横浜トリエンナーレ2008総合ディレクター水沢勉氏は、サポーターにこう語りかけました

「横浜トリエンナーレ2008」総合ディレクターに就任した水沢勉氏は、11月29日東京での記者会見を終えてから、急遽ZAIMにも寄りサポーターに向かって語りかけられました。会場には、前日夜の急なメールでの呼びかけにも関わらず40名ほどのサポーターが集まりました。
静まりかえる会場で、水沢ディレクターは自己紹介から話を始めました。神奈川県近代美術館の学芸員のままディレクターを兼任すること。キュレーターチームを編成することなどを説明されました。
テーマは、ちょっと難解な「Time Crevasse(タイムクレヴァス)」。「20~21世紀の時代の変化やズレを体験した作品を集めたい。」「例えば、ロシアや東欧などの世界の変革やアイデンティティの危機などを経験した地域に着目したい。」「世界を代表するようなアーティストの新作も幾つか揃えたい」「サウンドスケープ系の作品など街や環境とのリンクも考えていきたい。」「会場も港湾地区だけでなく、例えば弘明寺や三渓園などのような場所も検討したい。」などと企画についての構想を語られました。
そして、歴史的なことも押さえながら、ゆっくりと離陸させていく展覧会にしたいと豊富を述べられました。
2回展との違いについては、「川俣さんは時間がないことをうまく利用して、エキサイティングで動的な展覧会にされたが、3回展は、静けさのある展覧会に熟成させたい。」「デザインされている展覧会にしたい。」「ある意味、川俣さんとは正反対なことをやりたい。」とも言われました。
サポーター関係では、アーティスト、批評家、観客、ジェーナリスト、サポーターの「交流」よりも「違い」が分るようにしたい。
サポーターは作品制作だけでなく、作品を理解し、会場での案内することも大切なことであると学芸員らしい発言もされました。
「トリエンナーレ学校」の継続についての質問したところ、川俣さんの取組みを評価されつつも同じように対応することは時間的(学芸員との兼任なので)にできないけれども、来浜した作家やキュレーターを紹介することはできるだろうと答えられました。ボランティアコーディネートについても、その重要性を理解していると回答されました。
そして、人の動きなどを確認する準備の意味からも、本展開催1年前に「プレイベント」を開催したいと提案されました。
「横浜トリエンナーレ2008」は、ついに動きだしたのです!
投稿者 hara : December 1, 2006 01:11 PM
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