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August 08, 2007

街角ギャラリーVol.2「惹きよせる空間ギャルリーパリ」





ZAIMビルからほんの数歩行けば見える、西欧風のシックな建物。明治時代から変わらずに残る、日本一古い鉄筋コンクリートのビルだ。7月8日、そこで画廊ギャルリーパリを運営する森田彩子さんに、画廊運営のポリシーと、トリエンナーレに向けての話を聞いた。

ギャルリーパリは森田さんのお母さんの代から続く画廊だが、森田さんがこの場所に画廊を構えたのは、何とここ横浜がトリエンナーレが開かれる地であったから。天井が高く自然の光が差し込むこの空間も気に入った。実は、もしかすると医院になっていたかもしれないというこの空間を無事確保できたことが、画廊のあり 方も左右することになった。

家族と少人数のスタッフで運営しているこの画廊での作品をみる基準は、みなが共感できること。森田さんは、作品ひとつひとつに命をかけているかは作品をみればわかるという。結果としては外国の作家、また海外在住の日本人作家の作品が多い。彼女は、この空間が海外の画廊に近い解放的な雰囲気をもっているからだ ろうと話す。画廊を見ることで、この場所に合うものをと制作期間に1,2年を費やす作家もいる。その間に作風がどう変わるか、また変わらないかはわからない。彼女は、自分の仕事はこの場所の持つ魅力を作家に生かしてもらい、あとは作品を人々の生活の中にどう入れていくかを考えることであると言う。

会社のお昼休みや仕事帰りに通う人も少なくないのは、ここに来れば現存する作家に直接会えて話ができる可能性が高いことも大きい。普段はデスクワークをしている人も、違う世界の話に触れることで刺激を受ける。作品の話の中から作家の人柄を感じ取れるのも、現代アートをぐっと身近に感じられる良いチャンスだ。 作品の前での演奏会や、ウェデイングパーティまで行えるほど柔軟性の高いスペース利用ができるのも、この画廊の特徴。生活の中に入り込んだアートを目指す森田さんの方針がここにもあらわれている。

冒頭で述べた通り、横浜トリエンナーレがあるからこそこの地域に画廊を構えたというほどのトリエンナーレ好きである森田さん。「ヴェネチア・ビエンナーレも見に行きましたが、そこで見るようなレベルの作家がここ横浜で見られたり、ZAIMでも
レクチャーしたりすることはすごいこと」。
わざわざ海外まで行かなくてもそれと同じレベルのものが地元横浜で見ることができるということをもっと横浜市民にも知ってほしいという思いが強い。

ギャルリーパリとしては、2008年の横浜トリエンナーレの発表があった次の日から、同じ時期の企画へと動き出した。今現存している作家の、この作品を横浜トリエンナーレに訪れる人に出会ってもらいたいという新作が中心だ。

ZAIM 近くを訪れた際には、是非この場所に寄って、この場所と作品たちの相乗効果を見てみると面白いだろう。

(南佳代子)

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~GALERIE PARIS ギャルリーパリ~
http://www.galerieparis.net
〒231-0021 横浜市中区日本大通14三井物産ビル
[TEL/FAX] 045-664-3917
[e-mail]  info@galerieoaris.net
[営業時間] 11:00~18:00
[休廊日]  原則日曜
[交通]  JR根岸線「関内」駅南口下車、徒歩五分
横浜市営地下鉄「関内」駅下車、徒歩五分
みなとみらい線「日本大通」駅3番出口すぐ

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[写真]
ギャルリーパリのエントランス
森田彩子さんと個展開催中の松山修平さん
松山修平さんはミラノ在住の心象風景を描く画家。板を土台とした独特の技法により表現される色の流れで、その色の向こう側にも空間を感じさせる広がりある世界を作り出す。パブリックアートとしての制作を行い、日本でも展覧会を開催。

 


投稿者 takahashi : August 8, 2007 01:53 PM

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