著作権保護期間の延長はやめておこう。文化共有の青空を育てよう。
米政府は日本に著作権保護期間を50年から70年に延長することを求めています。
インターネット図書館「青空文庫」が著作権保護期間の延長に反対する署名活動を始めました。
<署名の受付は2007(平成19)年4月30日まで>
「古典読む自由を」著作権期間延長に反対署名 青空文庫
(朝日新聞記事)
http://www.asahi.com/culture/update/0205/004.html
著作権保護期間の延長はやめておこう。
文化共有の青空を育てよう。
(青空文庫・署名のページ)
http://www.aozora.gr.jp/shomei/
クリエイティブ・コモンズは,創造的な作品に
柔軟な著作権を定義するライセンスを提供するNPOです.
(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン)
http://neoteny.com/
著作権の考えは大事ですが、はたして著作者が死んでから70年も権利を守ることが「利益」につながるでしょうか?
まず公共の利益を考えると、一定期間過ぎたら「公共の財産」として自由に使われることのほうが文化の発展に寄与すると思います。
著作者の利益はどうかというと、著作者の望みは、著作物で収入を得て生活を確保したいという願望と同時に、広くみんなに読んでもらいたい、見てもらいたいという欲求があります。
青空文庫を主宰する富田倫生さんは、自分の本が出版されてすぐ絶版になるということを体験して、はたして著作権はほんとうに著作者のためにあるのか、という疑問を持ち、グーテンベルグまで遡って調べました。そしてそれが「青空文庫」につながったのです。
企業の利益、として始まったのが著作権である。と、彼は結論しました。その後国際法として整備されて著作者本人の権利を守るという概念として定着していますが、米政府の戦略はコンテンツビジネスにおける既得権の保護以外の何ものでもありません。
昨今「著作権」「知的財産権」をテーマにシンポジウム等がたくさん開催されていますが、そのほとんどが「自分の利益をいかに守るか」ということに終始して、社会の利益ということには触れられていません。
富田さんは「著作権は不要である」という極端な意見の持ち主です。(1999年に伺った当時)著作者の権利を守るのは社会システムであって法律ではないという考えです。
アメリカの憲法学者ローレンス・レッシグによって提唱された「クリエイティブ・コモンズ」という概念とシステムが、その答を出してくれそうです。クリエイティブ・コモンズのプロジェクトでは、知的財産権を意図的に制限して、コモンズ(共有地)という概念によって様々な創造的活動を支援できると考えています。
投稿者 takahashi : February 5, 2007 01:57 PM
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