和電機×中谷日出 スペシャルトーク」
19:00~19:40
NHK「みんなのうた」ライブ
ハシケン
-----------------------------------------------
■EIZONEとは?
横浜は、文化・芸術のクリエイティブな力により
都市を活性化し、面白くすることをめざしています。
EIZONEは、日本大通・馬車道や赤レンガ倉庫などのゾーンで展開する、
CGやアニメなどの映像コンテンツの展示+シンポジウムです。
歴史的建築物等をコンバージョンした6つの展示会場を
スタンプラリーで廻っているうちに、
横浜の旬なクリエイティブスポットを押さえられる仕組み。
いつもはちょっと敷居の高いあの施設も、皆様をお待ちしています。
□タイトル ヨコハマEIZONE ~映像文化都市フェスティバル~
□期 日 2006年7月22日(土) ~30日(日) ※開催時間は、会場毎に設定
□会 場 ZAIM 別館、東京藝術大学大学院映像研究科 馬車道校舎、
創造空間 万国橋SOKO、横浜赤レンガ倉庫1号館、
北仲BRICK&北仲WHITE 横浜アーバンラボ、BankART 1929 Yokohama
□展示参加団体、アーティスト等
東京芸術大学大学院映像研究科、BankART1929、
I.TOON、ASIAGRAPH、NDCグラフィックス、北仲BRICK&北仲WHITE、
クリエイティブクラスター、クリエイティブフェスタ横浜、デジタルキャンプ!、
バンタンキャリアスクールSOCO横浜、明和電機、森ビル(株)、
ヨコハマ経済新聞、吉本興業(株)
□お問合せ ヨコハマEIZONE事務局 担当:岡本・福田
mail : y-eizone@nhk-ep.co.jp
tel :045-212-1625
July 21, 2006
映像ユビキタス時代のパラダイムシフト ~どう変わる?産業、文化、社会~

はまことりとしては、EIZONE一番の目玉はこれかな、と、思う。
ヨコハマEIZONE ~映像文化都市フェスティバル~
このたび横浜市では、映像文化都市づくりを更に発信するための都市型イベント
「ヨコハマEIZONE~映像文化都市フェスティバル~」を開催させていただくこ
ととなりました。同イベントは、横浜市が推進している、文化芸術による創造性あふ
れるまちづくりを目指す施策の一貫として行うもので、横浜の歴史的建造物や倉庫な
どをコンバージョンした魅力的な建物を廻りながら、一流アーティストから新進作家
まで、様々な映像文化作品に触れていただく回遊型の展示「EIZONEピクニッ
ク」と、最先端の事例を元に映像文化の将来を考える「EIZONEシンポジウム」
の2本立てのイベントとなっています。
「EIZONEシンポジウム」では、「映像ユビキタス時代のパラダイムシフト~
どう変わる?産業、文化、社会~」をテーマに、デジタル技術がもたらした近年の映
像界の変革について、4人のパネリストを招き、産業やメディアなどの最先端の事例
をもとに、将来像と課題などを考察していきます。映像関係者にとっては大変興味深
い内容となっておりますので是非ご参加下さい。
また、お手数をおかけ致しますが、ご参加頂ける際には7月25日(火)までに
ヨコハマEIZONE公式ホームページ にてお申し込み
下さいますよう、お願い申し上げます。
『EIZONEシンポジウム』
■タイトル:映像ユビキタス時代のパラダイムシフト ~どう変わる?産業、文化、
社会~
■日 時:平成18年7月28日(金)18:00~20:30
■会 場:はまぎんホール ヴィアマーレ
■内 容:デジタル技術の進歩がもたらした映像界の大変革について、
産業やメディア、ライフスタイルなどの最先端の事例をもとに、その将来像と
課題を考察していきます。
(*NHK衛星第2テレビ 10月上旬放送予定)
■パネリスト: 水越 伸(東京大学大学院 情報学環 助教授)
宮台眞司(首都大学東京 准教授 )
碓井広義(千歳科学技術大学 教授)
箭内道彦(クリエイティブディレクター)
コーディネーター :中谷日出(NHK解説委員)
■入場料: 無料(申込み)
<ヨコハマEIZONE概要>
□タイトル ヨコハマEIZONE ~映像文化都市フェスティバル~
□期 日 2006年7月22日(土) ~30日(日) ※開催時間は、会場毎に設定
□会 場 日本大通り・馬車道から臨海部を中心とした歴史的建造物や倉庫など
【EIZONEピクニック 会場】ZAIM 別館、東京藝術大学大学院映像研究科 馬車道校
舎、創造空間 万国橋SOKO、横浜赤レンガ倉庫1号館,
北仲BRICK&北仲WHITE 横浜アーバンラボ、BankART 1929 Yokohama
□主 催 ヨコハマEIZONE実行委員会
〔横浜市/NHK横浜放送局/財団法人横浜市芸術文化振興財団/株式会社NHKエン
タープライズ〕
■お問合せ ヨコハマEIZONE事務局 担当:岡本・福田
mail : y-eizone@nhk-ep.co.jp
tel :045-212-1625
過激なゲームマシーンアートとアウトサイダーグラフィックによる先端アートの部屋がヨコハマEIZONEに出現

ZAIMに入居が決まり、「地域密着型」を宣言したクリエイティブ・クラスターは、横浜に「美味な刺激」の香辛料を振りまいてくれるだろう! 早くも第1弾はけっこう辛口と見た。
クリエイティブクラスターでは、横浜市が新しい時代のクリエイティビティーをプレゼンテーションする「映像文化都市フェスティバル」ヨコハマEIZONEにおいて「YOKOHAMA WONDER ROOM」を公開します。
>>>YOKOHAMA WONDER ROOM
「YOKOHAMA WONDER ROOM」は、グラフィックデザインとメディアアートという先端のクリエイティビティーによるエッジのある美術表現を現出させるまさにワンダーな空間。旧関東財務局という堅牢な建物の中の小部屋が、ファッション・ライススタイルメディアシーンで活躍するグラフィックアーティスト「ララスー・プーポ・ラボ」、「遠山敦」が、財務局の資料庫だった壁面全体にペインティングを施し、コンピュータゲームの最終形として欧州を中心に世界を沸かしているドイツのメディアアーティスト/////////// fur ////による「負けるとお仕置きされる」ゲームマシーン PainStation 2 (ペインステーション2)の日本最終公開が行われます。
☆ 「WONDER ROOM」のワンダーをもっと楽しむとっておきの夜をあなたに・・・(7月23日)
7月23日(日曜日)午後7時30分(オープン7時)より、出展作家のララスー・プーポ・ラボと遠山敦によるライブペインティングを、veno tagashi、tenniscoats、プカプカブライアンズの植野隆司によるミュージックパフォーマンスとともに開催します。
横浜で作られた地ビール「横浜ビール」による横浜らしいドリンク&フードサービスとともに、展開されるグラフィックスの競演。旧財務局の資料庫全体に溢れるウォールグラフィックスとマシーンメディアアートをおとなのエンターテインメントにまで高めた「ペインステーション2」とともに、新しいクリエイティブの領域が展開する「ワンダー」なおもてなしをお楽しみください。
__________________________________________________________________________
☆ YOKOHAMA WONDER ROOM LIVE PAINTING
● Painting = 遠山敦+Lallasoo Poopo Lab.
● Music = 植野 隆司 (veno tagashi、tenniscoats、プカプカブライアンズ)
○ 7月23日 19:30-21:00 YOKOHAMA WONDR ROOM にて
○ 入場料 2000円 ○ドリンク・軽食込
__________________________________________________________________________
☆ ヨコハマワンダールーム
「映像文化都市フェスティバル『ヨコハマEIZONE』」から公開
○ 公開日程 7月22日より30日 11:30-19:00(金・土は20:30)まで
○ 会場 YOKOHAMA WONDER ROOM「ヨコハマEIZONE ZONE1 ZAIM(ザイム)別館」内
● 問い合わせ電話番号(会場)045-212-1625 (PRESS)03-6219-0112
● URL http://creativecluster.jp/ mail: info@creativecluster.jp
○ 入場料 500円 ※ EIZONEの全有料展示にアクセスできるURLです
○ ヨコハマEIZONEパートナー企画 主催=クリエイティブクラスター キュレーティング=岡田智博
○ EIZONEの主催はヨコハマEIZONE実行委員会です
○ ヨコハマEIZONE URL = http://www.y-eizone.jp/
__________________________________________________________________________
ヨコハマワンダールーム会場アクセス
○ YOKOHAMA WONDER ROOM「ヨコハマEIZONE ZONE1 ZAIM(ザイム)別館」内
● 横浜球場横・JR「関内」駅/みなとみらい線(東急東横線)「日本大通り」駅 徒歩5分
● 横浜市中区日本大通34 会場アクセスURL =http://za-im.jp/CONTENTS/zaim5.html
● 問い合わせ電話番号(会場)045-212-1625 (当日携帯)090-7835-3429 (PRESS)03-6219-0112
● URL http://creativecluster.jp/ mail:info@creativecluster.jp
July 18, 2006
作品プランを募集!TAP2006【野村誠 藤本由紀夫 ヤノベケンジ】がゲスト・プロデューサー
どなたでも応募できます!
街に「音」を感じるアートを仕掛けるアイディア・企画募集
――7月16日/7月30日に公募説明会開催
http://www.toride-ap.gr.jp/
取手アートプロジェクト(TAP)では、今年11月に開催する展覧会『一人前のいたずら──音とかたちの仕掛けあい』にあたり、アイディアや作品プランを広く募集しています。応募課題は「街・音・かたち」。音から発想しても、かたちから発想してもかまいません。
芸術でなくても、アイディアだけでも、大丈夫。わたしたちが実現のお手伝いをします。もちろん芸術家の表現プランも大歓迎です。
未知なる協働作業に、わたしたちと一緒にチャレンジしましょう。
■応募方法:
TAP2006ホームページhttp://www.toride-ap.gr.jp/をご覧の上、応募用紙・企画書をダウンロードし、必要資料と共に送付してください。
FAXなどによる情報の送付をご希望の方はご連絡ください。
■送付先:取手アートプロジェクト実施本部
〒302-0004茨城県取手市取手3-4-11 カタクラショッピングプラザ5F
■締切:8月13日(日)【必着】
■公開選考会:8月20日(日)・21日(月)
場所:東京芸術大学美術館取手館(取手校地)
■選考委員:
野村誠(作曲家)、藤本由紀夫(サウンド・アーティスト)、ヤノベケンジ(現代美術家)
■TAP2006公募説明会
現地の下見および本年度の企画概要について説明会を行ないます。
<日時>第1回 7月16日(日) / 第2回 7月30日(日) ともに午後1時~
<集合場所>カタクラショッピングプラザ5階 サテライトギャラリー前
<参加申込>E-mailまたはFAXでお申し込みください。
タイトルに「下見会参加申し込み」と明記のうえ、参加希望日時/氏名(ふりがな)/住所/電話/FAXまたはE-mailをお知らせください。
電話/FAX:0297-72-0177(電話は火・金のみ 13:00-17:00)
E-mail:tap-info@ima.fa.geidai.ac.jp
ヨコハマ*おでかけアート展覧会*ボランティア募集

横浜美術館での巨大赤いドレス「むせかえる世界」の展示も無事に終了したART LAB OVAは、むせかえる間もなく次のイベントのボランティアを募集している。
■おでかけアート展覧会実行委員+ボランティアぼしゅう!
おでかけアート展覧会サイト
来週からおでかけアート展覧会準備がはじまります。
今年もボランティアを募集中です。
まずは、来週7月26日(水)の作品受け付けのボランティア+その後の展示準備(すべて平日)のお手伝いを大募集中。
お手伝いいただける方は、artlabova@dk.pdx.ne.(最後にjpをつけてください)までご一報くださいませ。
よろしくお願いいたします。
会場:エクセル伊勢佐木
JR地下鉄関内駅より徒歩5分
イセザキモール内不二家前の場外馬券場
資格:中学生以上
初心者大歓迎!
交通費食費など支給なし
++++++++++
◎おでかけアート展覧会2006 ボランティア募集スケジュール
●申込+作品持込の受け付け
・ 日時 7月26日(水)
10:00-19:00(特に10:00-16:00)
・ 会場 エクセル伊勢佐木
・ボランティア 3名
・内容 受付/作品受け取り/説明+作品整理など(接客が好きな人)
●展示準備
・ 日時 7月26日(月)から9月29日(金)まで平日10:00-19:00(都合のよい日時だけでいいです)
・ 会場 エクセル伊勢佐木
・ ボランティア 1日2-3人
・ 内容 展示に必要な準備をする(手先の器用な人/美術の好きな人)
●お店まわり
・ 日時 7月26日(水)から8月上旬ころ平日 13:00-17:00(日時応相談)
・ 会場 エクセル伊勢佐木集合
・ ボランティア 3名前後
・ 内容 お店をまわって作品の設置場所についての確認(人と話すのが好きな人)
●おでかけアートワークショップ
・ 日時 8月23日(水)+24日(木) 12:00-19:00(とくに12:00-17:00)
・ 会場 エクセル伊勢佐木
・ ボランティア 5名
・ 内容 ワークショップの準備/後片付け/説明/作品制作/作品整理など(人と話すのが好きな人/絵を描くのが好きな人)
__________展覧会概要_____________________________
■第6回福祉のアート展
…しょうがいのある人と商店街がいっしょにつくるまち…
ヨコハマ*おでかけアート展覧会
しょうがいのある人たちの作品約400点を商店街の60のお店にかざって、みんなで「ひとにやさしいまち」「だれもが楽しく安心してでかけられるまち」について考えるきっかけをつくります。
●期間 2006年9月29日(金)-10月15日(日)
●場所 イセザキモール1-2丁目/マリナード地下街/馬車道商店街
それぞれのお店のウィンドウや店内など。
*詳細情報ののった「おでかけアートマップ」は会期中参加店舗にあります。
●企画 ART LAB OVA http://www.angel.ne.jp/~ova
●主催 ジェントルタウン倶楽部 http://www.yokohama-gentle.jp/
●問合せ 福祉のアート展事務局(担当:中村)
e-mail: odekake2006@mail.goo.ne.jp FAX: 045-261-7647
(午前10時-午後6時、土・日定休)
□おでかけアート展覧会楽天日記
http://plaza.rakuten.co.jp/odekakeart
___________ワークショップ_________________________
■ヨコハマ*おでかけアトリエ
しょうがいの有無に関わらず、だれでも参加できる無料のアトリエです。画材も用意しますので手ぶらで遊びにきてください。ここでできた作品は、アート展に出品します。
・日時 8月23 日(水)/24 日(木)
13:00-16:00(予約不要)
・会場 エクセル伊勢佐木(イセザキモール内松坂屋となり)
・問合せ 福祉のアート展事務局(担当:中村)
FAX:045-261-7647
e-mail:odekake2006@mail.goo.ne.jp
______________________________________________
July 17, 2006
山岡佐紀子 欧州アートレポート vol.1

ピーク!パフォーマンスアート
私、山岡佐紀子は、去る2006年5月9日から23日までの2週間、パフォーマンスアートフェスティバルの参加と、来年のプロジェクトの打ち合わせなどのために、アムステルダム(オランダ)、ヘルシンキ(フィンランド)、ケルン(ドイツ)とモンツァ(イタリア)のヨーロッパの南北の4つの町を駆け回ってまいりました。
そして、はまことりの方から、レポートを書くようにというお達し。でも、横浜のことでもない話に皆さんが興味を持つのか? どういう姿勢で書けばいいのか? 何をお話ししたいか? 書きながら、考えました。アートの現場、作品、アーティスト。横浜はシアター、ダンスは豊富あるみたいですけど、パフォーマンスアートはあまり知られていないようなので、その紹介ということで、書きます。それから、そういったアートイベントが行われている場所とその背景についても書きますね。
今回のvol.1では、
アムステルダムのアーティスト + ヘルシンキのパフォーマンスフェスティバル「ピーク!パフォーマンス」、次回のvol.2は、
モンツァのフェスティバル「アートアクション2006」とミラノのことを少しを報告します。
(パフォーマンスアートって何?どういうパフォーマンスのこと?という問いのある方は、このページの最後の「おせっかい解説」を、山岡っていったい誰なのさ?の問いの方は、その後の「レポーター紹介」を、お読みください。)
1.アムステルダムのジャック・バン・ポッペル
今回の旅は、オランダ航空を使って欧州入りをしましたので、アムステルダムを起点に動きました。そこで、最初に会ったジャック・バン・ポッペル(Jacques Van Popple)。ヘルシンキに入るダイレクトな飛行機が予約できなかったので、彼の住居に泊めてもらいました。彼は、ヨーロッパで最も有名なパフォーマンス・アートのグループ、ブラックマーケットインターナショナル(1985年設立)の最古参メンバー。つまり、昨年、横浜のBankARTでパフォーマンスをし、日本のアーティストたちとの共同プロジェクト「横浜港湾借景行為表現計画」にも参加したボリス・ニーズロニー(Boris Nieslony)とユルゲン・フリッツ(Jurgen Fritz)の盟友なのです。ジャックは、アート界の反逆児的なそのブラックマーケットの中で、特にそのカオスの部分を一手に引き受けたかのような男。現在57歳。彼の家は2人の子持ちの時に引っ越してきた所なので、なかなか広い(2回目の離婚を経て、今は29歳のポーランド娘と住んでいる)。彼はもうずっと前からアーティストなんだけど、主な収入のための仕事は土木作業。一日中穴を掘っているのって、最高だぜ、と。でも、アーティストとしての助成も受けていて、今は、毎日スタジオ(兼居間)にいます。来年は、彼のオーガナイズで、私を含む7人の日本のアーティストが、アムステルダム市内でパフォーマンスをする予定。そこで、いくつかの基本的なことを打ち合わせたりしました。
市立現代美術館は是非行くようにとジャック。でも今は、本館は建設中で、駅近くの旧郵便局の古いビルの中にありました。「臨時」の感じがなかなかよくて、急ごしらえで、壊したまんまの壁がチャーミング。どこもかしこもちょっと有り合わせ風。企画展が準備中だったので、常設(?)展を見ました。いかにもモダンな抽象絵画とか、現代美術なものは極端にポップで、ビデオを使っての空間ゲームのような作品群。ちょっと面白くない。ロビーに並んだ様々な美術カタログは、どれも机にプラスティック板で、張り込んであり、ページをめくれるけど、持ち去れないようになっていました。妙に感心。
ビルの最上階と屋上にバーレストラン。ジャックのおすすめは、実はこちらで、ライブなどもやっているクラブ風。なかなかの空間。ジャックの息子がマネージャーをしているとのこと。ジャックと行った夜には、アムスの若いアーティストに創らせたアニメーションの作品が、高い天井の壁にさりげなく投影されていて、おしゃれ。(例えばラファエロ・ローゼンタールの作品 )このビルには、アーティストのスタジオもあり、裸足でやってきて、ケータリングを注文している若者の姿も見ました。
余談ですが、レストランに上るエレベーターの地上階壁には、下着なしにストッキングをはき、緩くあぐらをかいた女性の下半身の挑発的な大きな写真作品があって「Can you eat me?」とかなんとか。ジャックはそれを見上げて「ふん、フェミニズムめ!」と悪態。「おれはフェミニズムには、山ほど、言ってやるジョークがあるんだ」と息まいていました。不良おやじです。
2.ケーブル・ファクトリーとイルマ・オプティミスト

次は11日に、オランダはスキポール空港から、ヘルシンキに入りました。参加するイベント名は、ラ・バ:ピーク!パフォーマンス(La-Bas : Peak! Performance)、「ラ・バ」は企画名(フランス語で、「ずっと向こう」の意味)。
「ピーク!パフォーマンス」は今回のイベントの名前。「絶好調!パフォーマンスアート」くらいの意味でしょうか。オーガナイザーは
イルマ・オプティミスト(Irma Optimist)というアーティスト。空港では、彼女は超ご機嫌で、「サキコ!」と飛びついてきました。4年前に初めてポーランドで会った時「….つまり、あんたがサキコなわけね」と、横目で睨みながら寄ってきた彼女とは別人だ。濃いワインレッドの口紅がトレードマークの女王然とした人、皮肉屋だけど、実はとても人なつこい。彼女は数学者でもあり、大学で数学を教えています。パフォーマンスもシニカルさとナイーブさが混ざり合ったような複雑な表現。今年の11〜12 月に日本に来ます。横浜にも来る予定なので、その時はお知らせしますね。さて、ラ・バのイベントは、2月に一度くらいのペースで企画していて、今回のような国際イベントは年に1度くらいかな。息子のラウラが、テクニカルスタッフとして参加している。こちらは、ほとんど笑わないナルシスト。


イベントの会場となったのは、ケーブル・ファクトリーという施設の中の一つのスペース。ケーブル・ファクトリーは、ヘルシンキの港沿いにあり、かつてはノキア(Nokia)の工場だったそうです。今では、ヘルシンキ市の運営する総合アート施設で、ミュージアム、複数のシアターと複数のギャラリー、カフェ、レストラン、そしてアーティストのためのスタジオがいくつか入っています。件のブラックマーケットのメンバーのロイ・ファーラ(Roi Vaara)も、この場所にスタジオを持っています。近代重工業の面影が、あちらこちら。居心地は最高。うらやましさで、めまいがしそう。わたしたちの使ったスペースにも、天井は高く、高いところに当時を伺わせる装置が残っていて、聞くところによると、コークスをためておく場所だったそうです。
さて、そのイベントの方。招待アーティストは8名、イギリス、スペイン、アメリカ、チリ、メキシコから各1名、アルゼンチンから2名、と日本の私。国内アーティストのイルマ以外は、若者という感じで7組。今回の特徴としては、南米のアーティストが多かったです。なぜ、そうなったかというと、この数年ほど、中南米のパフォーマンスフェスティバルが活発だから。イルマも昨年、チリに行ってきたようです。ちなみに入場料はただ。若者、学生、アーティストが中心で、物好きな市民、テレビ局。多い時間には100人くらい来ていました。2日間。ビールやサンドイッチを販売していましたので、休憩時間はいつも大騒ぎです。
さて、印象に残ったいくつかのパフォーマンスを紹介します。
アルハンドラ・エレラ (Alejandra Herrera)
チリのサンティアゴの若いアーティストで、地元でのフェスティバルの企画にかかわっています。はつらつ、アクティブ。
ロビーでの3時間以上継続した作品。小柄で若くやわらかな彼女の外見の特徴がうまく生かされていました。目をガムテープで覆い、バレエか新体操に使うような生地の薄い白の紗の、身体にぴったりしたコスチュームを着て、衣装に似た生地の、洗濯物を入れるのに使う袋をかかえて座る。袋の中には薄いコットンをたくさんが入っていて、それを手探りで一枚一枚取り出し、ひとつひとつにキスマーク、そして床に置く。唇には、一回ごとに新たにルージュを塗り替えます。その繰り返し。床には、キスマークのコットンがどんどん増えてゆく。ゆっくり、ゆっくり、手探りで、3時間くらいやっている。盲目的な愛を思わせるそのアクションですが、肯定的にも否定的にも、見ている人の心で読みかえることができるのだなと感じました。はじめ、素材や行為のもつステレオタイプなフェミニズムっぽさや、センチメンタルにも見えた彼女の行為の表面的な印象も、長く続けているのを見ているうちに、やがて双方で凌駕され、彼女自身のパーソナリティが勝ったのか、それが、むしろ人間らしい愚かさと勇気、あるいは茶目っ気にさえ見えてきて、明確な説得力となりました。
ハビエーラ・ソブリノ(Javier Sobrino)


アルゼンチンからの彼も、首都ブエノスアイレスでパフォーマンスフェスティバルを企画しているメンバーのひとり。内気そうな、でもナルシストのハビエラ。
作品。パワーポイントで編集した150以上もののスライドを、スペースの白い搬入口いっぱいに次から次へと投影し、それを背景にアクションが行われました。スライドは、彼の発明した世界言語を表す記号や、幾何学的なインスタレーション、光るロープなどのオブジェやそれと絡む彼のアクションなどで、みつめていると宇宙空間に見えてくる無限で静謐な世界。一方、実際のスペースでは、そのスペースを彼の故郷に見立てて、彼は散歩するようにうろうろと過ごす。会場の2本の鉄骨の柱を、彼の思い出深い大切な故郷の木と思って触れていたそうです(後で聞きました)。蝉取りをしているようにも見えました。最後には、裸になった彼が、スライド画像の宇宙のドアの真ん中をゆっくり開き、すべりこむように入って行って、出て行ってしまいました。 人智を超えた世界に行ってしまったのでしょうか。個人的でノスタルジックな記憶、そしてそれに相反する個を超えた世界へのロマン、合一の夢、妄想。ちょうど、彼とは地球の反対側に生まれ育った日本人である私ではありますが、彼の感性にすっかりとけ込んでしまったような気持ちになったのは、それこそ、物理を超えた世界のような.........。
バレンティン・トレンス(Valentin Torrens)
スペインのバルセロナに住むベテランアーティスト。10年ぶりに再会。クロサワ映画の大ファンで、「耳なし芳一」と「雪女」が大のお気に入り。「どですかでん」も40回くらい見たそうです。
彼の作品。スライドプロジェクターの光だけを、片方の壁にあて、スライドプロジェクターのすぐそばからは入り、自身の影を創り、光のあたった壁の方へ歩き、その影の形を変化させました。最後にタバコに日をつけて、リアルな火をちらり。また、その煙が、投影された四角い面で、水面の一滴の墨のように、ドゥローイングに似た形になるのを、皆が見とれる………というもの。動く墨絵。単純だけど、変化を十分に楽しめて美しかったです。たくさんの日本人のあこがれる華麗なるバルセロナに住んでいて、この枯れたセンスと言うのも不思議と言えば不思議。(とても暗かったのでビデオも写真も、撮れませんでした。)
ジュリー・ベーコン (Julie Bacon)
イギリス人らしいクールな女性。30歳くらいかな。彼女に会うのは、2回め。以前はカナダのケベックに、今はベルファースト(北アイルランド)の大学のレジデンスでアートを学びながら、カタリシスアートという名のパフォーマンスアートのオーガナイズグループを手伝っている。
さて、今回の作品。ラィティングは、広いスペースの最も高いところにある天窓のあかりだけ。うすぼんやり。その中で、窓からの光の筋が、ドラマチックに空間を斜めに落下しています。長めの少し光る緑のワンピースを着た彼女はまず、その光の源に向かってしばらく、右手を上げ続ける。皆も見上げる。この後に、小さい鳥のおもちゃを飛ばしますから(それは鳩に見立てられ)、明らかに、教会のあるような場所を彼女はそこに創っている。そして、非常にか弱い音で鳴る、やはり鳥のおもちゃの手回しオルゴールを観客のひとりの年配の女性に手渡し、鳴らすように促す。それは、か弱い音ですから、誰もがとても静かにならざるをえません。彼女も裸足で、音の鳴らないように静かに歩きます。音も光も、彼女の制御の元におかれる。彼女はその細くて長い首に巻き付けたリボンを静かにはずし、観客のひとりにその端を手渡し、それをのばして、離れたところに彼女は横たわり、ワンピースの裾をたくしあげる。裸の下半身の足の間にそのリボンの端を置き、しばらくじっとしている。首にはたくさんのリボンが巻いてあるので、それがすべて取り去られるまで、そうした観客とのやり取りを何度か行いました。口と口がリボンでつながったこともありました。性的なイメージと聖なるイメージがすれすれ。神経の行き届いた、むしろ威厳すら感じられるその動作。偉大なるマドンナ? 美しいけど、少々、息苦しくもありました。もちろん、その息苦しさを、私は楽しみました。
マリリン・アーセム (Marilyn Arsem)


彼女は、アメリカのボストンのアートスクールで教えています。知的だけどハートフルな、あこがれの大人の女性。なんと1975年からパフォーマンスアートをやっている。大先輩ですね。グローバルレベルの問題、つまり政治あるいは自然、生命がテーマ。アメリカ人として、その国際的におかれた特殊な立場を、シニカルに取り扱った作品も興味深い。
今回もまた、まるで自然主義的なスケッチのように見せながら、それが境界線となり、やがて人工的、権威的になっていく様をシンプルな方法で表して、非常に個性的でした。まず、まず、スペースの入り口で四隅のひとつ、スペースのはじに観客を集めます。オレンジを配ります。すべての人がオレンジを食べることを彼女は、求めました(友好関係を作るためだそうです)。それから、塩の入った袋の端を切り、床に捲く。潮が海岸に残す白い泡のラインのように、波状に描く。観客は、マリリンの居る側の反対側に(マリリンは隅の方)出される。その波は、スペースの対角した反対側の隅に向かって、押し寄せるように何層にも描かれてゆきました。そのたびに観客は後ずさりさせられる。マリリンはスペースが2分されたあたりで、サングラスをかけ、私たちの反対側の空間で傲然と椅子に座り、コップの水をゆっくり飲んで休む。やっと、はめられたことに気づいた人はどのくらいいたかな。塩の波は有無も言わせず、描かれて、押し寄せてくる。一度ルールを許したら、どこまでも、か。床の塩は、美しい痕跡でしたが、最後には、観客たちはいたたまれないくらいぎゅうぎゅうに狭いところに追いやられたのでした。
彼女は、境界線ということでは、死んでいく者と生者との隔たりのことも感じていたそうです。彼女のかかっている病にそれは、関係があるに違いありません…..。「岸」という言葉は、英語でも日本語でも、同じ場合に使うのでしょうか。
山岡佐紀子 (Sakiko Yamaoka)



さて、私の仕事。ドリル(Drill)という作品。わたしは10年くらい前から、ほとんどの作品をヨーロッパ各地で発表していました。そして、アートの現場の気配が、場所によって違うことをおもしろいと思っていました。作品が違うものになることもあります。特に、日本のお客さんの遠巻きな気配は特徴的。それで、日本の文化ってなんだ?という、かなりプレーンな問いがいつもいつも、頭に浮かんでいました。
そのひどく大雑把な問いのうち、私は、日本人の身体感覚について、具体的に調べ始めたのは、今年のこと。物理的な変化よりも、むしろイメージの変化と操作。この作品は、その研究を始めた記念の第1作。日本人の西洋に対する身体的劣等コンプレックスを感じる画像や、制度的な身体訓練、プロパガンダ、特攻隊の飛行機の落ちる様などの例を、20点ほど5分のスライドDVDにしました。特に、ラジオ体操の宣伝ポスターは数枚あって、非常に興味深い素材です。心は変えずに(?)、テクノロジーと外見イメージだけ、急いで改造しようとした日本人。いびつさ、ひずみがないはずはありましせん。
最初のシーンでは、心と真実の象徴である(と私は思っている)りんごの表面に鈴のくさびをはめて込んで行くシーンを念入りにやりました。それは、ビデオカメラで拡大して壁に投影しました。そして、用意したDVDを流し初め、鈴の埋め込まれたりんごを握りしめて、単調な号令を自分に(映像の中の人々にも)かけて、単純なアクションをくりかえし始める。だんだん早くなる。その握りこぶしをあげたポースが、スライドの中のプロパガンダのポスターやオリンピックの重量挙げのこぶしと重なってゆく。DVDもリピートリピート。わたしの動きもエンドレスで行う。とぎれそうになっても、続ける。続ける。リズムも息も乱れ、足下がよろけても続ける。突如、自分で「stop it!」と号令をかけて終わりを迎えると、観客は、笑い始めました。滑稽なのです。その後、クイーンの「We will rock you」の繰り返しかかるラジカセを左手に、私はロックンローラーのように右手を掲げ、うめき声をあげてりんごをつぶしつつ、汗と汁をこぼしながら、その元電気工場であるそのスペースの高いところに向かいました。らせん階段を2つのぼり、最上の天井の間近のところで止まり、りんごを落下させ……彼/彼女=りんごをようやく解放しました。
単純なアクションでしたが、ヘルシンキの観客は、のりのりになってくれました。わたし以上の、奇声をあげて、応じる若者もいて、ちょっと怖かった...........。工場という場所と、身体の近代化というテーマがうまく、マッチしたようです。でも、 まだまだ、このテーマはトバ口。まずは、ひとつのアクションに集中してみたまでです。りんごのような果物は、これまでも私がよく使う素材です。
<おせっかい解説>
…………ここで言うパフォーマンスアートというのは…………多くの皆さんのよく御存じの芝居やダンス(パフォーミングアート系)とは、一応区別されたジャンルであります。専門的なジャンルというより、画家やインスタレーションのアーティストたちも、表現の必要に応じて、行うことのある表現です。逆に言えば、パフォーマンスをよく行うアーティストが、彫刻家であったり、画家であったり、詩人であったりもします。もちろん、パフォーマンスアートだけのアーティストもいます。
特に、パフォーマンスアートフェスティバルは、アーティストたちの国境や政治状況の壁を超えたネットワークとコミュニケーションから生まれました。「パフォーマンスアート」ということで言えば、ルーツは
未来派だとか、
ダダイズムとか、近いところでは、
ハプニング、あるいは、日本の
具体美術協会がその先駆であるなど、色々な文脈が語られますが、「パフォーマンスフェスティバル」という公演形式のことも含めれば、何と言っても
フルクサスからの影響がとても大きいと言えるでしょう。

フルクサスは、1960年ニューヨークでスパークして、ドイツ、イタリアなどのヨーロッパを中心に、日本、中南米にも広がったネットワークであり(1970年代がピークでした)、音楽家と美術家と詩人たちによる共同作業の場、そこから、これまでの芸術の常識を壊すような自由な発想の表現が生まれました。どちらかというと、彼らはビジュアルアート系とサウンド系に分けられます。ハプニングの伝統を受け継ぎ、ちょっと人を食ったようなことをする。でも、フルクサスは、生活と芸術の境界をなくすということが、彼らの最も大きなコンセプトでした。生活の中にある素材を使い、ミニマルに表現する傾向にあります。特徴としては、何かを創る、見せる、聴かせるということにとどまらず、アクションする、体験する、場をつくる(壊す・境界をなくす、も含めて)、ひいては、イベントのオーガナイズやネットワーク・議論・ミーティングも表現に含まれます。
そういうことは、前衛というものが生き生きとしていた良き時代が残してくれた過去の遺産だと言う人もいます。しかし、アートマーケットのバブルの影響は日本から去り、21世紀を迎え、社会のパワーゲームの新たな試練の時代が始まっていますから、そうした「やわらか」頭の芸術表現は、新たなミッションを持った分野として期待されているのではないでしょうか。もちろん、同じではなく。もっとシビアに。もっとスマートに。どうでしょう? おっと………御存じの方には、全く余計なおしゃべりでしたね。失礼。
<レポーター紹介>
山岡佐紀子 アーティスト。絵画でアーティストとしてのキャリアをスタートしたが、今は、パフォーマンスアートに一番関心がある。自分自身がアクションするところを見せるショーケース型のものだけでなく、観客や通行人と作る作品や、イベントの企画も行う。2005年は、トリエンナーレ応援企画として「横浜港湾借景行為表現計画」というパフォーマンスのイベントを行った(8人の日本人アーティストと2人のドイツ人アーティストとのコラボレーション)。その時に、横浜市中区寿町を「借景」及びベースキャンプにした縁から、2006年3月9日サンキューアートの日には、その寿町で、イベント
「世界のへそ」(通行するおじさんたちを誘い、おへそを言葉や花で飾って写真を撮る)を行った。さらに、4月のザイムオープニングフェスティバルでは、その写真を発表した。2007年は、それらの発展形として、7人のアーティストともに、アムステルダムに飛び、ドイツでの「借景計画」を行うべく、計画中。
July 15, 2006
第2回ZAIMサポーターズスクール「横浜創造界隈の歴史を歩く」


ZAIMサポーターズ・スクール
(トリエンナーレ学校第二期)
「横浜トリエンナーレ2005」総合ディレクター川俣正氏が就任後すぐに、「アーカイブルーム」の設置とともに積極的に推進した「トリエンナーレ学校」は、市民とともにつくるトリエンナーレの実質を支えるサポーターの養成の場として、横浜トリエンナーレ2005の成功の大きな素地をつくりました。
ZAIMサポーターズ・スクールは、「トリエンナーレ学校」を引き継ぐものとして、その開講の場であったZAIM(旧関東財務局・旧労働基準局)で、次の「横浜トリエンナーレ2008」へ向けて、サポーター・リーダー、ボランティア・コーディネーターの育成や、地元横浜における市民参加による新たなアート資源の開発をめざして開講するものです。
_____________________________________________________________________
ZAIMサポーターズ・スクール(トリエンナーレ学校第二期)
名誉校長:川俣 正(美術家・横浜トリエンナーレ2005総合ディレクター)
校長:加藤種男(横浜市芸術文化振興財団)
アドバイザー:天野太郎(横浜美術館・横浜トリエンナーレ2005キュレーター)
主催:ZAIM/ZAIMサポーターズ・スクール企画運営委員会(YCAP+はまことり)
問合せ:ZAIMサポーターズ・スクール企画運営委員
横浜市中区日本大通り34 ZAIM本館204
school@ycan.jp
_____________________________________________________________________
■第2回ZAIMサポーターズスクール
「横浜創造界隈の歴史を歩く」
横浜を知る──これは、サポーターズスクール(トリエンナーレ学校)の重要なテーマのひとつです。アートを個人と世界の交歓という視点から捉えた時、横浜というリアルな場が持つパワーを抜きにして考えられません。アーティストは横浜が持っている「何か」(創造性を根源とする資源)を媒介として世界と交流し、活き活きとした作品を創るのです。
サポーターズスクールでは、横浜の人や物、事などを発見するさまざまなアプローチを考えています。今回は「歴史」を通して横浜を見てみましょう。歴史の痕跡が数多く残る界隈をフィールドワークして自分の目で見て、感じながら横浜の歴史を学びます。横浜シティガイド協会会長の嶋田昌子さんにガイドしていただきます。
8月19日(土)
16:00ZAIM集合~フィールドワーク~18:00
講師ガイド:嶋田昌子氏(NPO法人横浜シティガイド協会)
(参加無料)
終了後、18:00~20:00には、ビール&ワインを飲みながらの「交流カフェ」を開催します。
(交流カフェ会費1,000円)
共催:横浜市市民活動支援センター
●お問合せ・お申し込み
Eメールにて、件名に「講座名 お名前」 本文に「お名前 メールアドレス」を記して
school@ycan.jp までお送りください。
また、今後のスクールの案内をご希望の方は、件名に「スクール案内登録 お名前」 本文に「お名前 メールアドレス」を記して上記までお送りください。
July 13, 2006
はまことりレポーター募集!レポーター講座開催
今年9月8~10日に横浜で開催する「市民メディア全国交流集会@よこはま06」では、集会を支えてくださる学生サポーターを募集しています。
「市民メディア全国交流集会@よこはま06」
あわせて市民リポーター講座も開催し、7月22日~30日ZAIM、BankART1929、赤レンガ倉庫などで開催される「ヨコハマEIZON」の取材リポートを実際に体験してもらいます。
ヨコハマEIZON
学生のみならず、はまことりリポーターを目指す方大歓迎です。
■学生サポーター説明会&レポーター講座
7月17日(祝)13:00~16:00
場所:「ZAIM」204号室
地図はこちら
都合が合わない人のために、下記にも同じ講座を開催予定です。
7月31日(月)13:00~16:00
場所:「ZAIM」204号室
参加可能な人は下記までご連絡下さい。
siminmedia-supporter@yahoogroups.jp
July 09, 2006
奈良美智+graf 「A to Z」展への研修旅行(修学旅行)は13日(木)締切

9日(日)15時から ZA*IM 別館の2FホールにおいてZAIMサポーターズ・スクールの第一回が開催され、横浜美術館の天野太郎氏から、青森県弘前で行われる奈良美智+graf 「A to Z」への研修旅行(修学旅行)の説明会が行われました。
この研修の趣旨や日程については、下記のエントリーを参照してください。
ZAIMサポーターズ・スクール・修学旅行[第1弾弘前編]ガイダンス開催のお知らせ
天野さんからは、以下の3つのポイントが指摘されました。
(1)「A to Z」そのものの魅力
今回の「A to Z」は、奈良美智+graf が継続的に取り組んできたコラボレーション・プロジェクトの集大成であり、奈良美智 + graf のコラボレーションとしては、これが最後の機会となり、これまで各地でつくられ展示されてきた作品が一挙にまとめてここで見られるのでぜひ見逃さないでいただきたい。初日に合わせて日程が組んであるので、奈良さん自身も必ず会場にいるし、展覧会のオープニングの高揚した雰囲気に立ち会うことができるのも魅力。
また、会場となる吉井酒造の倉庫の魅力は、美術館がなかなか太刀打ちできないほどのもので、この倉庫を見ること自体にも意味があるし、その広い空間をどう使っているか、また、ボランティアによってどのように展覧会が運営されているかもぜひ見て来ていただきたい。
(2)青森県立美術館
2日目の30日(日)は、今月半ばにオープンする青森県立美術館の見学の予定が組まれている。開館直後のこの時期に訪問することになるのもお得だし、世界的建築家青木淳氏の建築を見るだけでも価値がある。また、青森県立美術館は三内丸山遺跡の真ん中に建設されているので、その観光も一緒にできる。
(3)弘前の「ねぷた祭り」(8月1日~7日)
弘前伝統の「ねぷた祭り」の開催は、8月1日~。この時期は普通に観光で訪れようと思ってもなかなか宿がとれないのでは。今回、「A to Z」のための研修旅行(修学旅行)で宿は押さえてあるので、ぜひこの機会を利用されるとよいと思う。
(参考)7月29日から弘前市立博物館で弘前ねぷた展が開催される(~8/27)。
以上の天野さんの説明から、今回の旅行が盛りだくさんの充実した内容であることが伺われますが、それだけではなく、旅行代金についても相当にお得です、とのこと。69,000円~という値段はやや高い印象を受けるかも知れませんが、この時期はちょうど夏のハイシーズンの最中なのでそもそも安い航空チケットは発売されていないことを考えるとこの値段は決して高くはないし、飛行機代だけではなく現地の交通費や宿泊費、食事代等を含んだ値段なので、「非常にお得です」とのコメントもうなづけるところです。
現在、まだ最少催行人数の15名に達していないそうなので、参加希望者はぜひ関心のある知人友人を誘って申し込みをされることをお勧めします。締切りは13日(木)まで。
なお、この説明会はZAIM サポーターズ・スクールの第1回として開催されましたが、研修旅行(修学旅行)には関心のある方ならどなたでも参加できますのでご心配なく。
(取材・文責)
曽田修司(「はまことり」アドバイザー、サポーターズ・スクール企画運営チーム)
上記修学旅行の日程など詳細は、下記のページ、説明文のあとにあります。ご覧ください。
7月29日(土) 9:00 羽田空港に集合
7月30日(日)18:20 羽田空港に到着
www.ycan.jp/archives/2006/06/post_118.html
July 07, 2006
ZAIMサポーターズスクール・修学旅行[第1弾弘前編]ガイダンス開催のお知らせ

■■■■
■■■■
■■■■
ZAIMサポーターズスクール・修学旅行[第1弾弘前編]ガイダンス開催のお知らせ
ZAIMサポーターズスクール・修学旅行[第1弾弘前編]の説明会を開催いたします。
奈良美智+graf「AtoZ」展の概要と修学旅行の目的、行程などを横浜美術館の天野太郎さんがガイダンスします。
修学旅行に参加されない方も是非どうぞ。
■7月9日(日) 15時~16時30分 会費無料
■ZAIM別館2Fホール(横浜市中区日本大通34 Tel045-222-7030)
■講師:天野太郎(横浜美術館)
<修学旅行の詳細と申込> http://za-im.jp/CONTENTS/boshu.html
<7月9日の参加申込> 送り先school@ycan.jp
件名「ガイダンス申込 お名前」 内容「お名前 メールアドレス」
<スクール案内の登録>(以降ご案内します) 送り先school@ycan.jp
件名「スクール案内登録 お名前」 内容「お名前 メールアドレス」
↑奈良美智+graf「AtoZ」展ボランティア募集のチラシ(クリックで拡大表示します)
■■■■
■■■■
■■■■
ZA-IMサポーターズスクール・修学旅行[第1弾弘前編]参加者募集!
ザイム サポーターズスクールでは、第3回横浜トリエンナーレの開催に向けて、サポーターの意識とスキルを強化するための研修旅行(修学旅行)を開催します。 トリエンナーレやビエンナーレなどの国際展、地域に根ざしたアート・プロジェクトなど、この研修では、国内はもとより海外にも、主にボランティアのサポートによって運営される現代美術の現場を訪れて、実際にそこで活動するサポートスタッフやボランティア、アーティストの話を直に聞き、次の横浜トリエンナーレに向けた組織づくりに役立つようなスキルの獲得をめざします。 修学旅行第1弾は、昨年のトリエンナーレにも出品した奈良美智+grafのAtoZプロジェクトと青森県立美術館です。「AtoZ」は、非営利団体 (NPO) harappaによって、すべてが運営されている展覧会です。展覧会のオープニングに合わせて現地を訪れ、ボランティアやスタッフとの交流を通じて、プロジェクトの全貌を体験しましょう。
■開催日 7月29日(土)~30日(日) / 一泊二日
■主な訪問先 奈良美智+graf「AtoZ」展会場/青森県立美術館
■料金 お一人様¥69,000より(羽田からの交通費、宿泊費、食費、入場料込み)
*2名でツイン1室利用の際の1名分料金。1名参加の場合¥1,000が追加されます。
■申し込み方法・締切
7月13日(木)までにザイム宛E-MAIL/FAXでお申し込み
*詳細につきましては下記URLをご覧になるかZA-IMへお問い合わせください。
ZA-IM tel:045-222-7030
ZA-IM URL: http://za-im.jp/CONTENTS/boshu.html
YCAN URL: http://www.ycan.jp/archives/2006/06/post_118.html
July 05, 2006
「デジコンフェスタ」改め「クリエイティブフェスタ横浜」開催


今年で5回目を迎える「デジコンフェスタ横浜」は今回から「クリエイティブフェスタ横浜」と名称を改め開催される。また今年は同時期9つの会場で開催される「ヨコハマEIZONE」との併催で、「クリエイターズマーケット」「デジタルコンテンツコンテスト」などのクリエイティブイベントおよび「デジタルアート教室」がZAIMを会場に行われる。
●クリエイティブフェスタ横浜
7/22-30
at ZAIM
www.idec.or.jp/cfy/
●夏休み、横浜の新たな魅力が楽しめる都市回遊型映像イベント
「ヨコハマEIZONE(エイゾーン)」開催!
www.y-eizone.jp/
July 03, 2006
ZAIMへの入居候補団体決まる

ヨコハマ経済新聞がどこよりも早く、ZAIMへの入居候補団体を掲載した。部屋数13に対して66団体の応募があり、選考は難航した模様。入居候補団体26団体が決まり団体へ通知が送られたのは7月1日。部屋数が少ないのでルームシェアという方法を取り入れ調整後に正式に入居が決まる。
はまことりも入居候補団体に選ばれた。いよいよ念願の拠点が持てる、しかも昨年の活動の中心的な場所とあって嬉しさもひとしおだ。しかし、2008年まで遠いようで近い。次のトリエンナーレまでにやるべきことはたくさんある。徐々に活動を活発化していきたいと考えている。
ヨコハマ経済新聞・ヘッドラインニュース「ZAIMの入居候補団体発表-部屋数13室の倍の26組に」
ヨコハマ経済新聞・エリア特集「アーティストが集う創造の場へ。創造界隈の新拠点「ZAIM」の全貌」
[特集]ZAIM-もうひとつの横浜トリエンナーレ(2005年12月)
July 02, 2006
はまことりがZAIM入居審査を通過
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■ ■
■ はまことりがZAIM入居審査を通過しました ■
■ ■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
はまことりMLのみなさま、こんばんは。(はまことりMLからの転載です)
はまことり事務局 小島紫乃です。
ここのところ静かでしたはまことりMLですが、お元気でお過ごしでしょうか?
4月21日、報告書を出版し、改めて横浜トリエンナーレ作戦会議よりトリエンナーレ終了まで皆が‘はまことり’や今は解散した‘わくわくアート隊’で熱心に活動してきたかをひしひしと感じました。
そして‘はまことり’が残してきた足跡はとても大きく、横浜という「まち」にとっても重要な役割を担っていることを実感しました。
私は、横浜トリエンナーレ2004はいつ?と思っているうちに2004年が終わってしまい、あれ?何かおかしい!と気づいてたどり着いたのが‘はまことり’の存在で……。関わることに迷いはなく、事情を知ったらますます放っておけない熱い気持ちになりました。
そして念願のトリエンナーレ2005の開催。
期間中は、アートというきっかけを通して素敵なサポーター仲間と出会い、ZAIMでは現実だけではなく横浜をも跳躍し、様々な都市、国からの参加アーティストと素敵な出会いをし、彼らと同じ体験を通して今でも繋がっていることは私にとって貴重な出来事です。
自分の住んでいる「まち」から発信している素敵なイベントを誇りに思いました。
次のトリエンナーレ開催に向けて、会期終了とともにスタートの気持ちで臨みたい!と思っていました。
しかし、遅まきながらも開催3ヶ月前からはまことりの活動に参加した私ですが、あまりにもハードなスケジュールに悲鳴を上げたりしたことを振り返りました。
会期終了と共に、ちょっと燃え尽きそうになったのも事実です。
しかし、次に向けての情熱の炎を消してはならない!!と自分に言い聞かせていましたし、出会いを大事に思うと、太く繋がっていたくてタイにも2度足を運びつつ、報告書制作に突入。かなりハードなスケジュールでした。
そこで、皆と話すたびに、これからはどのようにしたらスムーズに活動ができるかということを話していました。
皆が心血を注いできたことを大切にしつつ、次への飛躍につなげていくために…。
‘はまことり’のホスピタリティー活動の中心地でもあったZAIMが創造活動の拠点として一般に開放されることになった。という知らせには心から喜びました。
オープニングイベントには私もアーティストとして参加させて頂き、トリエンナーレアーティストが各々の場所に帰っていったZAIMに新しい命が宿った瞬間を感じました。
そして‘はまことり運営委員会’では、再出発したZAIMに入居し、拠点を設けることを検討しました。
それと共に、はまことりが今後拠点を設けて活動するにあたって、運営委員会で
【サポーター(ボランティア)が必要以上に消耗することがなく、「楽しく、自由に」活動することができる】器づくりをめざし、‘はまことり’の運営体制の見直しをするために幾度となく会合を重ね、協議しました。
まもなく、リニューアルした‘はまことり’をみなさまにお伝えできます。
そして、はまことり活動に深く関わる環境には次々とうれしいお知らせが届いています。
いよいよフルスロットルで前進できます!といったところです。
FP08もトリ学の再開校に合わせて発行する気マンマンです!
たのしんで元気よくいきましょー!
for our next Yokohama triennale!!
はまことり事務局:小島紫乃
最近のコメント
ノリスケ@はる美 at 2006/09/08 01:23
もうひとつの横浜トリエンナーレ
levent zaim at 2006/09/08 06:09
shino.K at 2006/09/08 16:00
石山克幸 at 2006/09/09 06:20
On the Earth at 2006/09/28 03:23